• ベストアンサー

答えが気になる回路の問題

・抵抗とインダクタンスの直列回路の電流が知りたいのです(周波数はω(オメガ)として) V=√VR^2+VL^2 と V(電圧)=XL(インダクタンス)×A(電流)と XL=2πfL(周波数L) から A=2πωLぶんの√VR^2+VL^2   でいいのでしょうか?答えがなくて迷ってるのですが・・。 ・また、RとX(=ωL)の値が等しいときR-Lの直列回路の位相関係は45度ですけど、なぜこれがいえるのでしょうか? お願いします(m_m)

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • Umada
  • ベストアンサー率83% (1169/1405)
回答No.2

複素数を用いたインピーダンス計算の方法を知っていれば話は早いのですが、まずそれを使わずに考えてみます。(私も最初は複素数を使わない計算から入りました) 問題で既知の量はω、L、R、Vの4つでよいでしょうか。 また以下の計算では電流をIで示し、また添字を_Rのように表現することにします。 インダクタンスLに交流を流す場合、電圧と電流の位相が90°ずれる(電圧の位相が進んでいる)ことはご存じですよね。 ベクトル図はご存じですか? 電圧と電流の位相関係を示す図で、インダクタンスの場合の例を図1に示しました。反時計回りで先んじているものほど「位相が進んでいる」と言います。 インダクタンスにかかる電圧V_L ↑ │ │←90° │ │ ┿━━→電流I 図1 インダクタンスのベクトル図 さて抵抗Rでは電圧と電流の位相は一致します。敢えてベクトル図に書けば  電流I ┿━━→━━→抵抗にかかる電圧V_R 図2 抵抗のベクトル図 となります。うまく描きにくいのですが二つのベクトルが重なっている様子を思い浮かべて下さい。 さてご質問の直列回路では、インダクタンスに流れる電流=抵抗に流れる電流=全電流Iです。そこで図1,2を電流Iが一致するように重ね合わせて描いてみます。V_LとV_Rが90°ずれることに留意して下さい。 インダクタンスにかかる電圧V_L ↑    ●←全体の電圧V │ │←90° │ │ └────→抵抗にかかる電圧V_R 図3 合成インピーダンスのベクトル図 全体にかかっている電圧Vは●で示した点に対応します(等幅フォントでご覧ください)。 三平方の定理から明らかなように、V=√(V_R^2 + V_L^2)の関係があります。 さてmattsu555さんも既にご承知のように V_L=I×ωL V_R=I×R の関係がありますから、これを当てはめます。すると V=√[I^2×{(ωL)^2+R^2}] =I×√{(ωL)^2+R^2} となります。I=の式に直せば I=V/√{(ωL)^2+R^2} です。これが答えです。 ωL=Rであれば図3でV_LとV_Rの大きさは等しいことになり、この場合VとI(IはV_Rと位相は同じ)の位相差が45°になることは自明です。 mattsu555さんの解答では、Vを異なった二つの意味に使っているために答えが合わなくなっています。 最初の V=√VR^2+VL^2 では、Vは「回路全体にかかる電圧」を示していますが、次の V(電圧)=XL(インダクタンス)×A(電流) ではVは「インダクタンスの両端にかかる電圧」を示すことになっています。当然、最初の式のVとは異なった物理量です。2番目の式のVはV_Lと表現すべき電圧です。 なおご質問の文を拝見しますと、周波数fと角周波数ωもどうもごっちゃになっている感じがします。両者の関係は2πf=ωであり、混同されませんよう。 -------- 最後に複素数を用いたインピーダンスの計算のやり方も示しておきます。(ご存じかとも思いますが、電気の世界では虚数単位にjの文字を当てるのが習慣です) これを使うとベクトル図を描かずに、リアクタンスを抵抗と同じように扱って計算することができます。 コイルのリアクタンス X=jωL (j×2πfL) 抵抗との合成インピーダンス Z=R+X=R+jωL インダクタンスと抵抗の全体にかかる電圧がVであるなら、電流Iは I=V/Z である。上記の値を当てはめて I=V/(R+jωL) =V(R-jωL)/{R^2+(ωL)^2} ←分母分子に(R-jωL)を掛け、分母を実数にした 電流Iの大きさを知りたければ、複素数の絶対値の定義から |I|=V√{R^2+(ωL)^2}/{R^2+(ωL)^2} =V/√{R^2+(ωL)^2} と計算される。(当たり前ですが、上と同じ答えになります) RとωLが同じ場合の位相については I=V(R-jR)/(2 R^2)=V(1-j)/2R で、実部と虚部の大きさが同じであるから、VとIは位相が45°(π/4)だけずれている。

その他の回答 (1)

  • mmky
  • ベストアンサー率28% (681/2420)
回答No.1

参考までに 電流をI=A*sinωt とすると :ω=2πf 抵抗RとインダクタンスLの直列接続の両端の電圧 E は、 E=RI+L{dI/dt} ですね。 L{dI/dt}=L{d(A*sinωt )/dt}=ωL{A*cosωt}=ωL{A*sin(ωt+π/2)} E=R{A*sinωt}+ωL{A*sin(ωt+π/2)} {sinωt}と{sin(ωt+π/2)}は90度の直交関係ですね。 だから電圧の大きさは、直角三角形の長辺の求め方と同じで、 E=I*√{R^2+(ωL)^2} 直列のインピーダンスの大きさ|Z|=*√{R^2+(ωL)^2} 抵抗とリアクタンス分の位相差θは、 θ=tan-1(ωL/R) ωL=R のときは、θ=tan-1(1)=45度 ということですね。 参考程度に

関連するQ&A

  • 答えが気になる回路問題の続き

    さっきとにている問題なのですがやはり答えがないのでお願いします。 ・R(抵抗)とC(コンデンサ)の直列回路(周波数ω)の電流を求めたいのですが V=√VR^2+VL^2  と A=Xc(容量リアクタンス)分のV Xc=2πfC(fは周波数)分の1を利用して A=2πωC分の1分の√VR^2+VL^2 =2πωC×√VR^2+VL^2 でいいのでしょうか? またRとXc(ωc分の1)の値の比が1:√3の時の位相関係はどうなるのですか? こちらは検討がつきませんでした(汗 最後に素朴な疑問?なんですがどうしてインピーダンスに交流を加えるとAはVよりなぜ90度だけ位相が遅れるのでしょうか?

  • RL回路の周波数特性について

    RL直列回路に交流電圧を流したときに、Rの抵抗値とLのインダクタンスは一定の状態で電圧の周波数だけ変えて、RとLの位相差や流れる電流の量について計測したのですが、流れる電流の値の理論値と、回路に直列につなげた電流計の指す値が大きく異なってしまいます。 オシロスコープでRとLのプローブ間電圧を計測したところ、電源周波数1kHzで Lの振幅は3.0Vに設定したところ、Rの振幅は1.6Vになりました。 R=220Ω L=50mH を使用したので、 I=Ee/(R^2 + (ωL)^2)^(1/2) で計算したところ、0.017285573 [A] という結果になったのですが、実際に計測した値は0.0005 [A] となり、どう考えてもおかしいので計測ミスかと思い始めてきました。 経験豊かな方のご意見いただければと思います。 よろしくお願いしますm(_ _)m

  • 共振回路のある問題。

    【 RLC直列共振回路において、回路に共振周波数の正弦波交流電圧 v(t) = √2・V0sin(ωt) を印加したとき、回路に流れる電流とL,C,R各素子の両端の電圧の瞬時値を現す式を求めよ。ただしV0は周波数によらず6Vであり、L=0.5mH,C=20pF,R=10Ωとする。 】 という問題があるのですが、解答で 【 回路に流れる電流は、電源の周波数が共振周波数のときは I = V0/R = 6 】 とあり、これは分かるのですが、その次に 【 これを用いると、R,L,Cの両端の電圧は、各々 VR = RI VL = jωLI VC = I/jωC 】 とあるのですが、ここが分かりません。共振周波数のときはIが最大のときなんですよね?そのときはコンデンサーとコイルのインピーダンスが両方無くなるときだったような気がするのですが、そうすると、上のような計算はできないと思うのですが…? よろしくお願いします。

  • RL直列回路とRC直列回路

    RL直列回路,RC直列回路で,それぞれ周波数を大きくしていき,それぞれのリアクタンスとインピーダンスを求めるという実験をしたのですが,実験結果から,|Z|とリアクタンスXLの値を求めると,どちらも値がほとんど同じになってしまうのですが,どうして同じになるのでしょうか?それとも私の計算間違いでしょうか?教えてください。 また,R,Lの端子電圧VR,VLについて,コイルの中には内部抵抗があるということなんですが,VL=I×(XL+コイルの内部抵抗)で式は成り立っているのでしょうか? 詳しい解説をお願いします!

  • 交流回路

    出ていた答えの数字がとてつもない数字で正解かどうかわかりません。教えてください。抵抗、コイル、コンデンサの交流直列回路を電圧6〔V〕、周波数1〔KHz〕交流電源に接続した。抵抗は100〔Ω〕コンデンサの容量は1〔μF〕,コイルのインダクタンスは10〔mH〕であるという。この直列回路に流れる電流をもとめよ。また、電源電圧と電流との位相角はいくらか? ですが、XE=2πfL=0.06〔Ω〕、Xc=1/2πfc=159154.9〔Ω〕 I=V/Z=3.78×10(-5)という答えになりましたが、ただしいのでしょうか?

  • RL直列回路の回路電流について教えてください。

    コイルと抵抗を直列に接続した回路があります。 電源周波数を0Hz(=直流?)とした時、 回路電流はどうなりますか? 計算では V(電源電圧)=√(VL^2+VR^2) Z(合成インピーダンス)=√(L^2+R^2) オームの法則から I=V/Z のように解くと予想したのですが… できれば計算での求めかたも教えてくださると助かります。。。

  • RLC共振直列回路のXL,XCの求め方。

    RLC共振直列回路について質問です。 VRが最大でVL=VCの時の 共振周波数f,抵抗の両端の電圧VR,コイルの両端の電圧VL,コンデンサの両端の電圧VCが分かっています。 以上の4つより誘導リアクタンスXL,容量リアクタンスXCを求める方法の回答お願いします。 回路に流れる電流、各抵抗R,L,Cは分かりません・・これらが求め方が分からないのですが

  • 電気回路の問題です

    電気回路の問題です R=10kΩ、L=10mH、C=1μFのRLC直列回路に、実行値100Vの電圧を加え、その周波数を変化させるとき、最大電流を流す周波数fおよび最大電流Iを求めよ やり方を教えて下さい

  • 直流回路の解説お願いします。

    (1)自己インダクタンスLのコイルと電気容量Cのコンデンサーを直列につなぎ、時刻t=0に直流電圧Vを加えた回路がある。回路に流れる電流I(t)を求めよ。 (2)抵抗Rと自己インダクタンスLのコイルと電気容量Cのコンデンサーを直列につなぎ、時刻t=0に直流電圧Vを加えた回路がある。回路に流れる電流I(t)を求めよ。 解説お願いします。

  • 結合回路の問題ですが

    一つ目の回路が交流電源Eと抵抗RとインダクタンスL1の直列回路です。ここに流れる電流をI1とします。 二つ目はインダクタンスL2とコンデンサCの直列回路です。ここに流れる電流をI2とします。 この二つの回路のL1,L2が近づいている結合回路です。 わかりにくければ、補足説明を入れてください。 図で表してみます。 この場合でI1とEが同相になる条件を求めたいのです。 網目法を使いI1を求めることは出来ますが、その後どうすればいいのでしょうか? 同相と言うことは虚数部が0になればいいわけなのでI1の虚数部=0という式を立てればいいのでしょうか? 初心者で、まだ自信が無いので質問させていただきました。よろしくお願いします!