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デリダの差延
comodesuの回答
- comodesu
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私も詳しくはないのですが、他の方の回答が少ないので。 デリダは、フッサールが超越論的現象学において、ヨーロッパ的理性の自己実現を通じて人間理性に対する信頼回復を目指す、と言うとき、それを評価しつつもそこにロゴス中心主義の誤りを見いだしました。 つまり、そこでは言語が話者と他者の関係から切り離され、言葉の意味は静態的な差異に固定されます。しかし言葉の意味の形成は、差異性と時間性の運動によるのであり、その運動を差延と表現したわけです。 ひとはシニフィエからシニフィアンへ、パロールからラングへの、自己への非ー現前に直面して、意味やパロールを追加するのだ、ということだと思います。 ここにおいて、ひと=存在者が強調されます。その存在者自身も差延の現前性の場面にあるので、他者とともに一定の措定をすることができません。差延が変化というものをとらえる方法でありながら、弁証法と異なるのは、弁証法ではまず存在と自己を画然と措定する必要があるからだ、と言う論もあるようです。 以上、通俗的理解(誤解?)でした。
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