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大型トラックの車軸数について

大型トラックの車軸数(軸構成)って、幾つか種類がありますよね。前1軸・後2軸、前2軸・後1軸、前後2軸(4軸)、など。これって、使う側は何を基準に選んでいるのでしょうか。積荷の種類とかで決まってくるのでしょうか。特に、前2軸・後1軸の奴ってどんなメリットがあるのですか。雪道を登る時など、前の2軸が抵抗になって登りづらいということを聞いたことがあるのですが、もしこれが本当だとすると通常の舗装路でも前の2軸の抵抗が大きく、燃費も悪くなるのではないのですか。それに回転半径も大きくなると思うし。どなたかご存知の方、教えて下さい。

質問者が選んだベストアンサー

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回答No.5

こんにちは。 昔、大中型車の販売会社で整備をしてました。 (1a) 前1後2軸(1デフ)=一般的にロングタイプの荷台で舗装路の走行を主としたものに多いです。また空容器(ドラムカンなど)や発砲スチロールなどの軽量物の運搬に用いる車は、最後軸がWタイヤではなくシングルタイヤのものもあります。(デフは後軸2軸のうち前のみ) (1b) 前1後2軸(2デフ)=後軸2軸共にデフを持っているタイプで、主にダンプやミキサー車等の荒地を走行することのある車両に多く使われます。 (2) 前2後1軸=タンクローリー等の液体運搬車に適しています。車両が動けば通常の運搬物と違い液体は加速すれば後ろに、減速すれば前に、曲がれば外側に遠心力で過重が移動します。タンクの内部も細かく仕切るなどの工夫がされその影響は軽減されてはいますが、それでも前1軸だと軽い減速をしながらカーブを曲がるときなどはフロントタイヤのトラクションが負けてしまい、極端なアンダーステア(外側に膨らむ)になり、過去に事故が多発したためにこのタイプが造られたようです。回転半径が大きくなると言われますが、前2軸にすることでむしろより曲がる能力の向上と、さらにブレーキングの能力があがっています。また積雪の多い地方ではまた別の問題があるようですね。 (3) 前2後2軸=このタイプは車体を支えるタイヤの本数を増やすことによりタイヤ自体の大きさを小さく出来、さらに軸数も増えるのでリーフスプリング(サスペンション)の枚数が少ないため車高が下がり、より高さのあるものが運搬できる(一般道は積荷を含めて最大3.8mまで)という利点があり、また車高が低いためブルドーザーなどの道路を自走できない車両の積み下ろしが安易にできます。 また、前1後2軸の車両には全輪駆動(6WD)のものもありますが、一般的にはあまり使われておらず、自衛隊車両や営林署などで使われてます。

pwmercedes
質問者

お礼

御回答有難うございます。とてもわかりやすい内容で大変参考になりました。

その他の回答 (4)

  • a-funatsu
  • ベストアンサー率34% (115/335)
回答No.4

車の軸数、確かに色々ありますね。 現在、日本で走行できる車は大きく分けて3つの法律をにらみ、その範囲の中で作られています。 一つはよくご存知の免許制度、それから道路運送車両法の保安基準、もう一つはちょっと忘れてしまいましたが、建設省(国土交通省)の法律です。 その3つのなかで特に大型トラックに引っかかるのが、建設省の法律と運輸省の保安基準です。 建設省は前軸と後軸の長さが何メータなら車輌の総重量(積み荷を積んだ状態)で何トンまでOKとかを決めてあります。 また、保安基準は一つの軸にかかる重量が10トンまでとかを決めてあります。 そのようなことから、積み荷にあわせて車を色々メーカーが作るわけです。いわばトラックは法律の固まりと思って結構です。 タンクローリーなどは前輪に負荷がかかるため前が2軸になっているものが多いですが、タイヤの関係から後ろに重心を持った後ろ2軸がこれから多くなるかもしれません。 冷凍車も前側に負荷がかかります。 また、高速道路でよく見る長距離宅急便の車は積み荷も決まっているし、重量もあまりかさまない事から、運転しにくいですが比較的購入価格の安い前2軸を選びます。 積み荷重量は軽いが量を運ぶときは4軸とか3軸の低床タイプをつかったりします。 全体の車両重量、車の大きさ(高さ3.8m限度)、1軸は10トンまで(車輌総重量25トン車の後軸は9.5トン)、タイヤの限界過重などを念頭にして、高速道路などでトラックを見てみて下さい。面白いですよ。

pwmercedes
質問者

お礼

御回答有難うございます。自分は車が好きで大型トラックや大型トレーラーとすれ違うとついつい軸数などを見てしまいます。a-funatsuさんの御回答により、これからますます大型車両をみるのが楽しくなりそうです。

  • 4yuzu4
  • ベストアンサー率15% (15/96)
回答No.3

軸数を増やすメリットですが、 トラックは後ろの軸はダブル(一カ所に2個のタイヤ)が多いのですが、これは、タイヤの本数を増やすことによって一本のタイヤにかかる荷重を減らす意味もあります。そのことによって、小さなタイヤで良いわけです。 タイヤが小さくなると荷台が低くなり、重心が下がるとか、人力での荷物の積み卸しが楽とか(これはおまけみたい)と聞いたことがあります 前後2軸(4軸)でほかに比べ極端に荷台の低いトラックもあります。

pwmercedes
質問者

お礼

御回答有難うございます。タイヤへの荷重とか、重心の問題とかいろいろなメリットがあるのですね。

回答No.2

さきほどアドバイスを入れましたtakeyan458です。 参考URLを入れるのを忘れていました。 参考にして下さい。

参考URL:
http://www.hino.co.jp/mono/faq/hnfaqtruck2.html
pwmercedes
質問者

お礼

有難うございます。早速見てみたいと思います。

回答No.1

前2軸・後1軸のトラックの種類ですと、タンクローリーが多いと思いますが、これはタンクに入る量が決まっていて過積載ができないため、後輪にかかる過重がそれほど増えません。 逆にダンプでこのレイアウトですと、過積載に対して後輪軸重がオーバーし構造的に耐えられなくなる恐れがあります。そういう理由からダンプ等は前2軸・後1軸のレイアウトは見かけません。 タンクローリーは減速時に液面が前方に移動し、前輪に荷重がかかるためこのような配置になっているようです。

pwmercedes
質問者

お礼

なるほど!タンクローリーの減速時の荷重の件は気がつきませんでした。有難うございました。

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