• ベストアンサー

進化した生物ほど未熟な状態で生まれてくるってどういうこと?

先日、このQ&Aで以下のような質問をしました。 Q 鶏の雛は孵化してからすぐに自分で餌をついばむが、ツバメの雛は巣の中で親が餌をくれるのを待っている。   この違いを専門用語でなんと言いますか?   またどちらがより進化した生物ですか? A 早成性、晩生性、または離巣性・留巣性とも言う。   赤裸で生まれる晩成性は新しい生き方なのでしょう。 ここでまた疑問がわきました。  誕生した後、成長するために親の負担が少なく、すぐに自立歩行したり、自分で餌をとったり、外敵が襲ってきても可能な限り自分で逃げることが出来る生物ほど、原始に近い生物であり、  逆に誕生した後も親から餌をもらったり、自立歩行・自立行動が出来ず巣や棲家の中に庇護されて外敵から守ってもらったりする期間(子育て期間とでも言うべきか)が長ければ長いほど進化した生物、ということになります。  動物紹介の番組などではよく次のような説明がなされます。 「草食獣は生まれてすぐに自立歩行する。野生の草食獣は肉食獣に襲われたとき、自分の足で逃げる以外の方法がないからだ。  肉食獣は生まれた後、親に守られながら生長期間を過ごす。野生獣の食物連鎖の頂点に位置する彼らは外敵が少ないので親が外敵から守ってやることが出来るからだ。」 しかし「進化」という言葉の捕らえ方の問題になるかもしれませんが、「親に近い状態」で誕生する生物が原始に近い生物であり、「未熟な状態」で誕生するというのであれば逆だと思うのですが。 未完全な状態で生まれて、親の手を煩わせて子育てさせて、死亡率の高い乳幼児期間を母体(あるいは卵)の外で過ごすのであれば、これは「進化した生物」とは言えないのでは?  子育て期間は親は子に懸かりっきりになってしまい、自分のことは後回しです。下手すれば親子共倒れになります。 むしろ「進化した生物」であれば、細菌の細胞分裂のように、親とそっくりのコピー状態で生まれてきてもおかしくないと思いますが。 なぜ未完全な状態で生まれてくる生物ほど「進化した生物」なのでしょうか?

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
noname#160718
noname#160718
回答No.4

 少なくとも生物学上の「進化」という言葉は、ある一定の方向性を持った「改善」であるという意味はありません。それどころか「改善」という意味すら含みません。  「進化」の定義は生物学でもその分野によって微妙に異なるのですが、分子生物学では遺伝子上の塩基配列が1つでも異なれば、例えそれが実際の形質に何の影響も与えなくても、それどころかコードするアミノ酸に変化をもたらさなくても、それを「進化」と呼びます。  もっとマクロ的な生物学では、「ある遺伝子集団内での遺伝子頻度の変化」をもって進化と呼びます。古生物学などでは、形態に変化をもたらさないと「進化」とは呼びません。まあ古生物学では形態以外に生物を測るパラメータがないからでもありますが。  でもこれらは決して無関係なのではなく、中立進化論などが分子生物学的な「進化」と進化論を強力に結びつけたりしています。  それと誤解されているのは、現世の生物で「進化のヒエラルキー」があるわけではないという点です。つまりヒトはサルよりも進化した生物である、というのは生物学的には間違いです。  全ての生物の共通祖先は1つですから、現在地球上に存在する全ての生物は、その共通祖先から「等しい時間」をかけて進化を続けてきて現在に至っているわけです。つまり全ての現生生物はみな現時点で「進化の頂点」にいる生物です。  ただ、今も海に住んでいる魚類とヒトでは、同じ40億年の間に重ねた「変化の量」は異なりますから、魚類の方がより「遙か昔の古生物の面影を残している」ということは言えるでしょうけど。  つまりそれぞれの生物は、自らの生息する環境や生き方によって、最適な形質を進化によって獲得してきたわけです。全てが進化の頂点なのです。  ただ、胎生は卵生のモデルチェンジですから「ほ乳類の方が魚類より進化した生物だ」というのは、別に間違いではありません。  ある特定の形質に着目すると、現生生物でも最も原始的な形態から"当面の完成形"と言える形態への一連のモデルは追跡できたりします。  例えば「眼」ですが、これはヒトが最も"進化した"眼を持っているわけではなく、ヒトよりもっと優れた眼を持っている動物はいくらでもいるわけです。ですがとりあえずヒトのような「レンズを持っていてピント合わせと絞りの調節ができるため、距離と明るさに拘わらずたいていの対象物をしっかりと見ることができる」という眼を「当面の完成品」とすると、眼がない生物から感光点を持っているだけの生物、その感光点がくぼんでいるためある程度の方向感知能を持った生物、くぼみが深まり「ピンホールカメラ」のようになった生物(このあたりから"像"を認識できる)、ピンホールにレンズが付いた生物、そのレンズを筋肉で動かすことができ"ピント調節機能"を獲得した生物・・・というような「眼に関する一連の進化」を再現しているような生物がいます。  で、問題は「出生する子供の成熟度」に、そのような「一連の進化の方向性」があるかどうかです。  結論から言うと「ない」というのが正解でしょう。  「眼」の場合は、外界を視覚によって認識するための必要要件というものがあって、それを全て満たす形態が「当面の完成形」であり、それに至る進化の過程というのがあるのですが、繁殖形態に関しては「子供を体内である程度まで育ててから外界に出す」ための「子宮」という臓器そのものが「とりあえずの完成形」なのです。  もちろんその子宮にもいろいろなバリエーションがあるのですが、それらは必ずしも一連の進化の跡を追えるようなものではありません。  つまりヒトの子宮が「最も進化した子宮」であるとは必ずしも言えません。ヒトの子宮は複数の子を育てるのには向いていないのですが、それならば時には20匹もの子供を育てられる豚の子宮が「最も進化した」子宮でしょうか?  そうではないですよね。子供の数はそれぞれの動物種の「都合」で決まるものですから、ヒトが20人の子を持てる子宮を手に入れる必要はないわけです。  子供をどの段階まで育ててから外界に出すか、というのも、子供の数と同じく「その動物種の都合で決まる」些細なパラメータのひとつに過ぎません。  一般的に、草食動物は被補食動物ですから、自力で行動できない子供は補食される危険性が飛躍的に高まります。なので「生まれ落ちてすぐ自力で歩いたり走ったりできる」子供が有利です。  そういう制約がなければ、子供はある程度未熟状態でさっさと出してしまった方が母胎への負担が軽くなるので有利になるわけです。  そういう一般論で片づかないケースも数多くあるでしょう。  ヒトも一般論では片づかない生物のようです。  少なくとも類人猿から分岐したばかりのヒトは、生息していたアフリカのサバンナでは完全な「被補食動物」でした。ですから一般論的に言うと「子供を大きくしてから産む」方が有利だったはずです。  しかしヒトは身体能力や牙などの形態ではなく、知能を発達させることによって環境に汎用的に対応できる方向に進化し始めました。  すると脳容積が増えて頭が大きくなりますから、分娩にたいへんな負担がかかるようになります。  またヒトは直立歩行を獲得したのですが、そうすると骨盤が締まるのでなおさら大きな子を産むのは難しくなります。  つまりヒトは「未熟児で産まざるを得なかった」のです。  ヒトは生後1年も独力で立つことすらままならないという「超未熟児」を産む割に、出産時の母体の負担は全ほ乳類中でも最大クラスですから、これがいわばギリギリの妥協点だったわけです。  クマは冬眠中に出産します。だいたい2月くらいです。  交尾するのは冬眠が明けて間がない5~6月頃です。すると妊娠期間は8~9ヶ月ということになり、ヒトや牛と変わらない妊娠期間なのですが、生まれてくるのは数百グラムという超未熟児です。(だからといってクマの方がヒトより「進化した」動物というわけがないですよね?)  これはどういうことかというと、春に交尾して受精した受精卵は、すぐに着床せずに子宮の中で発育を止めたまま浮いた状態になっているのです。実際に受精卵が着床するのは冬眠に入る頃です。半年くらい子宮の中で遊んでいることになります。  これは、秋は冬眠に備えて食い込まなければならない時期ですから、この時期に交尾も出産もするわけにはいかないわけです。  かといって冬眠中に3kg(標準的な親と子の体重差だとこのくらいになる)の子を産んでしまったら、エサがないから冬眠しているわけですから、その子らはのきなみ飢え死にしてしまいます。  とすると、進化の戦略上は「交尾は春にして、冬眠中に超未熟児で産む」というのが確かにベストですよね。  また、秋まで受精卵を「保留」しておければ、食べ物が不作で冬眠までに十分食い込むことができなかった場合は、その受精卵を「破棄」してしまえば良いわけです。食えなかったのに妊娠が継続して出産してしまうと、親子共々飢え死にしてしまうリスクが高いですから。  というように、どのくらいの大きさの子をいつ産むか、というのは、それぞれの動物種の「都合」で決まるものです。決して「進化した動物ほど未熟児で産む」などの単純な方向性があるものではないのです。

s_end
質問者

お礼

ご回答ありがとうございました。 誕生したときの成熟度と生物の進化とは直接関係がないことがよくわかりました。

全文を見る
すると、全ての回答が全文表示されます。

その他の回答 (13)

回答No.3

 学術的な意味での「進化」というのは「高次元の生き物に変化する」というのではなく、単に「環境へ対応した形態を持つ」ということだと考えたほうがいいでしょう。特殊な環境に対応するため余計な機能は捨てて単純な生命になるのも、さまざまな環境に対応可能な多くの機能を持ち複雑な生命になるのも、どちらも「進化」のあり方。「進化のレベル」というものはありません。

s_end
質問者

お礼

ご回答ありがとうございました。

全文を見る
すると、全ての回答が全文表示されます。
  • otx
  • ベストアンサー率44% (256/576)
回答No.2

私にはなんといいますか、単に言葉遊びというか とらえ方であるだけで、たいしたことでないと思いますが・・・。 まず、1つの視点として 子供の状態(生まれてくるとき)だけに目を向けるとします。 そうすると、例えば 馬の赤ちゃんはすでに親と同じ姿かたちで動き回る 人の赤ちゃんは自分で何もできない これだけをみれば、馬が「進化」していると思う人がいるかもしれません。 次に、親だけに目を向けるとします。 そうすると、例えば 馬はすでに親と同じように動きまわる子どもを世話する 人は一人では何もできない子供をさまざまな方法で世話をし、育てる これだけを見たら、人が「進化」していると思う人がいるかもしれません。 だって、馬の親に人の赤ちゃんを育てろといっても無理でしょう。 逆はできると思います。 何かの「項目」を決めてそれぞれにおいて、進化しているかどうかは決めてもいいですが、 その「項目」がその動物の進化の度合いのすべてを物語らせては どうなのでしょうか? 子供が親とそっくりである=その種は進化している ではないと思います。 ボクシングの世界チャンピオンであるからといって、 人の中で最も進化しているということはないでしょう? ノーベル賞を取る人も進化しているかもしれませんし 大食いできる人も進化しているかもしれません。 ある一項目だけをとって、その種のすべての評価するのは 無理があると思います。

s_end
質問者

お礼

ご回答ありがとうございました。

全文を見る
すると、全ての回答が全文表示されます。
  • toshipee
  • ベストアンサー率10% (725/7148)
回答No.1

 専門家じゃないだけに、幼稚的考えで推論してみます。  進化した種は、食物連鎖では上位に位置するはずです。つまり外敵が少ない。知恵も持つ。故に親になれば生き残る確率は極めて高くなる。一方、子供は進化した種ほど、未成熟で生まれるのは、人間においても明らかです。サバンナに産み落としたら、死ぬ前に食われてしまうでしょう。それはなぜなら、親がいれば護る術を知っているからと考えられます。また、生物の細胞分裂の過程から見ても、人間も腹の中で、細胞が魚類のような形から、だんだん進化の過程をたどって人間の形になるのは有名な話ですよね。その最後あたりが一番進化した種だ。すなわち、親が護って種の保存の術がある程度確立しているので、種として一番新しく一番不安定で、赤ちゃんとして未完全なまま生まれるというのは理にかなうと思います。故にそれが一番進化した種と言えると思います。親そっくりのまま生まれる種は、マイナーチェンジが行き尽くした種と考えればいいのではないでしょうか。

s_end
質問者

お礼

ご回答ありがとうございました。

全文を見る
すると、全ての回答が全文表示されます。

関連するQ&A

  • 生物の進化について質問があります。

    地球上の生物は地球誕生以来、数十億年をかけて多種多様の種に 分化し進化してきました。ダーウィンやその他の生物学者らの説明では、 その進化の起こり方(メカニズム)について 「無目的な突然変異と自然選択によって形質が変化する」としているようですが 説明しきれていないように思え、なにか釈然としません。 ・・・ある科学番組を見ていたときにナレーターがこんな解説をしていました。 地球上の生物の大多数が可視光領域(360nm~780nm?)で光を知覚するのは 原始の生物は海の中から発生し、水は電磁波の可視光領域をよく通すからという説明でした。 つまり、まだ光の知覚能力の無い原始の生物は可視光領域の光にさらされていたので その領域を知覚できるようになったとの説明でした。 この事例を聞き、自分なりに考えてみました。 生物が進化する(形質が変化する)メカニズムついて、どんな生物にもDNAがある事は 言うまでも無い事ですが、そのDNAが外界から直接刺激を受け取り、 その刺激に応じたDNAの組み換えを行う機構をDNA自体が持っているのではないか という考えが浮かんできました。 もちろん私は学識者でもなければ専門的な知識も持ち合わせていません。 ですからこれは素人の思いつきでしかありません。・・・ ダーウィンらの進化のメカニズムの説明が十分でないと思われる方がみなさんの中にお見えになるのでしたら、この仮説が成り立つと思われるかどうか、また、別の考え方があるかどうかも是非ともお答えください。 ※「YAHOO知恵袋」さんでもこれと同じ質問をさせて頂き、大変参考になりました。   更に、より多くの方々にご意見をお伺いしたいと思いましたので、ここでも質問させて   頂きます。   何卒ご容赦ください。・・・

  • ダーウィンの進化論

    ダーウィンの進化論が、100%正しいと思っていない方、 独自の理論を教えてください。 現在の生物が存在しているのは、どういう課程があったかとか、 どうやって生物が、そもそも誕生したのかなど。 例えば、美しい花に擬態しているカマキリは、本当に進化の結果でしょうか? 毒蛇に似せて生きている無毒のへびは、ほんとうに意図的に(無意識ですが)そうなったのでしょうか? あれらは、知的生命体の生み出した生物だと思います。 そもそも、地球上の生物は本当に進化したのでしょうか? パソコンだって、進化しています。古いPCは新しいPCと似ていて、 これが土に埋もれているなら、生物の化石のような進化を感じるでしょう。 他の物も同じです。生物も、新しく作り変えられているかもしれません。 天変地異で絶滅した前後に、似た種の変化形を作ったかもしれません。 無数の種が生息する中で、この2000年内で、 ただの1種も、進化の変化が見えた生物を知りません。 あれば教えてください。紀元前1年の時には、水かきがあったのに、 ある子孫からは、それが消えた! みたいな。 何万年もかかる進化かもしれませんが、これだけ種がいるのなら、 これだけ、人類が地球環境を急変させたのなら、何か変化した生物がいてもいい気がします。 自然が減ってきたから、ぶら下がらないで鳥のような巣を作るコウモリが見られた!とか。 内容は、非常にくだらないものかもしれません。 真剣に取られる方のみ、ご回答よろしくお願いします。

  • 進化と精神の病について

    人間は、心の病気というのを持っています。 動物は、持っていないと思っています。でも、一口に動物といっても、猿などほ乳類はストレスは感じますね。猿などは、鬱状態にもなるようです。でも、は虫類のウツはいないような気がします。もっと原始的な生物になると、ストレスもないでしょう。苦しみを感じるのは、全部脳の進化にリンクしているわけですから。 ただ猿などは、かなり人間に近いとは言っても、嫁姑問題で悩むとか、進学や就職で悩むなどの文化的な面での悩みはないでしょうし、何十年経っても、死んだ姑が許せないなどという意味での悩みはないような気がします。これは文化的な面での悩み・心の病気になりますね。文化を創ったのも脳の進化によるものですね。 となると、進化(生物的・文化的)に進むと、精神の病気は増えていくのでしょうか? これは単なる原始幻想ですか? 脳の進化が、悩みを増すのは、進化の「バグ」ですか? いずれそのバグは修正されるのでしょうか? ひょっとするとある種の恐竜がでかさで生きにくかったように、その頭の良さのために人は自滅するとか? それとも悩みと進化は関係ない? お願いします。

  • 微(単細胞)生物、特に節足動物の進化の歴史を教えて下さい。

    節足動物の単細胞生物が、 昆虫類へと進化したと考えています。 従って、この進化を解き明かす事の意味は、学術的に「とても大きい」と感じています。 原子生物のうち、 節足動物系統の単細胞生物~昆虫類の進化のつながりを、 統計的に勉強できるHP、 若しくは本(安価)がありましたら 「あらゆる資料を」教えて下さい。 (検索ワードで何がいいか、からHPのURL,本名、関係研究者の名前、等情報は何でも結構です。みなさんの意見いただきたいです。本当にお願いします。) それと、 地球上の昆虫類は、 「明らかに他の6類」 (哺乳類、爬虫類、両生類、鳥類、魚類、恐竜類) と 「異なっている」と思うのですが (飛行可、小型、メスの方が強い、丈夫な骨格を持つ、その他) 「地球以外でこの様な生物が誕生するとしたら」 どんな星だとあなたは思いますか? 私は、生物の大きさや、色々な生存危機回避機能などは、 「惑星の重力・構成物質・温度・化学的状態」によって 「宇宙レベルで」”ある程度”(絶対、ではない。)生物学として分類する事が可能だと思っています。 もし、昆虫が宇宙のほかの星にもいるとしたら。 地球の生命の進化の系統樹から外れた存在だとしたら。 ・・・あなたは何を、思いますか? あらゆる意見がほしいです。 必要とあれば、 メールによる意見交換もしましょう。 よろしくお願いします。

  • 生物が自己増殖能力を備えた理由は?

    子供の頃からずっと疑問に思っていたことです。 原始生物は原始海洋中で有機物から変化し誕生したと聞いています。化学反応や 自己増殖能力を備え、生命をもつものに進化していったと。 自己増殖能力をもつことは、生物であるという定義でもあると思うのですが、そもそも なぜ生物は自己増殖能力を持ったのでしょうか? 自分を残すため、などの理由はわかりますが、それではなぜ自分を残そうとするのでしょうか。 それとも逆に、増殖が止められないから仕方なくそうしているのでしょうか。 増殖にあらがおうとすると自分が死んでしまうから?ならばなぜ生きようとするのか? 大学では生物学を専攻していますが、「子孫を残す」「自分の遺伝子を残す」ことが 生き物にとって最重要、個体が存在する意味そのもの、ということは学んできました。 では、その、生き物の大前提とも言えるプログラムは、一体どこからきているのでしょうか。 自分で考えても、「卵が先かニワトリが先か」のようになってしまいます。 家族や友人、大学の教授に聞いてみても納得のいく答えが見つかりませんでした。 自分なりに答えに近づきたいので、皆さんの意見もお聞かせください。 「なぜ自己増殖能力を持ったのか」「なぜ自分を残そうとするのか」 学問的、倫理的、ご自分の想像、こうであったら面白いんじゃないか…など、 色々な意見が聞きたいので、どんどんお答えくださるとうれしいです。

  • 生物が至るところに存在する理由

    先日「生物のギモン」を質問させていただいた者です。 上記で頂いた回答をちょっと踏まえての質問です。 現在、地球上のあらゆる所に生物って存在していますよね。 高山から深海までたっくさんいますよね。 なんでなんだろう?って思ったんですが、自分なりの考え方としては「生物が進化していくうえで様々な環境に適応する生物が誕生したため(1ヶ所では絶滅も免れないため)」と考えていますが、答えがあっさりしすぎでは?と思います。 みなさんはどう思いますか? また、私の意見で何か間違った所があればご指摘していただけるとありがたいです。

  • 人間に進化は作り出せるのか?

    変な質問ですみません。 庭の害虫にオルトランという殺虫農薬を撒けば、耐性のある遺伝子が生き残りオルトランに強い生物が新たに生まれる。また、遺伝子操作もある意味で言えば進化を人間が作り出していると言えなくもないのかもしれません。ただ私がお聞きしたいのはこのようなことではないのです。 「動物は自殺(自死)するのか?」関連の質問をつい最近したのですが、それに少し関連することを以前考えたことがあります。 私はひょっとすると「ローランド・ゴリラのココちゃんなら自殺(自死)するかもしれないなあ。」と思ったんです。 ココは人の手で育てられ1000を超える手話を覚えます。抽象的な死の概念も把握していたといいます。 http://www.qetic.jp/blog/pbr/archives/4279 私は「ココちゃんならイジメまくれば自殺(自死)するかもしれない。」と思うのです。 結局は「自分自身の心を認識しているかどうか。」ではないかと?「苦しくて仕方ない自分自身の心を体ごと消し去る行為が自殺(自死)ではないか。」と?だから自殺の可能性はココちゃんにもあると思います。 私はココちゃんは人との関わりにより(言葉の獲得により)人でもない代わりに、ゴリラでもない「何かになった。」のではないかと思っています。 もしココちゃんのようなお互いに手話で会話できる夫婦のゴリラがいたとしたら、生まれた子供も手話を覚える可能性はある。親から学ぶからです。だとすれば進化を人間が作り出せる可能性はあるのではないか?と思ったのです。長い時間をかけて、抽象思考の領域が脳内で大きくなれば、新たな種の誕生もあり得ませんか?いかがでしょう?

  • もし捕食者が究極的に進化したら、生態系は?

    生命が陸に上がって4億年、もし、あと10億年し 捕食者が、 ・可視光以外の電磁波を可視する能力、 ・電磁波による見えない相手の歩行の検知能力、 ・超音波のように電磁波をうち隠れた相手を探す能力、 ・今より恐ろしく進化した運動能力、 ・無駄の無い狩り方の選択能力、 ・平常時の脳や筋肉の省エネ能力、 ・もっと未知の感覚器を備える可能性 ・遠距離からの電磁波攻撃で動きを麻痺させ狩る能力 などを身に付け、知能も高まった場合、 どんな生態系になると思いますか? まずは捕食者はエサの食い過ぎ~エサの枯渇で 餓死を繰り返し、増え過ぎない形になると思いますが、 エサになる被捕食者は、こうした驚異的な捕食能力から どう進化して逃れると思えますか? その捕食者が飛行でき地形的に逃げるのが困難だと、 ・強烈で複雑な毒を持つ ・土に深く潜って生活 ・植物と半同化して枯れた土地に逃げ住む ・捕食されない防御能力を手に入れる ・体を捕食しても消化できない妙な進化をする ・油虫とアリのようにいっそ共生関係に肉を差し出す などが思いつきますが、 どんな生態系になっていくのでしょうか。 陸は、一見動く物の少ない植物の天国の地獄?と化し、 海に多くの陸上生物が逃げて行くでしょうか。 それとも捕食者の固体の増加が収まった後、 食べすぎ=エサ枯渇=餓死 の方程式が本能に染み付き 捕食者は自ら食べ過ぎず、縄張りを持ち維持し、 まるで家畜を飼うような生活と安定が起こるでしょうか? (あえて文明を持つ話しだけは抜きで。) 未来の生態系、または捕食者/被捕食者の例を ご想像しお聞かせ頂けますと幸いです。 よろしくお願い致します。

  • 進化論の疑問

     自然淘汰を説明するために、キリンの首の例がよく引き合いに出されます。確かにキリンの場合、ほかの個体よりも少しでも首が長ければ、より高い位置にある木の実などが食べやすくなりますので、生存競争には有利になるかも知れません。ですから、「突然変異によって首の長いタイプが生まれるたびに、従来型の首の短いタイプが淘汰されていき、現在のキリンになった。」というのは、なんとなく頷くことができます。  しかし、生物の形質には、何段階もの進化のステップを踏まない限り、有用な形質にまで至らないものがたくさんあると思います。  例えば、哺乳類がこの世に誕生したときのことを考えてみます。そもそも哺乳類は爬虫類から進化したものなのか、それとも鳥類から進化したものなのか、わたしには全くわからないのですが、哺乳類となる前は、やはり卵を産んでいたのではないでしょうか。「卵を産んで子孫を残していた動物が、たった一回の突然変異によって、卵を産むのをやめて、いきなり赤ん坊の状態で産むようになった。」というような劇的な変化は、さすがに考えられません。一般的に進化といわれているものは、徐々に連続的に変化していくものなのだと思います。ですから、この場合も事前に緩やかな突然変異を何度も繰り返しておいて、全ての準備が整った時点、つまりは哺乳類として妊娠・出産するための構造が完成した時点で、その新しいシステムを採用したのでしょう。ここで疑問が生じます。進化途上の造り掛けの構造は、全く機能しませんので、生存競争には一切関与しなかったということになります。そのような役に立たないものを退化させずに何世代にも亘ってもちつづけることができたのは、なぜでしょうか? しかも、ただもちつづけただけではありません。まるで完成形というゴールを目指すかのように着実にステップ・アップをしていくことができたのは、いったいなぜでしょうか?  ほかにも、ヒトの発汗を司る構造や植物の光合成を司る構造など、進化の途中段階ではなんの役にも立たなかったと思われるものは、生物界にはいくらでも例があると思います。これらは、なぜ、適者生存の法則とは無縁のまま、より高度なしくみへとステップ・アップを繰り返していけたのでしょうか?  ご教示のほどよろしくお願いいたします。できれば、高校生でも理解できる程度の易しい解説をお願いいたします。

  • 地球について

    こちらのカテゴリーか生物学か迷ったのですがよろしくお願いします。 地球において、太陽との距離、質量等がハビタブルゾーンに 深く関与し、生物の誕生、進化において最も重要だったと考えています。 人類の中でもホモサピエンスが生き残ったのは、2足歩行 肉食、知能向上、手や道具、火を使い、咽頭(声帯)の発達など 数々の偶然が重なった結果だと思いますが、太陽系以外の 惑星などでも、同じようなことが起こる可能性はあるのでしょうか? また、宇宙の長い歴史において人類と同じか違う進化を遂げ 知的生命体が同時に存在する可能性や、将来本当に火星等に 人類が住める可能性についても、定説や斬新なご意見 考えをお聞かせ下さい。 詳しくは忘れましたが、人類滅亡後イカが地球を支配するとか 核戦争が起きたらゴキブリの時代がやってくるとか・・・。 個人的には、人類のような知的生命体が同時に存在する可能性は 希望も含めあると考えていますが、どうでしょうか。

印刷できません48
このQ&Aのポイント
  • 「DCP-J526J」という製品の印刷トラブルについての相談です。
  • Windows10で接続したBluetoothプリンターが正常に印刷できません。
  • ひかり回線を利用している場合でも印刷できない状況です。
回答を見る