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球の表面積(途中過程もお願いします。)

stomachmanの回答

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  • stomachman
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回答No.6

●一般に、回転体の表面積を求める問題と考えましょう。 滑らかな関数f(x)による y=f(x) ≧ 0 (x∈[a,b]) のグラフをx軸のまわりに回転させて出来るものの側面の面積A。 このグラフy=f(x)の、xとx+dx (dxは微小量)の間の部分だけ考えますと、2点(x,f(x))と(x+dx,f(x+dx))を結ぶ線分で近似できます。即ち(x,f(x))と(x+dx,f(x)+f'(x) dx )を結ぶ線分です。ここにf'(x) はf(x)をxで微分したものです。この線分の長さをv(x)dxとすると、 v(x)dx=√{(dx)^2 + (f'(x) dx)^2} = dx√{1+ f'(x)^2} 。 さて、この線分をx軸のまわりで回転させて作った円環の面積をs(x)dxとすると、(高次の無限小を無視して)円周の長さは2πf(x)、円環の幅がv(x)dxだから、 s(x)dx = 2πf(x)v(x)dx 従って s(x)=2πf(x)v(x)=2πf(x)√{1+ f'(x)^2} となります。 これをx=aからx=bまで積分すれば回転体の側面の面積Aが得られる。 A = integral{x=a~b} s(x) dx ●では球面の場合。 f(x)=√(r^2-x^2) (r>0, x∈[-r,r]) の場合はどうかと言いますと、 f'(x)=df/dx=-x/√(r^2-x^2)=-x/f(x) だから s(x)=2πf(x)√{1+ f'(x)^2}=2πf(x)√{1+ (x^2)/(f(x)^2)}  =2π√{(f(x)^2)+ x^2}=2π√{(r^2-x^2)+x^2}=2πr 面白いことに、s(x)はxに依らない定数になってしまいます。そして A = integral{x=-r~r} s(x) dx  = integral{x=-r~r}(2πr) dx  = (2πr)(2r) = 4π(r^2) ●同じ事を極座標でやってみましょう。x=r sinθ, y=r cosθとします。 θからθ+dθまでの円弧の長さは(r dθ)。これをx軸のまわりで回転させて作った円環の半径はy=r cosθだから、この円環の面積をa(θ)dθとすると、幅(r dθ)×長さ(2πy)で表される。つまり a(θ)dθ=2π(r cosθ)(r dθ)=2π(r^2) cosθ dθ 従って表面積Aは A = integral{θ=-π/2~π/2} a(θ)dθ  = 2π(r^2) integral{θ=-π/2~π/2} cosθdθ  = 2π(r^2) [sin(π/2)-sin(-π/2)]  = 2π(r^2) [1-(-1)]=4π(r^2) これならどうでしょう。

keroro
質問者

補足

>滑らかな関数f(x)による y=f(x) ≧ 0 (x∈[a,b]) のグラフをx軸のまわりに回転させて出来るものの側面の面積A。 このグラフy=f(x)の、xとx+dx (dxは微小量)の間の部分だけ考えますと、2点 (x,f(x))と(x+dx,f(x+dx))を結ぶ線分で近似できます。即ち(x,f(x))と (x+dx,f (x)+f'(x) dx )を結ぶ線分です。ここにf'(x) はf(x)をxで微分した ものです。この線分の長さをv(x)dxとすると、 v(x)dx=√{(dx)^2 + (f'(x) dx)^2} = dx√{1+ f'(x)^2} 。 とありますが、2点で近似できるとは側面積の事ですか?それから、お手数ですが「即ち~」からどうしてそう言えるのか教えて下さい。

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