デルタ結線の絶縁トランスって何?質問内容を解説します

このQ&Aのポイント
  • 海外の直流電源装置(兼回生式電子負荷装置)の導入を検討していて、デルタ結線の絶縁トランスについて疑問があります。この装置は容量150KVAで、出力電圧はDC 5~400V、出力電流は-500 ~ +500A、出力は-120~+120Kw、入力電圧は3相240VACです。
  • この装置に絶縁トランスを設けることで、一次側と二次側を分けて安全性を高めることができます。また、デルタ-デルタ結線方式を選択することで、高調波に対処することができます。さらに、トランスと装置の間の距離を数メートル以内にすることで、外部からのノイズを避けることができます。
  • 絶縁トランスの二次側は接地しないようにする理由は、直流電源装置(兼回生式電子負荷装置)の特性によるものかは不明ですが、二次側を接地しない場合は電気設備基準の変圧器のB種接地を行わないことになります。一方、一次側は接地することが一般的です。
回答を見る
  • ベストアンサー

デルタ結線の絶縁トランス

試験設備として海外の直流電源装置(兼回生式電子負荷装置)の導入を検討しています。容量は出力電圧 DC 5~400V、出力電流 -500 ~ +500A、出力-120~+120Kw、入力電圧3相240VACです。 この装置の入力側に絶縁トランス(容量150KVA デルタ-デルタ結線)をケーブル長数メートル以内に設けるように、そして二次側は接地せずに一次側のみ接地するようにとの条件が装置の製造元より示されております。 このような絶縁、接地の考え方がよくわかりません。なにか参考になる考え方がありましたら教えて下さい。 具体的には: 1. 絶縁トランスを設けるのは電気回路を分けて一次側と二次側を切り離し安全性を高めることと思いますが、それ以外の意図も考えられるのでしょうか? 2. デルタ-デルタ結線にするのは高調波に対処することが目的と思いますが、あえてデルタ-デルタ結線方式のみを指定する背景はどういうことなのだろうと考えています。スター-デルタ結線とデルタ-デルタ結線では高調波を抑える性能に違いがあるのでしょうか? 3. トランスと装置の間の距離を数メートル以内にするというのは外部からのノイズを避ける目的かなと考えておりますがそれ以外の理由も考えられのでしょうか? 4. デルタ-デルタ結線の絶縁トランスの二次側を接地しないようにというのはどのような理由が考えられるでしょうか?直流電源装置(兼回生式電子負荷装置)という装置の特性からくるものかどうか解りません。 5. 二次側を接地しない場合は電気設備基準の変圧器のB種接地を行わないことになると思いますが、それに伴う問題点はどのようなことが考えられるでしょうか? 6. 一次側を接地するようにということは変圧器の筐体を接地することではないかと考えていますが一次側(例えば400VAC)の巻線を接地するというようなこともある得るのでしょうか?もしそうだとすれば特注する変圧器の製造元にそのような構造にするように指定する必要があるのではないかと思い質問する次第です。 7. 一般的にデルタ-デルタ結線の変圧器の接地はどのようにするのでしょうか?二次側がデルタ結線の場合はやむを得ずどれかの端子を接地するという説明もあるようですが。 よろしくお願いします。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
回答No.1

1.当該試験設備の中身が分からないので想像を交えて回答します。もし試験装置の交流側と直流側が絶縁されていないと、直流側で地絡が起きると事故となります。よって交流入力側は非接地としなければなりません。普通の低圧電源は接地されているので、絶縁のために必要となります。 2.高調波に対しては、Δ-ΔもY-Δも同じです。この場合はどちらでもいいと思います。 3.整流回路なのでかなり大きな高調波電流が流れますが、それよりも、非接地電源回路を余り長くしないほうがいいということではないでしょうか。 4.1で説明済みです。 5.この絶縁トランスは低圧-低圧なので、B種接地ではありません。B種接地というのは、一次が高圧の場合の低圧側の接地のことです。 6.絶縁トランスの一次側は、その元の変圧器でB種接地がされているので、電路を接地をしてはいけません。大事故になります。筐体は接地してください。 7.今回の場合ではなく、あくまでも一般的な場合という前提ですが、電路のどこを接地してもかまいません。例えば、200Vの中間点にタップを出して、単相3線式の電源もとる場合は、中間タップのところを接地します。そういう特殊なものでない場合は、普通はS相を接地します。なお400Vの場合は、必ずスター結線とし、中性点を接地します。

IKE100
質問者

お礼

早速ご回答いただきありがとうございます。 非常に理解が深まりました。 ありがとうございました

その他の回答 (1)

回答No.2

NO1の回答者ですが、1.の回答を修正します。 試験設備であるから、直流側につなぐ設備は不特定であって、中には+か-のいずれかが接地されている場合もありうる。その場合に地絡事故を起こさないためには、交流電源を非接地にしておく必要がある。

IKE100
質問者

お礼

更なるご説明をいただきありがとうございます。 理解を深めて検討を進めることができるようになりました。

関連するQ&A

  • 絶縁トランスについて

    絶縁トランスについて教えてください 3φ200Vの2線を使って100Vを取り出すのに絶縁トランスを使います。 この場合、変圧器二次側の1線は接地した方が良いのでしょうか? 対地電圧は非接地だと50V-50V 接地すると100V-0Vになりますね ご意見お聞かせください。

  • 【電気・スターデルタ結線トランスの回答の謎】「2次

    【電気・スターデルタ結線トランスの回答の謎】「2次側低圧のトランスにスターデルタトランス」は普通にあります。 200Vの動力ですが、RST相のうち、S相を接地します。 接地する目的は、 ・高低圧混触の低圧電圧の上昇を防ぐ ・接地することでRST各相の電位を確定する ・漏電遮断機を確実に動作させることです。」 1.2次側が低圧のトランスにもスターデルタ結線トランスは普通にある 2.スターデルタ結線のトランスの2次側のRST相のうち、S相を接地します。 3.デルタ結線には中性点はない スターデルタ結線の2次側のデルタ結線には中性点がないのにどうやって電流が常時流れているS相とアースバーを繋ぐのですか?地絡しないのですか?? そもそもデルタ結線には中性点がないのにどこに接地を繋ぐのですか?地絡しない理由を教えてください。

  • S相接地で三相のバランスが狂う?

    ”変圧器のS相接地をすると三相のバランスが狂う”という記載を読みました。三相のバランスが狂うというのは具体的にどのようなことでしょうか? 現在一次側400V、二次側240Vの3相、デルターデルタ結線、150KVAの絶縁トランスを輸入直流電源装置への電源供給用に検討しています。変圧器のデルターデルタ結線は輸入直流電源装置のメーカーの指定です(なぜなのかの説明がありませんが)。一次側のS相を接地するとAC電源としての品質が低下(波形の歪み、相間の電圧のばらつきなど)するということでしょうか? 直流電源装置から出力される直流の品質に影響が出るのではないかと思い質問する次第です。よろしくお願いいたします。

  • デルタ結線、スター結線の違いによるインバーター漏電

    技術の森の皆様、いつも大変お世話になっております。 皆様のお知恵をお借りしたく投稿させて頂きます。 いつも大変、大変参考にさせて頂いております。 当方、アメリカ製の機械を日本向けに輸出販売しております。 以下仕様のアメリカ製の機械を輸入し、山梨(50Hz)に納入しました。 200 - 240VAC 50 Hz 5A @230VAC Three-phase 客先施設の200V三相電源にて接続し稼働したところ関東電気保安協会より、60mAの漏電を検知したと報告がありました。 電気屋を交え原因を探ったところ、客先施設内のデルタ結線の接地方法が「コーナーグラウンドデルタ結線接地/corner grounded delta transformers.」であり、この結果、当該機に付属するインバーターでのロスが大きくなり、インバーター内のノイズフィルターが漏電を発生させているとの見解に至りました。電気屋よりは日本では一次側はデルタ結線が一般的で、工場などでスター結線で接続することは稀とも伺いました。 添付画像「対応策」をご参照下さい。 解決策として、他の海外製の設備も多く使う客先であり、絶縁トランスを設置し二次側をスター結線として負荷に接続することで、漏電も小さくなり、他の機器と分離することで漏電ブレーカーが他の機器に対して有効になるという方法を講じました。現在もこの状態で運用されております。 この事態をアメリカの本家メーカーに報告したところ以下の文言が新たに仕様書に追加されました。 「230VAC 三相の機械仕様に限定しては「コーナーグラウンドデルタ結線接地」には対応しない。スター(wye)結線、フローティングデルタ結線、センターテープドデルタトランスフォーマーをご用意頂く必要がある。この条件は230VAC 三相の機械仕様に限る。」 一連の騒動を終え、私の抱く質問は以下になります。 (1)日本の工場は本当にデルタ結線がほとんどなのでしょうか? (2)日本の電気屋はデルタ結線に種類があることを認識しているのでしょうか?(コーナーグラウンド、フローティングデルタ/Floating delta、センターテープドデルタ/Center tapped deltaの違いなど。) (3)負荷に繋がる施設内のデルタ結線とスター結線の違いにより、なぜ漏電の有無が分かれるのでしょうか? (4)メーカーは230VAC 三相の機械仕様に限定して、コーナーグラウンドデルタ結線接地は今後対応不可としましたが、100-120V単相、200-240V単相の機械仕様を選定した場合はコーナーグラウンドデルタ結線接地でもOKな理由はなんでしょうか?(単相三相の違いが関与しているのか。) (5)そもそも本件の客先施設のデルタ結線より接続されて漏電が起きたという事態を回避するには事前にどのような確認が必要だったのか。私は客先施設の結線事情まで確認するべきだったのでしょうか? (6)デルタ結線とスター結線が二種類存在するそもそもの理由は何でしょうか? ご回答頂ける番号のみのご回答で構いません。 長文になりましたが皆様のご意見をお待ちしております。 何卒ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。

  • 平衡三相デルタ結線について

    デルタ結線の電源にデルタ結線の負荷抵抗(無誘導)を接続したとき、電源側の相電流と相電圧の位相は同相と考えて良いでしょうか。

  • 【絶縁トランスの不思議】絶縁トランスは一次側と二次

    【絶縁トランスの不思議】絶縁トランスは一次側と二次側が繋がっていない絶縁状態にあるトランス=変圧器です。 1次側が6600Vで二次側は0V。 二次側には電気が来ません。 これって用途があるのですか? 絶縁トランスっていつ使うものなのでしょうか? どういうところで使われているのか使い道を教えて下さい。

  • 変圧器二次側の絶縁抵抗測定方法

    ご返答お願い申し上げます。 ある現場でトランス盤内の変圧器二次側ケーブルの絶縁抵抗測定を行う予定ですが、低圧盤からメガリングを行うとどういった現象が生じるのでしょうか?もちろんケーブルの浮かし方等の作業は無しで行います。 考えてみれば、トランスのΔ-Y結線部の中性点(0位相点?)で接続されているB種接地で回ってくるのでは?とも思ってみたりしたんですが。。。 もしくは直流の電圧で交流トランス一次側にも何か電圧?波及の恐れ等はあるのでしょうか?

  • 絶縁トランスについて

    こんばんは。絶縁トランスとは、1次側と2次側アイソレーションしているとは分かるのですが・・・、例えば2次側で漏電やショート等の問題が発生した場合の保護として、1次側にFUSEや漏電ブレーカーを通常接地しますよね!。 でも絶縁トランスの場合は、1次側と2次側を絶縁している訳ですから、1次側にFUSEや漏電ブレーカーを設置しても全く意味がないんじゃないですかね?? 質問の意図が難しいかもしれませんが、この件についてご存じの方いれば教えて下さい。 また、この辺の資料やHPあればご紹介下さい。 よろしくお願いします。

  • トランスについて、

    コンポについていたトランスと流用してアンプを作ろうと考えています。 二次側でいくつか出力がわからないため計りたいですが、二次側に負荷がない場合で通電してはいけないのですか? 以前別のトランスを繋げたさいに、巻き線の絶縁物が溶けました。 また負荷を与える場合はすべての出力に与える必要はありませんよね? またどのようなものが負荷に適していますか?

  • 絶縁トランスについて

    一次側200V二次側100V絶縁トランスでの事ですが、二次側を検電器で検電してみると反応しません。 この現象は、二次側の一本を接地していない為感電する回路が成り立たず人間と二次側の電位差は発生していないと理解してよいのでしょうか? よろしくお願いいたします。