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臨書の意味とは?
- 臨書には形臨と意臨があります。形臨は字形を真似することで、筆使いの練習になります。一方、意臨は作者の気持ちや筆使いを想像することで、作品の意味や感じを理解することができます。
- 古典やお手本の中には、美しくないと感じるものもありますが、有名な先生の書はどんな作品でも評価されると言われています。書道の勉強方法や見る目に迷っている場合は、先生からの回答やアドバイスを受けることをおすすめします。
- 臨書は書道初心者にとっての重要な練習法です。形臨と意臨を使い分けて、筆使いの練習や作品の意味を理解することで、書道の技術向上につながります。質問への回答として、先生からのアドバイスを受けることをお勧めします。
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mainohazuさん、こんばんは。 『風信帖』などをなさっているということは、漢字を勉強してらっしゃるんですね。 わたしは仮名が専門なのですが、現在は臨書を主にやっているので、ご参考になれば・・・ 書道作品に限らず、絵でも音楽でも味わう人の「好み」ってありますよね。 芸術として世間的には評価されているものでも、自分にとってはちょっとな~・・・って思うものも多いと思います。 書道作品でも同じですよ。 「これはわたしの好みの字じゃないけど、筆遣いはすばらしい」 「これは字のリズムがいいなぁ、でも筆遣いはそんなに」 「これはこの部分のかすれがいい味だしてる!でも他はイマイチかな~」 「これすんごいカッコイイ字だ!!こういうの書けるようになりたい!」 人それぞれの感じ方によって、感想はいろいろになると思います。 ただ、歴史的に多くの人に長い間評価されてきた作品というものは、 どこかしらそれなりに学ぶべきところがあるはずです。だからこそ今まで残ってきたんです。 どうしても好みじゃないときは、この作品のいいところってどこなんだろうと 自分で見つけるつもりで臨書してみるといいんではないでしょうか。 おっしゃっているように、好みじゃないときは「意臨」でいいとおもいます。 また、 >有名な先生の書はどんな作品でも評価されるということなのでしょうか。 とのことですが、 う~んほんとはそんなことないと思いますよ。(腰巾着が持ち上げてるだけ) どんな能書家でも、傑作もあれば駄作もあるものです。 大きな作品なら、部分によっても良いところ悪いところがありますしね。 それを見分けられるのが、ほんとうの「見る目」だと思います。 臨書の道は長く遠い・・・「十年一帖」といいますよね。 数ある名書とよばれる作品のなかから、自分の好きな作品をひとつ選んで、 満足するまで(いや満足なんて多分いつまでたってもできないだろうけど)書き込むのが いちばんいいと思いますよ。
お礼
nana777さん早速回答を下さりありがとうございます。とても解かりやすい説明でした! 「わたしの好みじゃないけど、筆遣いはすばらしい」「この字のリズムがいいな」「この部分がいい。でも他はイマイチかな~」等、具体的な見方が分かりました。今まで作品をどう鑑賞すればいいかもいまひとつ分からないでいたんです。情けない話です。偉そうに作品全部を否定してしまったことも・・・。 書って『全部素晴らしくなければいけない!』と石頭で考えていたのですが、どこか一部分でも魅力的な心に残るものがあればいいのですね。作品の良いところを探すのも楽しみの一つかもしれませんね。 回答を頂いてから今までとは違う観点で練習することが出来ました。この字形ってあり?という古典だったのに、じっくり観ていくうちにいろいろなことが見えてきたんです。「この字形だからこそ面白味があるんだな」とか…。(上手く言葉では言えないのですが。)臨書って奥深くて面白そうですが、際限なさそうでちょっと怖くもあります。笑 nanaさんは「かな」専門でいらっしゃるんですね。かなは私の憧れです。(今度かなも勉強するんですよ。楽しみです) ありがとうございました。