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年金問題
社会保険庁が年金のミス・不正を調べていますが、なんだか本来より集めたらなかったり、本来より払いすぎたりしているようで、もしかしてきちんと計算し直したらほとんど残額がないのでは、お金をかけて大勢の職員をつかって調べるだけむだなのでは、と思わずにいられません。あと30年後、40年後に、年金はもらえるほど残っているのでしょうか。
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日本の年金制度は、 「現役時代に積み立てた年金を(運用して)老後に給付」ではなく、 「現役世代から徴収した年金を老齢世代に給付」です。 この出鱈目なやりかたで、 これまでは徴収額が給付額を上回っていたため、信じられない無駄使いと、いいかげんな徴収がまかりとおっていた。 これからは徴収額が給付額を下回るため、給付開始年齢の引き上げをおこなう。 ということになってしまっています。 余剰金資産はありますが、 >あと30年後、40年後に、年金はもらえるほど残っているの というような、展望の持てるレベルではありません。 基本的には歴代の厚生労働官僚と社会保険庁職員とその取り巻き業者に蚕食されてしまっているということなんでしょうね。 >もしかしてきちんと計算し直したらほとんど残額がないのでは ということで、計算し直さなくてもほとんど残額がないので残高確定という意味では 無駄な作業だといえますが、現行制度での個々の国民の権利の確定をするという意味では 避けられない事務だと思います。 もっとも、原資も制度もほぼ破たん状態ですから、その意味ではしょせんは無駄な作業と いえるかもしれません。
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- kantansi
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他の回答者さんがおっしゃるように、日本の今の公的年金制度は、現役世代から徴収した年金保険料をそのまま受給者への支払いに充てているという単純なものではありません。 国民年金以外の、厚生年金や公務員年金などの給与取得者を対象とした年金について言えば、社会保険庁は平成19年3月時点で、182兆円もの年金保険料積立金を保有しています。 年間の年金支払い費用(年金プラス社会保険庁の費用等)が約40兆円ゆえ、単純計算で言うと、現役世代から年金保険料を徴収しなくともこれから4.5年は、公的年金を支給できるだけの巨額な積立金を社会保険庁は持っているのです(因みに国民年金の積み立ては8.8兆円で、年間支払い費用は4.2兆円)。 さすがこの金額すべてを社会保険庁や厚労省の役人どもが食い物にしているわけではなく、当然この積立金から年金支給に回される部分もあります。 すなわち、今の日本の公的年金制度は、世代間扶養の考え方をもとにした「賦課方式」と「積み立て方式」の併用になっているわけです。 またこの積立金の大半は少しでも増やす目的で運用されていますが、2007年度で、5.8兆円もの運用損を出したのも有名な話です。 ところで、「厚生年金保険制度回顧録」(社会保険法規研究会)と言う、1988年年に当時の厚生省の外郭財団、厚生団(現・厚生年金事業振興団)が編集した。1冊4,700円と破格の値段がつけられた本があります。 厚労省や社会保険庁の役人どもが自分たちのこれまでやってきたことを、自画自賛している本ですが、この本に年金問題の本質が明確に書かれています。 初代厚生省年金課長の花澤武夫が、「労働者年金保険法」(1942年制定)当時のことを語っている部分ですが、以下のような内容です。 年金を払うのは先のことだから、今のうち、どんどん使ってしまっても構わない。使ってしまったら先行困るのではないかという声もあったけれども、そんなことは問題ではない。 (中略) 二十年先まで大事に持っていても貨幣価値が下がってしまう。 だからどんどん運用して活用したほうがいい。むしろ集まる金が雪ダルマみたいにどんどん大きくなって将来みんなに支払う時に金が払えなくなったら賦課式にしてしまえばいいのだから、それまでの間にせっせと使ってしまえ。 更にはこういうことも書かれています。 この(年金保険料と言う)莫大な資金の運用ですね。これをどうするか。これをいちばん考えましたね。この資金があれば一流の銀行だって かなわない。今でもそうでしょう。何十兆円もあるから、一流の銀行だってかなわない。これを厚生年金保険基金とか財団とかいうものを作って、その理事長というのは、日銀の総裁ぐらいの力がある。そうすると、厚生省の連中がOBになった時の勤め口に困らない。何千人だった大丈夫だ。 以上のようなとんでもない内容ですが、すなわち当時の厚生省の役人どもが、将来国民に年金を支払うつもりもなく、自分たちの自由にできる巨額な年金保険料を国民から簒奪しようとして始めたのが、公的年金制度なのです。 残念ながらこの本は、国会でも取り上げられ問題になった為、既に編集元が国民の納めた年金保険料で買い占めてしまいましたが、、「厚生年金保険制度回顧録」や「花澤武夫」で検索すれば、いくらでも内容を確認することができます。 この本を国会で取り上げ問題にした、民主党の桜井充参院議員は以下のように言っています。 「内輪で対談して本を作り、自分たちで買い、利益は身内の対談者や出版社へ配分した。出した金は元を正せば国民の払った年金保険料。つまり、年金保険料を自分たちの懐に入れる口実として本を出したのです。国民をばかにしています」 まさに、年金問題は役人どもが国民を馬鹿にしている典型的な問題です。 すぐに厚労省や社会保険庁の腐れ役人や、連中の手先となって甘い汁を吸っている政治屋どもからわれわれの年金保険金を取り戻す必要があります。 自民党が意図しているように、社会保険庁を年金機構などと言う看板だけ変えて、更に年金の使途を分からなくするような組織に移すのでは逆効果です。 役人から完全に取り戻せなくとも、税金として財務省の管轄下に置き、少なくとも国会によるチェックが可能な状態にしておくべきです。 これ以上我々の大切な年金が、グリーンピアや役人どものリクレーション施設・用具、無用な天下り賃金等々に無駄遣いされるのを見逃すわけにはいきません。
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ありがとうございます。 運用するのはいいですけど、グリーンピアとか、どう考えても利益があがりそうにないですよね。運用というより浪費というべきでしょうか。
- char16
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既にお二人がご回答されているように、現役世代から徴収した保険料を使って隠居した世代の年金として支給しているのですから、将来の原資云々にはなりません。 実質は税金なのに、“保険料”と言っているので、「自分が積み立てたものがなくなってしまっているのではないか?」と誤解する人が多いのは事実のようです。 自分が払っているものは他人のものなのです。 制度の破綻についてですが、政府がギブアップしない限り永久に存続可能でしょう。 支給する年金額を抑えれば良いだけのことですから。 つまり、今保険料を払っている人は毎月万単位で払っていますが、将来年金を受け取る時に原資が不足していれば、年に1万円とか、もっと下げて10円とかすれば理論上の制度自体は存続できます。 極端なナンセンスな例ではありますが、年金制度って、実際こんなもんですよ。
お礼
ありがとうございます。 親戚のおばあさんは毎月20万円以上もらっていると聞きます。 将来1万円とか10円とかになるくらいなら、いま20万円も支給せずに、いまから月10万円とかにして、将来の人も同じくらいもらえるように残しておいてくれればいいのに、と思います。
- kyoromatu
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>年金はもらえるほど残っているのでしょうか。 世代間の支え合い的な支払い方法ですから、残る・・という考え方理解の仕方は妥当ではないかも知れません。 つまり簡単に言ってしまえば、あなたが今現在支払っているとすれば、それは現在年金を支給されている人たちの原資となっているのです。 ですので今度は将来あなたがもらう年代になった時に、あなた方の年代に支払うべき義務のあるその時点の若い年代層が減ってしまっていれば、到底まかない切れなくなるということです。 だから少子化問題は今の年金制度にとっては大問題なのです。 これに歯止めがかからなければ、この制度はいずれ早かれ遅かれ破綻を来たします。 それにしてもそういう公的な資金というか原資が、株で運用されているっていうことも凄い不安ですよね
お礼
ありがとうございます。 少子化はもうずいぶん前からわかっていることだから、将来、納める人数が減っても大丈夫なように、いま集めている年金を全部使いきらずに、何割かは将来の分を取り置いているのかと思っていました。
お礼
ありがとうございます。 計算しなくても残っていなかったのですね。