千島列島はなぜ返還請求しない?(北方領土問題)
今日、小泉首相が北方領土を視察したというニュースがありました。
北方領土の問題・返還交渉は何十年もずっと行われていますが、それを見るたびに昔から疑問に思ってることなんですが・・・
千島列島について、占守(しゅむしゅ)島までの全千島列島について、75年(明治8)の「樺太・千島交換条約」により、千島・樺太の混住地域について、外交筋(戦争によらない穏健な(?)交渉)で、千島=日本領・樺太=ロシア領と決められ、列島全域が日本領となったはずではなかったのでしょうか?
そのあとの、日露戦争による南樺太の日本領化の歴史もありますが、少なくとも、戦争による領土策定を放棄したとしても、全千島については、戦争による領土策定ではない・・・つまり、千島列島については、戦争で獲得した領土ではなく、穏健な交渉の結果決まった帰属であり、当然日本には返還請求権があると思います。
いえ、むしろ、沖縄・小笠原太平洋諸島と同様に、強く返還請求しなければならないと思います。
それなのに、なぜ今の日本政府は北方領土4島だけしか交渉の席に上げようとしないのでしょうか・・・
弱腰・・・ですか、これでは。
なぜ、歴史的にも道義的にも、北方領土4島だけでなく、全千島の返還請求すべきなのに、日本政府は全くしようとしないのでしょうか?
かつての沖縄についても、沖縄本島だけではなく、全琉球諸島(与那国島まで)の返還を請求し、実現させてますよね・・・(これで佐藤栄作氏はノーベル平和賞を取りましたが・・・)
長年の疑問・・・どうぞよろしくお願いします<m(_ _)m>