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大学法学部生が読むべき新書
来年度に法学部への進学が決まりました。 将来は法に関わる仕事をしようとは思っていないのですが、法学部なので入学前にほんの少しだけでも法律に触れておきたいのです。 何か、法律に関するおすすめ、あるいは読むべきだという新書を教えてください。 よろしくお願いします。
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まずは、進学おめでとうございます。 大学ではほとんど入門の講義などはなく、予習をしていることを前提とした授業がいきなり始まる場合が多いと思います。 ところが予習など法律の勉強の仕方を教えてくれる講義や書籍はあまりありません。 そんな中で私が読んでおくと良いと思う本は 法律学習マニュアル(第2版補訂版)著:弥永 真生 有斐閣 2100円 これです。 入学前に読みきっておくと良いと思います。法律を勉強する目的、勉強の方法、発展的な学習などが書かれています。 これを読んでなお余力があれば、民法の専門書又は予備校本を読むと良いと思います。民法は多くの人がわからなくて苦労します。 専門書として読みやすいものは 民法I(第4版) 著:内田 貴 東京大学出版会 民法II(第2版) 著:内田 貴 東京大学出版会 民法III(第3版) 著:内田 貴 東京大学出版会 これらだと思います。ちなみに民法IVもありますがこれは必要になってからでもいいでしょう。 値段が高いので注意してください。 なお大学ではこれらとは違った専門書が教科書として指定されている場合もあります。 また予備校本とは司法試験受験予備校が出版している本です。主な予備校としては伊藤塾、辰巳、LEC、Wセミナーがあります。これらのサイトを調べてみてください。 予備校本は専門書よりもわかりやすく書かれているので入門に適しているといえます。その反面詳細な記述は少ないです。 さらに法律には学説というものがあるのですが、専門書ならば一人の教授が書いているので一貫しているのに対し、予備校本ではいろいろな専門書から抜粋しているので一貫していない場合があります。そのため論理的におかしなところがある場合があります。またどういうわけか内容の間違いがあったりします。 まあそれでも使っている人は多いと思います。わかりやすいので。 最後に、これは入学後のことですが、上記の予備校が出版している司法試験・法科大学院受験向けの論文問題集をやることをオススメします。 なぜなら大学の試験は論述形式が普通ですし、論文を書くこと、つまりアウトプットすることで法律をよく理解できるからです。論理的思考力が身につくという副産物もあります。ちなみに大学の講義では論述の仕方は教えてくれないのが普通だと思います。 論文問題集としては Wセミナーの 論文基本問題 民法120選 など基本的なもの、解説がしっかりしているものが良いと思います。
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- tkpai
- ベストアンサー率70% (35/50)
No.4ですがうっかり書き忘れたことがあるので補足します。 私が挙げた本は、私が読みやすいと感じた本です。万人受けする小説がないのと同じように、みんながみんな読みやすいと感じる専門書はありません。 書店でじっくり立ち読みして決めてください。 私が挙げた本以外にも良い本はたくさんあります。私も挙げた本以外にもたくさん専門書を買ってます。 ちなみに学者が書いた法律の本はよく基本書と呼ばれます。
- kybos
- ベストアンサー率31% (187/591)
おめでとう。 『裁判官はなぜ誤るのか』秋山賢三(岩波新書、2002年) 元裁判官が書いた本。 新書じゃないけど、 『法学入門』末川博(有斐閣双書、2005年) 最初に書かれたのは古いけど、いい本だよ。 それから、裁判所に行って傍聴してきたら? その日にぶらっと行っても傍聴できるから。 民事はわかりづらいと思うので、刑事事件。 できれば即決裁判手続のものがわかりやすい。
法学教室 法学セミナー
- hirom31
- ベストアンサー率38% (26/67)
新書って「新刊本」あるいは「新しい本」って意味でしょうか? それとも、「新書判」の本のことでしょうか? 一般的には、後者の意味で使うことが多いと思います。 前者の意味で使わうこともあることはあるようですが・・・。 それはさておき 薄っぺらい初心者向きの本でいいと思います。 意外と大事な考え方が載っています。 あるいは、司法協会の「○○概説」もいいかもしれません。
補足
新刊の本も新書と呼ぶことがあるんですか・・・。 僕は、「新書判」のつもりでした。 >>薄っぺらい初心者向きの本でいいと思います。 できれば、具体例を・・・。 店頭で結構な量の法律関係の書が並んでてすごすごと帰ってきたのです。