HPLC測定による検出限界(DL)、定量限界(QL)の計算方法

このQ&Aのポイント
  • HPLC測定における検出限界(DL)と定量限界(QL)の計算方法を教えてください。
  • DL(検出限界)とQL(定量限界)は、HPLC測定において重要なパラメータです。
  • DLとQLの計算式はそれぞれDL=3.3σ/SおよびQL=10σ/Sです。具体的な計算方法について詳しく教えてください。
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検出限界(DL)、定量限界(QL) 計算

HPLC測定をしています。検出限界(DL)、定量限界(QL)を計算したいのですが、 DL=3.3σ/S σ:レスポンス標準偏差 S:検量線の傾き QL=10σ/S σ:レスポンス標準偏差 S:検量線の傾き となっています。式をみてもよくわかりません。具体的にどのようなことをすれば良いのでしょうか? 式の意味も、検量線の傾きは、わかるのですが、レスポンス標準偏差がわかりません。 具体的にどのような分析結果をどのように算出すれば、良いのでしょうか? 検出限界を求めるために、以下のようにHPLC測定をしました。結果は、 0.0001%試料 では、面積値18296、21926、223540 0.00005%試料 では、面積値5828、7156、6166 0.000025%試料では、面積値791,803,797 (マニュアルでピークを検出津) 0.00001%試料では、nd です。

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回答No.1

検出限界(Detection limit) 定義:検出限界とは,試料に含まれる分析対象物の検出可能な最低の量又は濃度のことである.検出限界では定量できるとは限らない. 評価方法:通例,検出限界における消費者及び生産者の危険率が5 %以下となるように検出限界を定める.検出限界は,ブランク試料又は検出限界付近の分析対象物を含む試料の測定値の標準偏差及び検出限界付近の検量線の傾きから算出される.例えば,検出限界は,測定値が正規分布し連続な場合には,検出限界付近の検量線の傾き及びブランク試料の測定値の標準偏差から,次式により求めることができる. DL=3.3 シグマ/slope DL:検出限界 シグマ:ブランク試料の測定値の標準偏差 slope:検出限界付近の検量線の傾き クロマトグラフィーの場合には,測定値の標準偏差の代わりにノイズ・レベルを用いることができる.分析法の検出限界が試験の規格値よりも小さいことを確認する. 定量限界( Quantitation limit) 定義:定量限界とは,試料に含まれる分析対象物の定量が可能な最低の量又は濃度のことである.定量限界の分析対象物を含む試料の測定値の精度は,通例,相対標準偏差で表して10%である. 評価方法:定量限界は,ブランク試料又は定量限界付近の分析対象物を含む試料の測定値の標準偏差及び定量限界付近の検量線の傾きから算出される.例えば,定量限界は,測定値が正規分布し連続な場合には,定量限界付近の検量線の傾き及びブランク試料の測定値の標準偏差から,次式により求めることができる. QL=10 シグマ/slope QL:定量限界 シグマ:ブランク試料の測定値の標準偏差 slope:定量限界付近の検量線の傾き クロマトグラフィーの場合には,測定値の標準偏差の代わりにノイズ・レベルを用いることができる.分析法の定量限界が試験の規格値よりも小さいことを確認する.

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お礼

お礼が遅くなってすみません!! DL.QLについて、詳しくご説明くださり有難うございました。 解決しました!!

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