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今回の金融危機について
はじめまして。 株はよくゼロサムゲームだと聞きますが、今回の株価の暴落によってどのような人たちがどれ程儲けたんでしょうか?? 野暮な質問で申し訳ありませんが、どうぞよろしくお願いいたします。
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質問者が選んだベストアンサー
NO1で回答した者です。補足します。他の方の回答と視点が違っているかもしれません。 株式をデイトレードしている場合と、長期投資家や、年金や金融機関のようにある程度長期に保有している場合とは受け取り方が違ってきます。株式の全発行残高からすると、常時売買されていない部分、つまり保有されたままになっている部分は非常に大きいです。例えば様々な銘柄を100億円ポートフォリオで持っている機関投資家がヘッジののために10億円から売りして、この部分でいくらか儲けたとしても、保有している100億円の株価は値下がりで大きく損失が発生しているはずです。ヘッジの空売り分で利益が出たことは運用の努力が報われたとはいえ、この投資家にとっては差し引き大きな損失には違いないです。実際にはこういう例が多いと思います。 もちろん様々なプロのトレーダーが売りから仕掛けて利益を出したことはあると思います。もちろん保有が無く、売りの利益だけという例もあるでしょう。しかし、一時勝ち組と呼ばれたゴールドマンサックスという投資銀行にしても、何とか増資を引き受けてもらって、さらに投資銀行を辞めて銀行になってFRB(米国連邦準備委員会)の助けて生き延びている有様です。売買されていない大部分の株式の時価評価が市場でついている株価で低く評価されるわけですから、株式投資家全体としては大きな(評価額の)損失であって、この下落局面はゼロサムとはいえないと思います。
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GSがリーマンの空売りでもうけました。 また、破産前のリーマンやパリバも取引先企業の倒産を事前に 知って、空売りしてました。証券取引委員会に極秘で調査されて います。 空売りがアーバンや倒産すれすれ企業の倒産を早めたのは事実です。 彼らは完全なマネーゲーム。つまりゼロサムです。
お礼
ご回答どうもありがとうございます。 >破産前のリーマンやパリバも取引先企業の倒産を事前に 知って、空売りしてました。証券取引委員会に極秘で調査されて います。 へえーそうなんですか! そういう人たちもいるんですね。
- chikusuke
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>大きな損失を逃れる事ができただけだと思います 私もそう思います。 8月上旬から中間決算がすぎるまでトレードは休むことにしてますが、 ちっとも儲かってません。(先行き読めなかったし、不調なので一休み) 正直、北京オリンピック後には『何か』あるなと思い、様子見を決めてましたが 売りから入ってれば良かったです。(結果論ですけど)
お礼
ご回答ありがとうございました。 とても失礼なのは承知ですが、今回のご回答は全く回答になっていません。
- Baltic
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金融危機を察知して事前に売り抜けた人は かなり儲けたのではないでしょうか。また、 今キャッシュを沢山持っている人は、今から 投資すれば将来儲かる可能性もあるでしょう。 一方、事前に売り抜けられなかった人は かなりの損失を出してると思います。
お礼
ご回答どうもありがとうございます。 >金融危機を察知して事前に売り抜けた人は かなり儲けたのではないでしょうか。 自分はこういった人たちは単に大きな損失を逃れる事ができただけだと思います、というのも売り抜けた時点で株価の下落に比例して彼らの利益が増えないからです。 ですので、空売りをしている人たちが一番もうけたのではないかと思うのですが、なにか奥がありそうなそんな気がしたので今回質問させて頂きました。
- nekomomota
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正確にいうと株式投資はゼロサムではないですね。長期的に経済が成長する(これまではしてきたし、世界人口が増え、生活水準が上がるる限り成長すると考えるのが普通)限り、企業の収益が増え、株価は上昇するはずです。ゼロサムというのはデイトレイドなどごく僅かな期間で売買を繰り返す場合には結果的に偶然に任せることになるという意味です。いわば、株価変動の長期的なトレンドではなく、ノイズの部分で勝負をするわけですから。ただ、長期的な動きに今回のような大きなくぼみや大きな山などの不規則なうねりがあるというだけです。長期的には株価が上がるとすれば、超長期的には投資家全体の投資が経済成長に寄与してその恩恵を受けることになります。 今回の下落過程で売って儲けた人はいると思いますが(売り買い金額は必ず均衡していますから)、全時価総額からすると一定期間に売買されたのはそのごく一部に過ぎません。東京証券取引所の第一部の時価総額は先週末に90兆円ありますが、毎日の売買はおよそ2兆円で、それも同じ主体が同じ株式を毎日売買する例もあることを考えれば売買で動いているのは全体かなり小さい部分です。売って儲けた人が仮にその何倍かの別の株式を保有したままにしていれば、全体としては、時価総額の下落による評価価格の減少のほうが遥かに大きいです。つまり、純粋に儲けたひとがいるはずなのは認めますが、あくまで全体としては株価下落の損のごく一部を何とか補っただけ、という投資主体が多いと考えた方がよいのではないでしょうか。これは株価が長く上昇している時にもかならず空売りで毎日損をしている人がいるはずだということを考えれば分かると思います。という意味で今回の危機は世界全体の損失ですね。
お礼
とても参考になるご回答どうもありがとうございます。 売買でない部分で下落したというのは何となくわかったのですが、 株式に関して初心者の為、後半部分出よくわからなかったところがありました。 >全体としては、時価総額の下落による評価価格の減少のほうが遥かに大きいです。 この時価総額の下落です。 お時間のあるときでかまいませんので、再度ご回答いただけると幸いです。
お礼
再度本当に参考になるご回答ありがとうございます。 >株式投資家全体としては大きな(評価額の)損失であって、この下落局面はゼロサムとはいえないと思います。 実は、ゼロサム(厳密には違うのは承知の上ですが伝わりやすいのではないかと思いこの言葉にしました。)なんだからその分儲った人もいるんだろうな。。と思いつつも、ちがう局面で今回の下落が起ったのではないだろうかと懸念してたのです。 質問の仕方がよくありませんでしたが、期待していた回答そのものです。 とてもわかりやすく説明して頂きありがとうございました。