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奈良県の柿の葉寿司
以前、奈良県の友人に名物を聞いてみると「柿の葉寿司が有名で、鮭や鯖を乗せて柿の葉で巻いている」と返事が返ってきました。 その時に「奈良県は内陸県(海に面していない)なのに、何故魚を扱う寿司が有名なのだろう?」と疑問を持ちました。鮭は川で獲れますが、鯖は川では獲れないはず・・・。 何故柿の葉寿司が有名になったのでしょうか?誰かご教授お願いします。
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京都の鯖寿司同様に海からあがった鯖に一塩をして街道を通り山間部に運搬されるいわゆる「鯖街道」があったからでしょう。 鯖街道といえば若狭から京都のルートが有名ですが、その昔は鯖街道がいくつもあったとされます。 奈良の柿の葉寿司は東熊野街道がそれだったようです。 つまり保存のために塩をした鯖は海辺ではなく山間部の名産品なのです。 その土地土地で風土にあった鯖寿司に加工されたのでしょう。 ちなみに鮭を使ったものは最近のもので古来からあるものではありません。 鯖寿司自体も昔のものとは違って、現代人の口にあうようアレンジされています。 http://www.izasa.co.jp/brand/history/16.html でも、おいしいですよね。私も大好き。ちょっとばかりお高いのですが、手間を考えれば仕方ないですね。 蛇足ですが煮アワビが甲州(山梨)の名産だって知ってますか? 駿河湾で捕れたアワビを醤油で煮て馬の背で運ぶうち甲州に着く頃に調度いい案配のおいしい煮貝になっていた、と。 http://www.umai-mon.com/user/scripts/p_product.php?product_id=4965 昔の人の保存の知恵の賜物ですね。
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- yasuhiga
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もともと寿司は保存食的色彩が強いですからね。 滋賀県の鮒ずしは典型ですね。 岐阜県北部飛騨地方も、富山でとれたイカやブリの塩漬けが多かったようです。ブリのうち1本を飛騨高山の家族のもとに置いて、残り何本かを峠を越えた信州松本に売りに行く。それが男の甲斐性でした。 また、飛騨にはほおば寿司というものもあり、朴(ほお)の葉っぱで包んでいます。土地折々の葉っぱを使うようですね。
お礼
内陸県である岐阜県で「海の幸」の名産物、一見考えられないですが奥深い名物がたくさんあって本当に面白いですね! 葉っぱにも色々栄養分があるというのを知れて良かったです。 ご回答ありがとうございました!
- tarepanda009
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私も詳しいことを知っているわけではありませんが、参考になりますでしょうか。(内陸で鯖を食べるための知恵だと思います。京都の鯖寿しも似たような理由だと思います。) http://www.kakinoha.co.jp/QandA/index.html
お礼
魚は新鮮さが命、特に青魚の中でも鯖は鮮度がすぐ落ちると聞いたことがあります。京都は日本海に面していますが中心地となると運ぶのにも時間がかかりますよね・・・。 ご回答いただきありがとうございました!
- URD
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鯖街道 などという言葉もありますがその昔鯖は塩漬けにして保存性を高めて山間部に貴重な蛋白源となりました 下記参照まで http://www.kakinohasushi.co.jp/frame_tradition.html
お礼
「鯖街道」という言葉を初めて知りました。山間部に住んでいる方にとって魚介類は貴重なもの、山間部だからこそ「柿の葉寿司」が誕生したかもしれませんね。 ご回答いただきありがとうございました!
お礼
昔の人は食べる為に美味しさ・鮮度を保つ知恵を絞って素晴らしい保存方法を残してくれたのですね。 実を言いますと、青魚が苦手(臭い)なので柿の葉寿司を食べたことがありません!アレルギーではないらしいので、食べれる可能性はありますので一度は食べてみたいと思っています。 山梨の名物といえば「葡萄・桃」と思い浮かびましたが、恥ずかしながら煮アワビの件については全く知りませんでした。 ご回答いただきありがとうございました!