性病について

質問

性病感染が解っていません
当方男性です

コンドームで予防になるらしいのですが
セックスすればキスしたり性器に触ったりは当たり前ですよね？

亀頭に触れなければ感染確立が低いって事なのでしょうか？
解りやすい解説よろしくお願いします

回答No.4

noname#160718 · ベストアンサー

獣医師です。まあ基本的なところだけでも。

　粘膜というのは、口から肛門に至る消化器官全て、鼻の穴から気管、肺に至る呼吸器全般、尿路系、生殖器系・・と要するに身体の「穴という穴は粘膜面でできている」と考えて頂いて差し支えありません。
　で、それらの粘膜は何をしているのかというと、口腔内の粘膜は唾液を分泌しています。胃壁の粘膜は胃液を分泌して水分を吸収し、腸管粘膜は栄養分を吸収しているわけです。
　つまり大雑把に言って、粘膜とは「身体から物質を出し入れするための組織」であるわけです。

　元々「出し入れするための組織」なので、外界からの防御に徹した皮膚組織とは異なり、病原体等の侵入に対しては非常に防御が薄い造りになっているわけです。だから性感染症に限らず、ほとんどの感染症が感染する経路は「粘膜」からです。
　インフルエンザは気管や気管支の"粘膜"の上皮細胞に感染、増殖します。ノロウイルスは口から入るので「経口感染」という言い方をしますが、別に口の粘膜に感染するわけではなく、口から胃を通過して腸管の"粘膜"に感染して増殖するわけです。

　そういうわけで別に「粘膜感染」という用語があるわけではありません。そういう誤用をした場合に誤解しやすいのは、粘膜感染という言い方をしてしまうと「粘膜と粘膜が接触して病原体の受け渡しをする」というような間違ったイメージを持ってしまうことです。

　例えばHIV(エイズの原因ウイルス)は、粘膜面の接触によって感染するのではなく、粘膜から分泌される"粘液"の中に排泄されるわけです。
　そこに他個体の「粘膜」が接すれば当然感染が起き得るわけですが、そこにはある誤解が生じます。

　つまり、「粘膜感染」という言い方をしてしまうと、性交時に女性器に男性器が挿入されて激しく摩擦されている時の「感染率」と、オーラルセックスで女性が男性器を口に含んでいる時の感染率、またキスをして男性と女性の口腔粘膜が接触している時の感染率を「同等」と勘違いしてしまうことです。

　実際はHIVは精液には大量に排泄され、女性器の分泌粘液には精液ほど多く分泌されません。唾液にはさらに少量です。また、口腔粘膜は食物という形で外界からの侵入に最も晒される組織だけあって、感染には非常に強いです。ご存じの通り、虫歯などがあるとそれが防御上の大穴になったりしますが。
　ですので、性交時とオーラルセックスの感染率には大差がありますし、さらにキスは低いです。というか、キスでHIV感染した事例ってまだ報告されてないと思います。
　ついでに言うと、性交時の感染率も男性→女性の感染率の方が女性→男性の感染率より桁違いに高いです。ウイルスを大量に含んだ精液が大量に膣内に放出されることを考えればそれも当然だとお判りでしょうが。
　その他の性感染症も、粘膜どうしの接触で感染するようなものはありません。あくまで粘膜から分泌された分泌物が粘膜面から侵入するという経路なので、どの分泌物にどの程度の病原体が含まれているか、ということが「どの行為が危険か」に結びつくわけです。病原体ごとに違うので、それぞれの疾病でどの行為が危険でどの行為はまだマシか、は別々です。もちろんコンドームなしの性交は総じて危険です。

　ま、男性経験が多い女性が危険というのも、かなり際どい発言だと思うのですが、たとえ１人しか経験がなくても、その男が風俗好きの遊び人であれば一気にハイリスクになるわけで、経験人数と危険性は一概には言えません。大人数で統計的にみれば確かに経験人数と性病感染率の間には相関があるでしょうが、統計は個々の事例の判断(今仲良くなったこの女性は大丈夫か？)にはあまり役には立ちません。
　それより確実に言えるのは、いちいち男性遍歴を聞きたがる男はたいてい嫌われるということですよね。まあどの女性にも嫌われて仲良くなれなければ、性病感染のリスクはゼロで済みますが。

　まあ、キスで感染するリスクが高いのはヘルペスとクラミジアくらいでしょうか。
　ただ、ヘルペスは40代以上はほぼ100%が感染しているありふれたウイルスです。２型の性器ヘルペスはちょっと珍しいですが、１型の口唇ヘルペスは「セックスをする」ような年齢に達する前に50%以上の人が感染してしまっています。
　クラミジアも、確かにクラミジアに感染しているとHIVの感染率が飛躍的に高まるという話もありますが、クラミジア単体では別にたいした病気ではありません。

　要するに「危険な行為」とは、感染率や感染する可能性がある病原体の重大性などを勘案してその危険度を考えなければならないわけです。
　コンドームなしの性交は、粘膜同士を長時間激しく擦り合わせるわけですから、感染率は高い行為です。特に分泌液中の病原体の数が膣粘液と精液ではまた桁違いに精液が多いですから、男性→女性の感染率は桁違いに高いです(HIVだと女性→男性の感染率より10-100倍くらい高い)。

　なのでコンドームを使うことによって、リスクは飛躍的に軽減できる、ということです。別にゼロになるわけではありませんが。
　リスクをゼロにするには、「一切セックスをしない」以外にないです。

　でも・・・進化論的に考えれば、性病を一切気にせず遊び回っている男と、極度に気にしてパートナーの男性遍歴まで気にする男では、どちらも同じくらい「不適応」だとは思いますがね・・・

回答No.6

noname#160718

キスではHIVは感染しません。
　その理由は、「唾液中に含まれるHIVのウイルス量が極めて微量だから」です。
　なのでもちろん感染者の口内に出血を伴う傷があった場合は感染のリスクも高まりますが、唾液には抗ウイルス作用があるので、かなり多量の出血を含む唾液を交換するようなキスでもないと感染は成立しないでしょう。正常な状態だと、キスでHIVを感染させるためには、数リットル(バケツ３杯分ほど)の唾液を受け渡ししなければならないと言われています。

　大昔のあやふやな記憶による「唾液感染」がどうなのかは私は知りませんが、現在でも唾液による感染は報告されていません。
　夫婦なら傷の手当てやカミソリの共有など、キスよりは格段にリスクが高そうな行為がけっこうあるものですが。ましてウイルスの性状や疫学的な解析が十分進んでいなかった当時では。

　オーラルセックスもリスクがある行為ではあるのですが、危険性が高いのは口内射精を含むフェラチオによる「男→女」の感染です。精液には大量のウイルスが含まれますから当然のことですが、それでも膣性交に比べるとかなり感染率は落ちるそうです。唾液の抗ウイルス作用と、精液が直ちに吐き出されるからでしょう。飲み込んだ場合は胃酸で即刻不活化されるので同じことです。
　オーラルセックスによる女→男の感染リスクはキスよりは若干高い程度でしょう。射精を伴わないフェラチオも、男→女の感染率は若干ありそうです。いわゆる「先走り液」にもウイルスは相当量含まれますから。

　クンニリングスによる男→女のリスクは基本的にキスと同じでしょうけど、女→男はそこそこありそうです。ただ、膣内性交とは接触の密度がずいぶん異なるので、その分感染率は減少するでしょうが。

　基準となっている「膣内性交による感染率」は0.1-1%と言われています。
　オーラルセックスなどは、さらに１桁か２桁感染率が低いでしょう。キスはさらにさらに・・です。少なくとも一般的には「ない」と言われる程度には低い、ということです。
　それでも完全にゼロではない以上、「危険すぎる」と考えるのは個人の自由ですが、それで恋愛や結婚にまで支障が出るような生き方を強いられるのは本末転倒でしょうね。(何も気にしない遊び人より生物学的な適応度は低くなるかも)

　別に気にしなくて良い、と言っているわけではありませんが、必要以上に気にするとHIVに感染する以上に不毛な人生を強いられそうです。

回答No.5

reiman

キスでHIV感染した事例ってまだ報告されてないと思います。＞

エイズが日本で問題になってた時期に
エイズの研究者かジャーナリストかが
まったく性交しなくなった老夫婦間でのHIV感染の報告がされていると言っているのをTVで見たことが有ります。
その中でキスでの感染が疑われるといっていました。
唾液中にもHIVは低濃度ながら存在するので
軽いキスならばともかくセックスの中での激しいキスについて
「キスでは感染しない」
というのは極めて危険だとおもいます。
「報告がない」が有るかもしれないし
単に「正式な」報告が無いだけで事例は有るのかもしれません。
確率は低くても宝くじに当たる人はいるのですから慎重にしたほうがいいでしょう。

回答No.3

noname#186483

＞粘膜を通しての感染ってどういう意味なのでしょうか？
男性性器も女性性器も粘膜で出来ています。そして口の中も粘膜で
出来ています。
男性性器を女性が舐めたら男性性器は粘膜・女性の口の中も粘膜なの
で感染すると言う事です。その逆も同じです。

＞どうしてコンドームで予防になるのかが知りたいです
(傷口感染は理解されたようなので省きます)
感染経路は口か性器です(つまり粘膜)コンドームをつけてしまえば男
性性器の粘膜はコンドームに覆われてる為、女性の口の粘膜に直接付
かないので舐めようとHしようと感染しません。
ですが女性の性器を愛撫する場合は、女性性器から男性の口の粘膜に
感染するので危険です。コンドームは完璧ではありません。

回答No.2

reiman

どうしてコンドームで予防になるのかが知りたいです＞
性病は傷口や粘膜を通して感染します。
したがってゴムで傷口や粘膜を覆っていればかかりにくいのです。
口にはコンドームを使えないので
キス、オーラルは避けた方がいいでしょう。
特定のの人とだけセックスをしていても
相手の女性が過去または現在において経験が豊富であれば危険です。
男性経験豊富な女性は避けたほうがいいでしょう。
女性は経験した人の数に比例して危険な存在になります。
（セックスの回数でなく人数が問題です。）

お礼

傷口や粘膜を通してって事ですが
質問の謎が解りました
自分でも若干漠然とした質問を思ってましたが
粘膜で感染って意味が解らないからと気が付きました

傷口は血液感染ですよね
キスは虫歯などの気が付かない外傷と思います

では、性器は無傷ですが粘膜感染しますって事で意味が解らなくなってる思います
粘膜を通しての感染ってどういう意味なのでしょうか？

回答No.1

reiman

キス、オーラルセックスも危険です。
風俗嬢の半分以上の口内にクラミジアがいたというサンプル調査も有りました。
ヘルペスのように一生完治しない怖いものもあるのでご注意を。
特に、ウィルス系が危険です。
ナンパ、出会い系、風俗など
素性のわからない人とセックスするときには完全防備あるのみです。
それが嫌なら、そのような人とはセックスしないことです。
HIV感染者になれば死ぬまで毎日大量を薬を飲みつづけなければなりません。

お礼

回答ありがとうございます

えーと・・・
不特定多数の性行為は色々な危険が伴うのは理解出来ます

どうしてコンドームで予防になるのかが知りたいです