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裁判員制度が導入された理由

日本の刑事裁判では、基本的に裁判前からある程度有罪が決まっていて(無罪になりそうな場合は検察が不起訴処分にする)、量刑も大体6×、7× になるとよく聞きます。だから、日本の刑事裁判はつまらない…とよく言われます。 だから、実は裁判員制度は刑事事件を取り扱う裁判官、検察がこのままの裁判だと退屈なので、それを市民参加型にすることで面白くしようとした… という本音は多少あるのではないか?と思います(もちろんそれだけではないと思いますが) そういう側面は本当に全くないのでしょうか?

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  • asefuji
  • ベストアンサー率18% (4/22)
回答No.7

的外れな意見ではないと思います。 ただし、そのような意味で裁判を変えたいのは裁判所や検察よりも弁護士ですね。 おっしゃるとおり、現在の刑事裁判では起訴されれば99%以上は有罪で、 他にも調書偏重、裁判の長期化等の問題があると指摘されています。 要するに、実質的に有罪になるのが決まっているのに、長い時間をかけて 書類の審査をしてるんですから、「つまらない」と言えなくはないと思います。 それに対し、裁判員制度推進派の弁護士の立場としては、 裁判員制度の導入によって、 (1)起訴=有罪相当という先入観をなくす。 →素人の裁判員には裁判官ほどの先入観はないはず。 (2)調書偏重からの脱却 →裁判員は多量の書類なんか読めないから。 (3)裁判の短期化 →裁判員を長期間拘束するわけにはいかない。 といったメリットがあると主張しています。 裁判員制度の導入には弁護士会も深く関わっていますから、ある意味で 裁判を面白くするために制度を変えた、と言えなくはないと思います。

owata-www
質問者

お礼

夜分遅くに回答ありがとうございます。 >ただし、そのような意味で裁判を変えたいのは裁判所や検察よりも弁護士ですね。 確かに、そうですね。弁護士の存在をなぜか忘れてました (汗 回答を拝見していると、確かにつまらないと思っているのは弁護士な気がしてきました。 国民が置き去りにされて、法曹界の都合だけで勝手に話が進んでいるのが一番問題だと思います。正直、社会保障費を減らすぐらいだったら、こんな無駄なことをやめた方がよっぽど税金の節約になる気がします。

その他の回答 (6)

  • nep0707
  • ベストアンサー率39% (902/2308)
回答No.6

>基本的に裁判前からある程度有罪が決まっていて(無罪になりそうな場合は検察が不起訴処分にする)、 これはともかく、 >量刑も大体6×、7× になるとよく聞きます。 これはたぶんガセでしょう。 どう考えても日本の刑事裁判の圧倒的多数は「求刑通り」のはずです。 (司法統計を見るとそうとしか思えない) >だから、日本の刑事裁判はつまらない…とよく言われます。 誰が言っているのかわかりませんが、 その人はたぶん日本の裁判をあまり分かっていない人だとは推測できます。 >実は裁判員制度は刑事事件を取り扱う裁判官、検察がこのままの裁判だと退屈なので 平成19年度の刑事訴訟第一審新受数は全部で1,325,233件。これを全国50の地方検察庁と50の地方裁判所、438の簡易裁判所で処理しています。 これは起訴された案件だけですから、実際には検察庁で処理している案件はもっと多いでしょう。 また、この数字はいわゆる交通即決裁判を含んでいない数字です。 これを「退屈」と考える人がいるとしたら… …まぁ「そう考える人もいるだなぁ」としか言いようがないですが… >そういう側面は本当に全くないのでしょうか? まぁ少なくとも「退屈だから面白くしよう」という側面は全くないでしょう。 数字から見ても、私が実際に見る検察官、裁判官の様子からも、 そんな余裕があるようには感じられません。

owata-www
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 >どう考えても日本の刑事裁判の圧倒的多数は「求刑通り」のはずです。 そうなんですか!それは知りませんでした。大体の裁判が罪状については認めて、情状酌量をして×6 ×7ぐらいになる…と聞いたんですが >誰が言っているのかわかりませんが、その人はたぶん日本の裁判をあまり分かっていない人だとは推測できます。 実は…ここだけの話、このように発言したのは判事らしいのです(私は直接聞いていませんが、知り合いが聞いたらしいです)。 事件の処理の大変さというよりも、いつもきまった形で裁判が進み、決まった形の処理(判決)を行うため、民事よりもつまらないな~、といったところだと思います。

noname#74133
noname#74133
回答No.5

Wikipediaによりますと,裁判員制度が導入されるのは, >刑事裁判のうち、殺人罪、傷害致死罪、強盗致死傷罪、現住建造物等放火罪、身代金目的誘拐罪など、一定の重大な犯罪についての裁判である。 だそうです。 裁判員法2条では 「死刑又は無期の懲役若しくは禁錮に当たる罪に係る事件」 は裁判員制度で行うと規定しています。 アメリカ合衆国以外の欧米諸国では,死刑を廃止または不採用にしている傾向があります。 それにもかかわらず,日本の多くの国民は死刑制度を支持しています。 ここからは私の憶測ですが, 死刑を廃止・不採用にしている国々がある中で,日本として死刑制度を維持していくためには, 「国民が死刑制度を支持している」 ということを示す必要がありますし, 「実際の裁判でも,国民から選ばれた裁判員も死刑だと言っているんですよ」と言う必要があります。 また,死刑にするか無期懲役にするか判断に迷う事件もあります。 それでは終身刑を導入しようとすると,それに反対している人もいます。 「国民から選ばれた裁判員がこう判断した」という大義名分があれば, 裁判所としても日本国としてもさまざまな批判をかわせます。 アメリカ合衆国には,陪審制があるので,その影響もあるでしょう。

owata-www
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 >「国民から選ばれた裁判員がこう判断した」という大義名分があれば,裁判所としても日本国としてもさまざまな批判をかわせます。 なるほど、確かにそういう面はあるような気がします。正直な話、この裁判員制度がある種の人民裁判≒吊るし上げのような形になるような気がしてなりません。

  • tk-kubota
  • ベストアンサー率46% (2277/4892)
回答No.4

>検察がこのままの裁判だと退屈なので、それを市民参加型にすることで面白くしようとした… とんでもないです。 裁判員制度が導入された理由は、明治以後、裁判所や法務省は閉だされた環境にありました。 昭和から平成にかけて、社会の変貌は大きく変わり、「開けた社会しよう」と云うことから、まず最初に公務員が自ら「国家公務員倫理法」と云う法律を制定し、襟を正し始めました。 それの手始めに、裁判所の法廷様相を変え始めました。 そして、裁判所も法務省も無料の相談室も設けました。 このようにして順次一般の者も裁判所になじんでもらい、少なくとも、社会全般のものにしようと考えたのです。 決して、裁判官や検察官の考えだけではないです。 私たち、国民全体の要望なのです。 勝手なときだけ「知る権利がある。」などと云っている人ほど、今回の制度に反対しているようです。

owata-www
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 1つだけ >私たち、国民全体の要望なのです。 形としてそうなっているだけで、多くの国民は要望していません。

noname#100200
noname#100200
回答No.3

簡単に言ってしまえば「海外の真似事」でしかないかと思います。 日本は中国をパクり大国なんていってますけど日本がここまで発展したのはパクった(よく言えば技術を借りた)からです。 じゃなきゃ今も「サムライ・ハラキリ」な時代劇さながらの国のはずですからね。 でも日本の刑法や法律云々を見ると裁判員制度は必要無い感じなんで面白くしたい部分もあるのかも知れません。

owata-www
質問者

お礼

夜分遅くに回答ありがとうございます。 余談ですが、最近「ハラキリー・スキヤキー」というのを良く聞きます。全く関係ありませんが

  • e-z-rider
  • ベストアンサー率18% (9/48)
回答No.2

西洋社会にあこがれる後進国的志向。 専門家である裁判官たちが自らの判断に自信が無い。 司法の責任を一般国民に擦り付ける無責任性。 書いているだけでムカついてきました。 せめて裁判官たちと同額の日当出せと言いたいもんです。

owata-www
質問者

お礼

夜分遅くに回答ありがとうございます。 そうですね、私もムカついています。余談ですが、隣のアパートの住人が 「赤紙きた~」 とか大きな声で騒いでいましたが、あれを聞いてもう終わったな と思いました。

  • Rucas
  • ベストアンサー率34% (31/90)
回答No.1

率直に言って,全くないと思います。 三権分立という言葉があるように,(実際は多少の干渉はあるんでしょうが)そんな都合で法律までができてしまったりということは,ありません。 上記の理由は説得力に欠けると思いますので,重ねて申しますと, なんもわかってないど素人の裁判員という存在が,法廷に重要人物として存在する,ということは検察,特に裁判官にとってはとても面倒なことです。 あくまで極端な話,集まった裁判員がある一人の裁判員の巧みな話術によって一つの結論を出したとします。さらに,裁判官の一人がちょっと変わった人だったとします。 それだけで,一般の人や法廷にいる誰もが「はあ!?」と思えるような刑・決断になりかねないのです。 また,裁判官や検察はどんな学のないあほにも分かるように物事を説明しなければならない→ただでさえ長い裁判がもっと時間を要するようになる。 まあ,人のマインドコントロールがうまい検察や弁護士にはおいしい話かもしれません。 そもそもこの日本に裁判員制度が導入された明確な理由を多くの人が納得できるように説明できる人がいるんでしょうか。 実は政府側,一度もこのことに関してきちんと説明していません。 アメリカなどに陪審員制度があるのは,新しい国であるがために法の整備が細かいところまで渡っていなかったから。 もともと六法全書に見られるようにがっちがちに法整備がなされている日本にはいらないはずだったのですが,なぜこんな面倒な制度が導入されてしまったのでしょう。私にもわかりません。 被害者の気持ちを考えて量刑を重くしたいから?無罪だったら?被告に同情するものが多くなってしまったら? あるいは最高刑,最高刑ばかり叫んで,同じ刑の中でも本当に悪質なものとそれと比べるとそこまで酷くないもの(あまり凄惨さを比べるべきではないですが)とが同じ刑になったら世の人は納得するのか。

owata-www
質問者

お礼

夜分遅くに回答ありがとうございます。 そうなんですよね、私も正直なんでこんな制度が導入された理由がわかりませんし、理解できません。だから実は上記の理由が本音であるとしたらわかるんだけどな~ と思っていたんですがどうやら素人考えだったっぽいですね。

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