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外貨の買い時?

今、数年ぶりの円高になっていますね。 主要に通貨はどれも値下がりしています。 私はこれまで、外貨預金も投資もしたことがないのですが、 このチャンスを生かそうと思っています。 そこで、下記について質問を致します。 (1) 来年1月にニュージーランドへ旅行するので、現地での旅費を円高のうちに用意したいと思っています。 日本ではNZ$のT/Cの取り扱いはないので、現金を買うことになります。 1月に現地で円のT/Cから両替するのと、今のうちに現金を購入するのと、 どちらが得策でしょうか?今後の円相場の予想も含めて、お願いします。 ちなみに、現在のNZ$ 現金のレートはこちらです。 http://www.bk.mufg.jp/gdocs/kinri/list_j/kinri/tvl_check.html (2)上記旅行の話とは別に、新生銀行で外貨預金を始めることも 検討していますが、今は買い時なのでしょうか? 買うとすれば、どの通貨が安定しているのでしょう。 http://www.shinseibank.com/gaika/cam/index.html (3)$、ユーロの現金をレートよく買う方法はありますか? pay-palやインターネット口座などでも結構ですが、今のうちに 外貨現金を購入して、何かの支払時に使えるようにしたく考えています。 以上、どうぞ宜しくお願いいたします。

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  • Umada
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回答No.2

(1)いま日本でニュージーランドドルに両替するか、1月に円トラベラーズチェックから両替するか  「為替相場の予測も含めて」とおっしゃるお気持ちはよく分かりますが、相場を読み切ることは専門家でも困難です。誰かの予測に乗って外貨を買ったとしても、予測が外れて損失が出るリスクは常に付きまといます。誰かに「上がります」「下がります」と請合ってもらわないと安心できないなら、為替取引を始める段階には至っていないということです。  よってここでは日本でニュージーランドドル(NZD)に両替するのと、現地で円トラベラーズチェック(以下TC)からNZDに両替するのとの比較のみ行います。その有利不利を論じるに当たっては為替用語を用いることが不可避なので、まず付記1の用語説明を一読ください。  日本の銀行におけるNZDの現金売りレートは、三菱東京UFJが公示仲値+8円70銭、みずほが+10円、三井住友が+10円55銭(*1)です。NZDは流通量の少なさ、為替変動の大きさ、政策金利の高さにより上乗せ幅(特に外貨現金取扱手数料)が高く設定されています。日本でのNZD両替は一般にお勧めできません。  唯一の候補はみずほ銀行での外貨預金です。一般に外貨預金をその通貨の現金で払い出す場合には外貨現金取扱手数料(*2)がかかりますが、みずほ銀行は「引き出し1回あたり1,000円」という設定にしています[1]。従ってまとまった金額を一度に引き出すなら利用価値があります。外貨預金時のレートは公示仲値+2円55銭です。  ニュージーランドで日本円建てTCから両替する場合はどうでしょう。参考ページ[2]は大手のANZ銀行のレートの例です。10月10日の数字で日本円TCの買い入れが60円29銭→1 NZD、日本円現金の買い入れが62円50銭→1 NZDです。また両替1回あたり5 NZDの手数料を引かれます。公示仲値の記載はありませんが、対顧客電信売りレートと買いレートを足して2で割ると58円84銭5厘ですので、これが目安になります。日本円現金買いレートは6.2%の、TC買いレートは2.5%の上乗せと分かります。またTCの換金には1回5 NZDかかりますので[3]、その分も計算に入れなくてはなりません(日本円現金からの両替でも5 NZDかかります)。  公示仲値が1 NZD=60円00銭のときに、2,000 NZDを調達するのに必要な日本円の額を計算してみます。 (A)三菱東京UFJ銀行でNZD現金に即時両替  (60.00+8.70)×2,000=137,400円 (B)みずほ銀行でNZD外貨預金し、NZD現金で引き出し  (60.00+2.55)×2,000+1,000=126,100円 (C)円建てTCをニュージーランドの銀行(ANZ)で換金  60.00×1.01÷(1.00-0.025)×2,005=124,618円  ※現地での換金手数料5ドル分を加算。公示仲値からの差し引き分は2.5%、TC発行手数料は1%とした。 (D)日本円現金をニュージーランドの銀行(ANZ)で換金  60.00÷(1.00-0.062)×2,005=128,251円 為替変動なしという前提なら(C)が最安です。今後さらに円高に振れると読むなら(C)はさらに有利になり、逆にNZD高に戻ると読むなら代わって(B)がお得です。 (2)安定した通貨と新生銀行での外貨預金  比較的安定している通貨は存在しますが、為替差益とはそもそも相場の変動に乗じて得るものですから、変動の小さい通貨では為替差益は期待しにくくなります。差益を稼ぎたいならリスク覚悟で、ある程度変動がある通貨を買う必要があります。  「安定している通貨」が絶対条件なら、究極的には「日本円のまま保有」という回答になってしまいます。程度の大小こそあれ外貨預金とは本質的に不安定なものなのです。「買い時」については(1)でお答えしている通りです。  新生銀行の外貨預金は、外貨の現金やトラベラーズチェックで払いだすことはできません。適宜のタイミングで日本円に戻して差益を得ることが目的の商品です。為替手数料はあまり安くないので、一往復(円→外貨→円)で少なからぬ目減りがあります。  外貨として使う予定はなく、単に為替差益狙いであるなら外貨MMFや外国為替証拠金取引(FX)等の方が、一往復(円→外貨→円)での目減りが少ないので有利でしょう。「銀行での外貨預金」に限るとしても、為替手数料が安いソニー銀行やイーバンク銀行の方がまだ新生銀行より有利です。 (3)米ドルとユーロの現金調達  日本国内で入手するという条件をつけた場合、有利と思われる調達法は以下の通りです。金額や許容できる手間に応じて適宜のものを選択ください。詳細は参考ページ[4-7]でご覧ください。 【米ドル】 (A)金券ショップで両替 公示仲値+2円(探せば1円80銭程度のところも) (B)三井住友銀行で外貨預金し、それを米ドル現金で払い出し 公示仲値+1円(ただし残高1万米ドル以上が条件)  (C)外国為替証拠金取引業者で円を米ドルに振替え、三井住友銀行に国内外貨送金し、(B)と同様に米ドル現金で払い出し 公示仲値+5銭(これも残高1万ドル以上が条件) 【ユーロ】  (A)金券ショップで両替 標準で公示仲値+4円、最安で公示仲値+3円 (B)三菱東京UFJ銀行/三井住友銀行/ゆうちょ銀行などで両替 公示仲値+4円 (C)みずほ銀行で外貨預金し、ユーロ現金で払い出し 公示仲値+1円50銭と手数料1回1,000円  なお「米ドルやユーロの現金を使うのは現地でだが、買っておくのは今のうちに済ませたい」ということなら、シティバンク銀行で外貨預金をして出発前にTCで引き出し、現地で換金する方法[8]でも同様に円高の恩恵を享受できます。ユーロの場合は現地での換金に注意(手数料回避)が必要なので、[9]などを参考にしてください。 [1] http://www.mizuhobank.co.jp/saving/gaika/futsu.html [2] http://www.anz.co.nz/ratefee/forexchange.asp [3] http://www.anz.co.nz/ratefee/charges/acctserv.asp [4] http://oshiete1.goo.ne.jp/qa2840044.html [5] http://oshiete1.goo.ne.jp/qa3005553.html [6] http://oshiete1.goo.ne.jp/qa4360465.html [7] http://oshiete1.goo.ne.jp/qa4373845.html [8] http://oshiete1.goo.ne.jp/qa3128088.html [9] http://oshiete1.goo.ne.jp/qa2317598.html 付記1 為替用語 ・銀行間レート 外国為替市場において文字通り金融機関間の取引に使われるレートで、新聞やテレビで報じられているレートは通常この「銀行間レート」です。一般の顧客は銀行間レートでの取引きはできず、必ずいくらかの手数料を上乗せして支払います。 ・公示仲値 銀行間レートは常に変動しているため、それを基準に両替や送金を処理すると煩雑です。そこで各金融機関は銀行間レートをもとに「公示仲値」というレートを定め、その日の取引の基準レートとして用います(一日数回変更する銀行もあります)。公示仲値と銀行間レートは厳密には一致しませんが、為替取引の有利不利を考える上では同一視して差し支えありません。また公示仲値は各金融機関が独立に定めるため金融機関間でばらつきがありますが、その違いはあっても0.1%程度です。 ・対顧客電信売レート(TTS) 外貨現金のやり取りを伴わずに外貨を買う取引で適用されるレートです。具体的には外貨建てTCの購入、外貨預金、外貨建て国際送金などが該当します。TTSは決まった幅の手数料(為替手数料)を公示仲値に上乗せすることで機械的に計算されます。 ・外貨現金売レート 外貨現金の取扱いには発行国からの輸送コスト、運用に回せないことによる死蔵コスト、為替変動によるリスクが必然的に発生します。そこで現金の外貨をやり取りする取引には「外貨現金取扱手数料」を課してコスト/リスク対策をしています。実際の両替ではTTSに外貨現金取扱手数料を加算したレートが「現金売レート」として表示されます。 *1 外貨両替専業の「外貨両替コーナー」では2円割り引かれて8円55銭です。 *2 外貨預金を外貨の現金や外貨建てTCで払い出せる銀行は少数派です。払い出せる場合でも手数料がかかります。つい日本円の預金と同じ感覚で、外貨預金についても「いつでも自由に外貨で出し入れ自由」と考えてしまいがちですが、実際はそうではありません。

BUGELKOAR
質問者

お礼

親切丁寧なご回答、大変ありがとうございます。 お礼が遅くなってしまい、申し訳ありません。 お蔭様で、大変よくわかりました。 ご回答いただいた翌日に、みずほ銀行で旅行分のニュージーランド・ドルを預金しました。これからは、このご回答を保存版として、賢く投資していきたいと思っています。

その他の回答 (1)

  • masuling21
  • ベストアンサー率34% (2491/7233)
回答No.1

(2)だけです。銀行の外貨預金は為替手数料が高いので、証券会社の外貨MMFのほうがよろしいです。為替レートの変動がないと儲かりませんので、安定は求める必要ないと思います。

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