• ベストアンサー

音楽家が職業と認められたのはいつですか?女性音楽家はいつごろから登場....?

いま私は、モーツァルトについて研究をしています。 本によると彼が生きていた時代はまだ芸術への理解がある人など非常に少なく、今のように「音楽家」「芸術家」などという職業はなかったそうなのです。 そこで疑問に思ったことなのですが、音楽家や芸術家が職業として認められるようになったのは、大体いつ頃だったのでしょうか?参考文献などもありましたらおしえてください。 また、彼がいきた時代にはほとんど女性の音楽家がいなかったそうなのですが、ではいつごろから女性音楽家が登場するようになったのですか? どちらか一つでもいいので、わかることがありましたら回答よろしくお願いします。

  • ukmm
  • お礼率79% (23/29)
  • 音楽
  • 回答数5
  • ありがとう数7

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • anonimo
  • ベストアンサー率30% (12/39)
回答No.3

大雑把な分け方です 古典派時代---貴族社会への従事者=宮廷音楽家 お仕着せ服+カツラの音楽家というのがビジュアルイメージです ロマン派時代---貴族社会の崩壊=職業音楽家 商用音楽の発生です この二つの時代を隔てるのはフランス革命です。 主導権は民衆へと移り権力は貴族から財力のある商人へと移っていきます。作曲された音楽を買い取り、出版する「出版社」という新ビジネスも登場します。(印刷業者はずっと前からありましたが、依頼主は王侯貴族で、一般に売りさばくことが目的ではありませんでした) (宮廷でない)一般家庭にピアノが置かれ、金持ちの子弟は教養としての音楽を学びます。コンサート用でないアップライト型ピアノとドレスを着たお嬢さんの肖像画などを見たことがありませんか。ロマン派時代の象徴です。 この過渡期にいた作曲家にベートーヴェンがいます。 http://reservata.s61.xrea.com/academia/mhistory/classic/hwm14-9.htm 宮廷音楽家と職業音楽家を両方経験しています。 自己芸術追究の為でなく、生活の為に売る為の音楽を 書かねばならないこともありました。 彼が作品番号を振らなかった作品は、この様な苦い思いで書かれたものだそうです。 古典派に分類されますが、ロマン派の先駆者である、といわれるのは 作風だけでなく、ステータスからも言えることなのです。 女性音楽家についてですが、 まず、頭に浮かぶのはクララ・シューマンです。 世界初の音楽家ではないでしょうが、最初の有名女性音楽家(ピアニスト)ではないでしょうか。

ukmm
質問者

お礼

お礼の返事が遅れてごめんなさい。非常に分かりやすいご説明ありがとうございました。特に宮廷音楽家と職業音楽家についての説明はとても役立ちました。

その他の回答 (4)

  • Mumin-mama
  • ベストアンサー率45% (1140/2503)
回答No.5

モーツァルトが生まれる前くらいまでの音楽家になるまでの道のりですが、親が教会のオルガンの奏者または宮廷音楽家の家に生まれて、親から英才教育を受ける。または、教会や宮廷教会の少年合唱団に居て音楽教育を受けるなどでした。 >音楽家や芸術家が職業として認められるようになったのは、大体いつ頃だったのでしょうか? モーツアルト(1756-1791)の前のヴィヴァルディー(1678-1741)もヨハン・セバスチャン・バッハ(1685-1750)も音楽家や芸術家と当時でも認められていたと思います。ただ、バッハの方は生活は貧しかった様で、一家で銅版を削り、楽譜を自分達で刷って生活の糧にしていたようです。セバスチャンバッハが有名になったのは二人のたいへん有名な息子のお陰で、カール・フィリップ・エマヌエル・バッハとヨハン・クリスチャン・バッハが居なければ、モーツアルトもハイドンもベートーベンも父親のバッハも今のように有名になっていなかったかも知れません。 音楽家が教会音楽、宮廷音楽だけでなく、庶民の大衆音楽になって来たのは、多分ヨハン・シュトラウス(1825-1899)やオッフェン・バッハ(1819-1880)の頃のウィーンからではないでしょうか。当時のウィーンではワインガルテンのホイリゲで生演奏を聞かせたり、ワルツで踊るのがたいへん流行りました。また、ミュンヘンのオクトーバー・フェスト(1810年~)みたいにブラスバンドでワルツを踊る等が大衆音楽流行のはじまりだと思います。 また、チェダー・ムージックといってチェコやハンガリーなど東欧のジプシー音楽も流行して、ブラームスがハンガリー舞曲等を楽譜に起こしています。オペラも流行っていたと思いますが、まだまだこの頃は貴族やブルジョアだけが見られるだけだったと思います。 また、ワーグナーは南ドイツの王様、ルードヴィッヒII世がパトロンでしたのでお金持ちでした。妻コジマの父親はワーグナーの友達でもあるフランツ・リストでした。 女性の音楽家はクラーラ・シューマン(ロベルト・シューマン)がピアニストとして有名ですが、作曲家とピアニストで有名なフェリックス点メンデルスゾーンの姉でファニー・メンデルスゾーンも有名です。http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%8B%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%A1%E3%83%B3%E3%83%87%E3%83%AB%E3%82%B9%E3%82%BE%E3%83%BC%E3%83%B3 病弱で精神の安定しないロベルト・シューマンに代わってクラーラはピアノの演奏で家族の生計を立てます。それを支えたのが若いブラームスでした。 ドイツのライプツィッヒには彼らやメンデルスゾーンが音楽談義をしていたカフェが残っています。http://www.coffe-baum.de/

ukmm
質問者

お礼

お礼の返事が遅れてごめんなさい。詳しいご説明と、ホームページのご紹介ありがとうございました。とても参考になりました。

  • come2
  • ベストアンサー率32% (594/1811)
回答No.4

こんにちは 演奏を各地で行うことで、対価を得る ということを最初にはじめたのは「モーツァルト」でしょうね コンサート(リサイタル)という方法でお金を得る方法を 確立したのは「フランツ・リスト」 女性音楽家は「クララ・シューマン」 「ショパン」は自分で作曲し、サロンで演奏し、貴婦人に ピアノを教えるということで生活していたようです これを音楽家と言えば音楽家。 あたりでしょうかね 参考文献という程ではないけど 「パリのヴィルトゥオーゾたち   ショパンとリストの時代」 ショパンとリストの両名に弟子入りした人の著書の邦訳が 出版されてます。

ukmm
質問者

お礼

お礼の返事が遅れてごめんなさい。詳しいご説明、特に参考文献のご紹介ありがとうございました。参考にさせていただきました。

  • tomban
  • ベストアンサー率26% (2616/9772)
回答No.2

モーツアルトなど、作曲を生業としていた人にはいくつか「道」がありました。 ひとつが「宮廷音楽家」となり、偉い人の前でオリジナルなどの曲を作り、演奏すること。 他には「専属の作曲家」として、劇場のお抱え作曲家になり、オペラなどの作曲と指揮などを手がけることなどがありました。 この時代は「芸術」という観念自体が乏しく、どちらかというと「職人」として芸術家は見られていた節があります。 画家なども同じような境遇でした。 詳しいことは知りませんので持論ですが、 いわゆる「パトロン」たる貴族階級が没落していったり、一般人の中に経済的な成功者が台頭しだしたことによって、音楽家たちも活動の場を移すことになり、フィールドが拡大していったことで、音楽家の「数」が激増していったのだと思います。 またパトロンを失った音楽家が「野に下る」ことで、いろいろな「秘密」が公開されていくことにも繋がっていったのでしょう。 そうなると「商売敵」も増え、また「新しいもの」を提供していく機会が増えます。 日常の中に音楽が溶け込んでいったことや、だんだんとその「規模」が拡大していったことで「集団」ができるようになり、その「地位」が向上していきました。 こうなると「安定化状態」になりますので、音楽家は立派に「職業の一分野」ととらえられるようになったのではないでしょうか?。 簡単に言えば「大規模産業」になっていったことが、音楽家を「職業人」とし、また「一芸に秀でた人達」なので「芸術家」とも呼ばれるようになったのだと思います。

ukmm
質問者

お礼

お礼が遅れてごめんなさい。詳しい説明ありがとうございました。今回の件でパトロンに目を向ける発想は浮かばなかったので、とても参考になりました。

  • mozofunk
  • ベストアンサー率39% (503/1279)
回答No.1

NAXOSのCDによると・・ 「Hildegard von Bingen ヒルデガルト・フォン・ビンゲン(1098-1179)は、ドイツ中世文化史上、最も重要な女性で、史上初の女性作曲家ともいわれる聖職者です。彼女は超自然的実在を視聴覚でとらえる特別な能力を持ち、修道女修道院長として、一生を過ごした間に、天の声に導かれて様々な旋律や著作を生み出しました。」 とあります。

ukmm
質問者

お礼

お礼が遅れてごめんなさい。わざわざ調べてくださってありがとうございました。参考にさせていただきます。

関連するQ&A

  • 西洋音楽史上、女性が登場していないのは?

    従来の西洋音楽史には、女性がまず登場しません。よく考えてみれば、今まで聞いてきた作曲家の名前は、男性ばかりです(ベートーベンとか、バッハとか・・・。)。これは、時代背景や女性学などが関係しているのでしょうか?

  • 音楽史の中で金管楽器がガンガン鳴らす交響楽が登場したのは、いつ頃?

    交響楽でトランペット、ホルン、トロンボーンといった金管楽器が ガンガン鳴る交響楽としては、私にはブルックナーやレスピーギの 作品が思い浮かびます。 しかし、音楽史の中で交響曲が誕生したばかりの時代の作品では、 金管楽器は和音の一部を担うのみで、優しい音で鳴らしていたと 思います。 金管楽器が主役としてガンガン鳴る交響曲は、 いつ頃から登場したのでしょう。 (作曲家の名前や作品名も挙げていただけますと幸いです。) 音楽史や固有名詞に疎い私のために、どなたか教えてくださいませ。

  • 「中国」 という名称は歴史上、いつ頃から登場?

    今の彼の国は 「中国」 と呼びますし、その国の国籍をもつ人は 「中国人」 と呼びますよね。 この表現方法は、一体いつ頃から歴史に登場するのですか? 昔の秦や漢の時代に既にあったのでしょうか?  それとも現在の中華民国や中華人民共和国が成立してからでしょうか?

  • モテる職業

    今の時代はやっぱり公務員という職業はモテますか? 逆に相手の職業が公務員だと嫌だという女性はいますか?

  • 好きな男性に対する女性の心理

    好きな男性に対する女性の心理 女性は気のある男性の趣味、例えば今まで、クラシック音楽に興味の無かった女性が、気のある男性から モーツアルトを好きだと聞くと、それを聴いてみようと思ったり、それまで読んだことのない作家の本を その男性が愛読していると知ると、読んでみようと思ったりするものなのでしょうか。

  • 音楽著作権に関して

    音楽著作権、中でもMP3などの登場により複製というものが簡単にできる時代になってきました。そこでMP3における音楽著作権問題をアンダーグラウンドの現状を交えて教えて頂ける方がいましたらよろしくお願いします。現在卒業研究の一環として調べているのですが、アンダーグラウンドというものが全く分らないので・・・

  • 女性に好まれる、男性の職業についてお聞きしたいです。

    20代後半の女性です。ちょっとくだらないかもしれませんが、少し前から気になっていることがあります。 1 国家公務員(II種) 2 地方公務員(市役所勤務) 3 警察官(県警勤務) 4 大手自動車メーカー正社員 5 上場企業の理系研究員 6 地方新聞記者 7 百貨店の正社員 例えば全部27~30歳過ぎの男性であるとするならば、女性から人気の高い職業はこの中ではどれにあたるでしょうか。 そして、一番不人気な職業はどれだと思われますか。 年末に、大学時代の友人たち(男性も含む)と集まって遊んでいたのですが、ふとしたことから「女性にモテる仕事」の話になりました。 友人の一人に国家公務員がいるのですが、就職してから、女性にかなりモテるようになったと思うと言っていました。 また、大手自動車メーカーの正社員の友人も、「そうだよね」と言っていました。 上記で上げた職業は、私の友人・知人、そして同僚の職業です。 私は女性ですが、私自身の仕事も、上記で上げた職業の中にあります。 同期(男性)も、飲み会などで自分の職業を言うと女性の人気が上がる感じがすると言っており、 純粋な興味だけですが、上記の中であればどの職業が人気なのだろうと思いました。 自分の感覚が何となく他の人とズレている気がしたので、他の方のご意見をお聞きできればと思います。 ちなみに、相手の性格が一番重要だと思いますし、職業の差別とか批判とかをしている訳ではないのでその辺りはご了承願えればと思います。

  • 高名な芸術家

    一般人でも知っている有名な芸術家、音楽で言えばベートーベンとかモーツアルト、絵画で言えばゴッホやモネなどがおりますが、今活躍している芸術家で、今後2~300年後にこのような人たちと並び称せられるような人はいるのでしょうか(可能性のある人)? その時代になってみないと分からないのでしょうか?

  • 女性の職業

    男性(出来れば安定した企業の正社員、公務員の方)にお聞きしたいのですが、結婚対象の女性は職業も重視しますか?? 私の周りには、客室乗務員や看護師、受付嬢…等、いわゆる男受けの良い職業の知り合いが多いです。 私は大学時代、そういった華やかな職業には全く興味がなく、なんとなくで事務職を選びました。(正社員ではなかった為、昨年切られ、今は中小企業の事務員です)もう別れましたが、当時は結婚前提の彼氏がいたので、非正規でも気にしていませんでした。 最近は、周りの男性は「CA良いよな」とか「一流企業のOLっていいよね」とか、女性の職業を気にする人ばかりです。 そのうちだんだん、中小企業の事務職である自分が情けなく感じるようになりました。(私の会社は離職率が恐ろしく高く普通の会社ではない為、中小企業の事務職をバカにしているわけではありません。) 見た目はよく褒めてもらえるのですが、職業がコンプレックスになってしまい、自分に全く自信が持てません。もう20代後半の私には、今さら人気職へのシフトは不可能かと思います。。。 ちょっと長くなってしまいましたが…男性の皆さんは、女性にも職業的な肩書きを求めますか? もし肩書きにも勝るというポイントがあるなら、是非教えて下さい! 宜しくお願いします。

  • 女性が稼げる職業とは

    こんにちは。28歳女です。 女性で年収500万円以上を目指せる職業を教えてください。 営業等、出来高ではなく雇われで毎月手堅く収入を得られるものがいいです。 今までの職歴としては、ほぼ営業事務、一般事務です。 4大卒。 自分でいろいろ考えた末、少し前から司法書士と行政書士の資格勉強を始めましたが、 この手の資格をとったところで、開業できなければ意味がないのではと悩んでいます。 私には開業して稼ぐ自信はほとんどありません。 たとえば同期数人で事務所を立ち上げるとかなら出来るかもしれませんが、 雇われる立場の方が向いていると思います。 また、今までは頭を使う職業が多いですが、体を動かすのも好きです。 いろいろな本を読んだりしましたが、自分の考えだけでは偏りがちなので、 ご意見をいただけると有難いです。 よろしくお願いします!