- ベストアンサー
「感ぜず」は可能形?
ある小説の中で「はかなさを感ぜずにはおれなかった」という文を見ました。「感ぜず」を分解すると「感じる」の<可能>の活用形と否定の「ず」から成るんでしょうか?「しゃべる」の<可能>の活用形が「しゃべれる」のように<え>の形になります、そこから類推したんですが、自信がいまいちありません。
- みんなの回答 (3)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
「感ぜ・ず」は文語の「感ず」の未然形 + 打消の助動詞「ず」です。 「感ず」はサ行変格活用で、「感ぜ・感じ・感ず・感ずる・感ずれ・感ぜよ」と活用します。 「感ず」の意味は口語の「感じる」と同じですから、「感ぜず」は単純に「感じない」という意味になり、可能の意味はありません。
その他の回答 (2)
- junah
- ベストアンサー率36% (32/87)
回答No.3
「感ぜず」自体には明確な回答が既にありますので、補足です。 「しゃべるsyaber-u」(五段動詞)の可能形が「しゃべれるsyaber-e-ru」のような形になるのは、江戸時代以前に「しゃべられるsyaber-are-ru」のような形であったものが「ar抜き」になったからです。この論法で言えば、「しゃべれる」に対応する「感じるkanzi-ru」の可能形は「感じられるkanzi-rare-ru」を変化させた「感じれるkanzi-re-ru」であって、いわゆるら抜き言葉となり、現代ではまだ認められていない形になります(あと100年もすれば認められるでしょうが)。可能形として「感ぜる」という形を想定するのは難しいです。
- garamond
- ベストアンサー率53% (1119/2111)
回答No.2