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小説の内容 犯罪者の親族

先日、私は東野圭吾さんの「手紙」という小説を読んでいろいろと考えさせられたのでみなさんの意見を聞きたいと思います。 内容は、ざっくり言えば兄が弟の大学資金を手に入れるため強盗殺人をおこしてしまいます。 そして、その後弟は進学、恋愛、就職であらゆる面で強盗殺人者の弟ということであらゆるハンデを背負っていきるこことなりました。 その内容がとても泣けるというか、犯罪を犯した親族はそんなに世間の目はつらいようなものなのでしょうか。 この小説の主人公は、犯罪をおかしたため夢をあきらめて、好きな相手と相手の親の反対で結婚できず、就職をしても人事異動されたりと血がつながっているとはいえとても残酷だと感じました。 みなさんは、犯罪を犯した親族はハンデを背負って生きていかなければならないのでしょうか?また、この話を読んだ人の感想も聞きたいです。私は、とても現実は非常だなと思いました。

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noname#81719
noname#81719
回答No.2

2ヶ月ほど前 一気によみました。 なかなか考えさせられる内容の本でしたね。 親もなく貧しい生活を送る兄弟。 学歴がないため、せめて弟だけには学歴を付けさせたい、学歴が無いため、自分が受けたような惨めな思いは弟にはさせたくない、このような思いをさせたくないと進学を勧める兄。 その学費のため身を粉にして働くが、つい出来心で家宅侵入し、結果 殺人までおこしてしまうことになる。 その後、兄は服役するが、弟が自分が起こした殺人のため、不条理な人生を送っていることを知らず、弟に無邪気な手紙を送り続ける、、、といった内容でしたね。 兄は、幼い頃から肩を寄せ合って生きてきた弟の為だけを思う。 弟は、兄のその思いに 感謝をしながらも その兄の思いが弟にとってかえって重荷になり、人生の妨げになっていると感じることに 罪悪を感じるが正直 兄の思いが重くなる。 私は、家族の人間関係はもっとドライであっても良い、、、と思います。 いくら家族であっても「○○の為、、、」とかでこられると その家族からの思いは自分の自由を束縛し重くなり、かえって反発をもらうようになると考えます。 人は皆 自由でありたい、、、という願いがあります。 家族間であっても、成人すれば、負担になる干渉はやめるべきでしょうね。 >犯罪を犯した親族はハンデを背負って生きていかなければならないのでしょうか? なんとも悩む処ですが、 様々な異常とも言える殺人事件が起きてますが、被害者側から見れば 殺人犯の兄弟、親族が 何事もなく平和に普通の暮らしを送っていられたらあまり良い気はしないでしょうね。 被害者側は、耐えられないほどの苦悩を受けてるのですから、兄弟親族だったら 有る程度のハンディは受けて貰いたいと思うのが心情ではないでしょうか? 加害者側の親族が何事もなく世間を渡っているとなると、被害者側の悲しみ苦悩は益々大きく感じられるのではないでしょうか? 犯罪者の兄を持ったため苦悩の人生を送る弟。 現実は厳しいですよね。 でも、私は これでいいのだと思います。 そういう犯罪を犯す家族の処に親族として生まれたのも人生なのでしょうし、また逆に言えば 自分が犯罪者の家族として生まれ、苦悩する人生を送るように 自分で苦悩する人生を歩むために その家を選んで生まれてきたのですから。

iowaboy
質問者

お礼

内容が難しいですね、やっぱり答えはないのかもしれませんね。 僕はすこし主人公に感情移入してしまいしました。 回答ありがとうございます。参考にさせていただきます。

その他の回答 (1)

  • makaay5
  • ベストアンサー率32% (255/790)
回答No.1

映画でみたので、本の内容と少し異なる部分があるとは思います。(本を読んで鑑賞した方は、本の方がいい!との意見が多かったですし) 個人的には現実的な話で、妄想につつまれた美化やおとぎ話になっていない良作だなぁと映画をみただけでは思います。本も読もうかなぁとも思いました。(まだ読んではませんが) 当人の罪ではないですが、そこに関わってしまっている以上、そういう範疇に分類されてしまいがちなのが現実だと思います。映画の中では罪を犯した理由が「弟のためにという、手法は悪であるが善意であることと、殺意をもっていたというよりは事故・過失によるものとなっている+それをきちんと認識できる(自分は視覚でですが・・)」ので、そういう差別が不毛・不当と思えるのですが、現実世界でこういう要素が第3者に理解できるか?と問われれば、そうではないでしょう。 仮に兄の設定が自分の快楽の為に強盗で金銭を得ようとし、その場面において殺意を抱いて行為におよんでいたとしたならば、弟の受けた不当な扱いに対して、そこまで感情移入ができない作品になると思います。 相手の事を思ってした行為が、相手を1番苦しませる原因となっているという事。その過去が消しうる事が出来ない事。本人の努力が当人以外のせいで消失してしまうむなしさとやるせなさ。差別が正しいとも、間違っているともいえない事(判断材料が現実ではより希薄ですし)などを考えながら読むと意見が別れて当然だと思います。 視点を加害者側・被害者側のどちらかに置くかで、同じ光景でも見え方が全く違うでしょう。現実でのなかでは、どうやっても加害者・その周りに同情できない様な起こるべくして起きた・むしろ起こす気であったのか?という様な凄惨な事件もあります。そうでないという事・事実をしれるのは小説であり映画であるから。理想はともかく現実として致し方ないという稚拙な意見に自分の場合はおさまります。

iowaboy
質問者

お礼

回答ありがとうございます。やはり、現実は厳しいの かもしれませんね。

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