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ブラームス協奏曲最終楽章はなぜジプシー超が多い?

タイトルの通りですが、 なぜなんだろーって 長年 思ってました。 ピアノ協奏曲、ヴァイオリン協奏曲然り。 偶然ではないですよね、あのブラームスさんですし。 理由をご存知の方いらしたら 教えてください。

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noname#192232
noname#192232
回答No.3

ご質問をきっかけに調べてみると興味深い記事がありました。 http://brahmsop123.air-nifty.com/sonata/2007/07/post_3bb8.html ジプシー音階は増2度(半音3つ)を2箇所含み,D音を起点とすると 上記ページにあるように, D-E-F-Gis-A-B-Cis-D となります。 Gis=(G♯) B=(B♭) Cis=(C♯) ヴァイオリン協奏曲 第1楽章のソロが入ってくるところの音は, D-E-F-Gis-A-Cis-D-F-A-D-F までが上向で,つぎに D-B-A-F-D-B-A と下ります。 これを低い順に並び替えると, D-E-F-Gis-A-B-Cis-D となり, 上記のジプシー音階そのままになります。ヴァイオリン協奏曲は, 最初からいきなりジプシー色が出ていることになります。 ピアノ四重奏曲第1番もズバリですが,熱狂的な感じには ジプシー風はピッタリですね。 きっと,ブラームスお気に入りの音階だったのだろうと思います。

anchan1
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 お礼が遅くなり申し訳ございません。 >ブラームスお気に入りの音階 なるほど!!と 思いました。 作曲家のお気に入りの音階や調ってあるようですね。 納得です

その他の回答 (3)

  • Ta595
  • ベストアンサー率57% (525/911)
回答No.4

こんにちは。 素人の憶測話ということは最初にお断りしておきます。 音楽史的には,複数の楽章からなる楽曲の最終楽章とは,「お祭り騒ぎ・賑やかし」という側面もありました(例えばバレエでもそんな傾向があるかも?)。マジメな話は先に(第一楽章で)終わらせて,あとは楽しくやろうよ,という感じです。(注:かなり単純化した話として,です。例外は特にロマン派以降にはたくさんあります) 古典的なフィナーレの典型的な形式は「ロンド形式」ですが,もともとは踊りのための楽曲から派生した形式です(「ロンド」=「輪舞」)。ヴァイオリン協奏曲もピアノ協奏曲も,最終楽章はこのロンド形式ですね。 マジメな彼にどんちゃん騒ぎ(ぉぃ)の楽想のフィナーレはそぐわない,というイメージも現代人の我々は持ったりもしますが,彼が古典主義的だったからこそ,最終楽章はそうした楽想でなければならなかったのかもしれませんね。 これはまったくの個人的印象ですが,協奏曲は交響曲に比べると若干俗っぽい形式(ソリストというスターをフィーチャーする,という意味)で,100%純音楽的ではなくて,彼なりに多少の「サービス精神」も発揮したかも?・・・と思ったりもします。 そこでなぜにハンガリー調か,というのは,#1・#2さまがご説明のような事情があったものと思われます(私は存じませんでした。勉強になりました^^)。 西欧諸国ではいつの時代も異国趣味というのはあったようですしね。

anchan1
質問者

お礼

Ta595さま いつもご丁寧な回答、ありがとうございます。 今回はブラームスについて質問してみました。 お礼が遅れ申し訳ございません。 >マジメな話は先に(第一楽章で)終わらせて,あとは楽しくやろうよ 皆、そのイメージです。 知人にハンガリー人が多い、お気に入りの調に加え 彼はベートーヴェンに憧れてたのもあったから 敬愛する彼のパターン(最終楽章へのもっていきかた)に 少し沿ったのかな 等 いろいろ考えてみました。 (ベートーヴェンとはちょっと性格が違いますが) >マジメな彼にどんちゃん騒ぎ 確かに。 ブラームスの私たちのイメージや知れ渡る性格は 当時の知人でも親友でもないから 実はこんな面があるという彼の姿はわからないですよね 思い込み(笑) 真面目そうで 女性にほれっぽいとも聞いた事もありますし 最終楽章ではガッチリ盛り上がりたいって念もあったのかもしれません。 先の方に紹介していただいたHP内に 「彼の渾身のコンチェルト」とありますが そういう想いも。 ブラームスは不思議と聴けば聴くほどスルメなんです ・・・はまりました ありがとうございました。

  • jupitan
  • ベストアンサー率36% (227/616)
回答No.2

確かにヴァイオリン協奏曲の終楽章などはハンガリー=ジプシー調ですよね?(実は私もかねてから思っていました) 彼の協奏曲はどれも重厚でシンフォニック、特にピアノ協奏曲第2番は4楽章形式で、まさに独奏ピアノ付きの交響曲などとも形容されているのは周知のとおりです。 ブラームスに限らず、特にハンガリー調のラプソディックな楽想を自作の曲にしばしば用いた作曲家はリストやバルトークなどが有名ですが、彼らは元々出身地が同地なのでまあ納得します。 ブラームスは勿論ドイツの作曲家(ハンブルク:北ドイツ)ですから、その彼がどうして異国の民族音楽を自作の曲に取り入れたのか興味があるところです。 実は、まだ若い頃(作曲家として間もない頃)にハンガリー出身のヴァイオリニスト、E・レメーニと演奏旅行に行き、彼からジプシー(ラマ)音楽を教えてもらったことがブラームスの創作活動に大きな影響を及ぼしたのです。また、この演奏旅行中に大ヴァイオリニストのJ・ヨアヒム(同郷のレメーニが彼に引き合わせた)やリスト、さらには恩師シューマンとも会っています。 大体このあたりがブラームスにハンガリー音楽を影響させた要因かと思われます。 私は思うのですが、特にピアノ協奏曲第1番(若い頃の作品)やヴァイオリン協奏曲(円熟期)などは、共に第一楽章が壮大・圧倒的かつシンフォニック、第二楽章が牧歌的・叙情的かつロマンティック、そして一転、終楽章がラプソディック・ハンガリー調です。共に素晴らしい傑作ですが、欲を言えば曲の流れ・一貫性からも終楽章のあの極めて民族色的な音楽を排し、あえてベートーヴェンの協奏曲のように純粋に混じり気のないドイツ音楽調でまとめてもらいたかったなぁ?なんて思うのは贅沢でしょうか・・・

anchan1
質問者

お礼

ご丁寧な回答 まことにありがとうございます。 そうです 「北ドイツ出身の彼」がなぜ? しかも とても頑固で保守的?で重厚な彼がなぜ? ご指摘にもありますように レメーニの影響かなぁと思ってたのですが。 協奏曲の最終楽章に持っていっているのは  きっと何か取り決め?があったのかなぁと。 彼はリスト大先生にはあまり共感していなかったものの その出身地の民族音楽への想いは別だったんでしょうね。 >共に第一楽章が壮大・圧倒的かつシンフォニック、第二楽章が牧歌的・叙情的かつロマンティック、そして一転、終楽章がラプソディック・ハンガリー調です ↑ 同じように思ってました。 特にどちらも第二楽章は大好きでブラームスらしいなぁって思います。 彼のハンガリー舞曲やハンガリー調の音楽はイイと思いますが  協奏曲らの最終楽章についてはjupitanさんと同じく思ってます。 贅沢でしょうか(笑) しっかし聴けば聴くほど名曲です、、、渋いです 晩秋の黄昏ブラームス ご回答ありがとうございました

回答No.1

ブラームスといえばハンガリー舞曲が思い浮かびますが、ブラームス、ハンガリー、そしてジプシーはそれぞれに関係し合っいます。下のようなサイトから勉強できると思います。 http://www.hungarytabi.jp/ongaku.htm http://web.thn.jp/heartful-i/music/ungarische%20tanze.html その他「ブラームス ハンガリー ジプシー」と検索すればいろいろ出ます。

anchan1
質問者

お礼

参考のURLありがとうございます。

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