• ベストアンサー

プルサーマル計画について!

プルトニウムには燃料になるものとならない物があると聞きました。 このプルサーマル計画では燃えないプルトニウムにMOX燃料(燃えるプルトニウム&ウラン)を足して後は普通の原発と同じ発電するやり方であってますか? 又、この計画を実行するには新しい施設はいるのでしょうか? 後、この計画の危険性なんかも教えてくれたら嬉しいです! こちらでもできる限り調べるのでお力を貸してください!

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • rukuku
  • ベストアンサー率42% (401/933)
回答No.1

はじめまして >プルトニウムには燃料になるものとならない物があると聞きました プルトニウムには多くの同位体があり、中には燃料にならないものがあるかもしれませんが、プルサーマルにおいては「ウラン」に燃料になる/ならないがあることの方が大きいと思います。 ウランには燃料となるウラン235と燃料にならないウラン238があります。 天然のウランは、燃料となるウラン235が0.7%、燃料にならないウラン238が99.3%と、燃料にならないウランの方が圧倒的に多くなっています。 原子力発電所ではウラン235の割合をを3~5%高めた「低濃縮ウラン」を燃料として用いています。 燃料にならないウラン238ですが、原子炉を運転していると、プルトニウム239になります(詳細の課程は省略します)。プルトニウム239は燃料となります。 このプルトニウム239を使用済み燃料から取り出し、ウラン燃料に混ぜて使おうというのが「プルサーマル」です。 >この計画を実行するには新しい施設はいるのでしょうか? 1.使用済み燃料からプルトニウムを取り出す施設 2.取り出されたプルトニウムをウラン燃料に混ぜ、MOX燃料にする施設 が必要となります。 >この計画の危険性なんかも教えてくれたら嬉しいです! 安全性・危険性については議論が分かれるので、一概に回答できません。 推進派、反対派の両方の意見をみて、ご自身で判断してください。 以下は、参考になると思うサイトです。 ◇プルサーマル:Wikipedia http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%97%E3%83%AB%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%83%AB ◇プルサーマルとは:日本原燃 http://www.jnfl.co.jp/business-cycle/5_kongou/kongou_03/_03_01.html ◇プルトニウムとは:原子力安全白書 http://www.nsc.go.jp/hakusyo/hakusyo13/111.htm ◇MOX燃料の安全性:資源エネルギー庁  原子力発電立地対策・広報室 http://www.enecho.meti.go.jp/genshi-az/cycle/plu_mox.html ◇核燃料は「リサイクル」できる?:原子力教育を考える会 http://www.nuketext.org/recycle.html ◇プルサーマルの安全性とプルトニウム技術の今後の課題:原子力安全白書 http://www.nsc.go.jp/hakusyo/hakusyo13/15.htm

divinewind
質問者

お礼

素早く分かりやすい回答本当に感謝します!!!! かなり参考になりました。本当にありがとうございます!!!!

その他の回答 (1)

  • parts
  • ベストアンサー率62% (6364/10149)
回答No.2

Q/このプルサーマル計画では燃えないプルトニウムにMOX燃料(燃えるプルトニウム&ウラン)を足して後は普通の原発と同じ発電するやり方であってますか? A/本来を言えば逆ですね。プルトニウムが燃料でウランが緩衝材です。 プルトニウムは核分裂の速度(質問でいう燃える速度)が速いという特性があります。具体的には、原子炉で普通に使われるウラン235(235U)に比べてプルトニウム239(239Pu)はさらに一段上の分裂速度があります。 加速度的に核分裂が起きれば・・・そこで制御棒での制御が効かなくなりますから、核反応の発生するものを大半として僅かに反応の異なるものが入っていると思われます。主に、(238Pu、239Pu、241Pu、242Puなど)が含まれています。 尚、238U(ウラン238)は反応を落とすための緩衝材でそれ単体は常環境では核分裂を起こさないという特性があるものです。役割は余った中性子(U235や239Pu原子にぶつかると核分裂が起きる)を吸収する物質となります。(吸収すると239Uになり、その後239Npになる、それがさらに239Puになるという特性がある) もっと分かりやすく言えば、反応するプロトニウムがまず燃料として作られ(その中に反応の弱い物が含まれる)、それに核分裂を抑えるためのウラン238が混ぜられるのです。 Q/又、この計画を実行するには新しい施設はいるのでしょうか? A/まず、MOX燃料を加工する再処理設備が必要です。 発電設備自体は基本的には今使っている軽水炉を利用できますが、制御をより細かくするため燃料棒に配置する制御棒をうまく設置する必要があります。ただ、設備は基本流用できます。 Q/後、この計画の危険性なんかも教えてくれたら嬉しいです! A/プルトニウムの特性が先に述べたように、反応速度が速い(具体的には中性子を強く吸収する)ため、制御棒での制御の効きが低下する傾向にあります。それ故に、何らかの問題が発生した場合には事故に繋がりやすくなるかもしれません。 要は、扱いが難しいのがMOX燃料でありプルトニウムで、普通のウラニウム燃料棒と同じように使い制御すると、出力が大きくなりすぎ、最悪の場合はメルトダウン(炉心崩壊)を起こすことになります。 他にも、強い放射線を放つという特性もあります。これは、高出力であるプルトニウムの特徴でそれ単体での危険性の高さはウラン以上と言えます。 良い面が悪い面の裏返しにもなります。プルトニウムはウランを越える元子(番号)で、半減期が圧倒的に短いためウランなどに比べて短時間で特性(原子の形)を失う傾向にあります。それが、ウランより高い出力のエネルギーを短時間で放出する要因とも言えるのかも知れませんが、それが即ち懸念される要因でもあります。 まあ、危険性のあるものなのは、ウランもプルトニウムも変わりませんから、絶対的な安全運転をしなければどちらを選んでも不幸な結末になります。

divinewind
質問者

お礼

ああもう本当にありがとうございます!いいものができそうです!

関連するQ&A

  • MOX燃料

    プルサーマルを実施することで、ウランを1~2割節約できると聞きます。 ということは、ウラン燃料1~2割相当のプルトニウムを使うということでよろしいのでしょうか? また前提条件としてMOX燃料を原発にどの程度導入されるのでしょうか? (例えば、今ある原子力発電所全体の一割にMOX燃料を導入するなど) もし詳しい方がいらっしゃいましたら、1~2割削減できるというその試算方法について教えてください。

  • プルサーマル発電と高速増殖炉での発電の違いについて

    再度、軽水炉での原発発電、高速増殖炉での発電の違い について、何点かお聞きします。よろしくお願いします。 また現在は、軽水炉での発電も停止状態、高速増殖炉は、 事故により、やはり停止状態だと理解しています。 まず、高速増殖炉では、核分裂を起こさせる中性子の速度が 、軽水炉の場合に比べて、250倍になると聞きます。本当でしょ うか? この場合の軽水炉で使うのは、10%程度の低濃縮ウラン だと思うのでうが、間違いないでしょうか? 250倍になるとは、10%程度の低濃縮ウランを軽水炉で使用 する場合とプルトニウムを高速増殖炉で燃料として使用する 場合の比較だと理解しているのですが、間違いないでしょうか? 二番目の質問をさせて下さい。 軽水炉で、プルトニウムを燃料として、低濃縮ウラン、劣化ウラン とともに、MOX燃料として使用するのをプルサーマルと言うわけ ですが、核分裂を起こさせる中性子の速度は、軽水炉で、低濃 縮ウランを使用する場合、高速増殖炉で、プルトニウムを使用 する場合では、この三者間では、速度では、具体的に、どのくら いの違いとして、出てくるのでしょうか? またプルサーマルが稼働していた時期は、一年間で、原子炉一基 で、どのくらいのMOX燃料が使われていたのでしょうか? 低濃縮ウランの場合は、一年間で、原子炉一基で、100トン分が 使われ、100トンを三回に分けて使用していたとも聞きます。 三番目の質問をさせて下さい。 確認と言う形で、お聞きしたく思います。 プルサーマル発電で、使用されるプルトニウムは、MOX燃料 全体の4~9%と聞きます。本当でしょうか? また高速増殖炉では、燃料全体の20%をプルトニウムが占め、 残りは、核分裂を起こすウラン235は使用せず、そのままでは、 核分裂を起こさないウラン238を80%使用すると聞きます。 これが本当でしょうか? ウラン238は、中性子を一つ取りこむと、ウラン239に変わり、 ベータ線を出して、核分裂を起こすプルニウム239へと変わり、 高速増殖炉では、この出来たプルニウム239に使えるとも聞き ます。 最後に、質問の数、内容が長くなってしまいました。すみません。

  • プルサーマルについて

    wikipediaを見てよくわからない文章が出てきました。 大間原子力発電所は、ウラン燃料だけでなく、MOX燃料を全炉心に装荷できることが特徴であり、 通常の原子炉はMOX燃料を少ししか装備できないのでしょうか?なぜでしょうか?

  • 放射性プルトニウムは自然界に存在しますか?

    カテゴリーがよく分からないのでこちらで質問させて頂きます。素人の質問です。詳しい方、教えて下さい。 原子力発電の燃料の一つに放射性ウランがあります。ウラン燃料は天然のウラン鉱石を精錬して得られると理解しております。 同じく原発燃料に放射性プルトニウムもありますが、プルトニウムもまた天然鉱石を精製して得られるものなのでしょうか。「プルトニウム鉱石」と言う物は自然界に存在するのでしょうか。

  • 原発の点検とは?

    1、よく「~原発の~号炉点検中」と言いますけど、点検というのは何をするのですか。  2.それから福島原発3号炉ではプルサーマル発電を行おうとしていたそうですが、本当なのですか。点検中ではなかったのですか。 3.もしそうなら、MOX燃料を燃やすのは高速増殖炉でなくてもできるのですか。 4.もしそうなら、他の原発でもプルサーマル発電を行うことができてしまうのですか。 福島原発の事故でやっと、ほんの少し原発についての知識を得たものです。 どうかよろしくお願いします。

  • MOX燃料とは

    MOX燃料について質問します。 その前にまず核燃料リサイクルを確認したいのですが、これは炭鉱から取ってきた天然ウランをまず加工工場にもっていき、その後原子力発電所で電気を作る。 その後に、再処理工場に持っていき、未だ使用できるウランを取り除き、再び加工工場に持っていき、再利用する。その際、5%のウランは再利用できないと聞きました。 これが核燃料リサイクルです、あってますか? 続いて、Mox燃料は、原子力発電所で使用したウラン燃料から、ウランとプラトリウムを取り出し、この二つを混合した状態で、原子力発電所に持っていき電気を作る。 あってますか? 私が考えるその際のメリットは、天然ウランの半分?くらいで、MOX燃料として原子力発電所で再利用できる!と考えているのですが、これもあっていますか? しかし、MOX燃料は放射能が天然ウランよりでると、聞いたことがあります。 アドバイスお願いします。

  • 福島原発3号機 もっとも危険なプルトニウムが・・?

    福島原発3号機 もっとも危険なプルトニウムが使用されている!!! 東電と東芝が日本で始めて導入した設計か? http://www.47news.jp/news/2010/09/post_20100923083902.html 平井憲夫さんの死 1997年1月逝去。 1級プラント配管技能士、原発事故調査国民会議顧問、原発被曝労働者救済センター代表、北陸電力能登(現・志賀)原発差し止め裁判原告特別補佐人、東北電力女川原発差し止め裁判原告特別補佐人、福島第2原発3号機運転差し止め訴訟原告証人。 http://www.iam-t.jp/HIRAI/pageall.html 原発放射線による癌で亡くなられた原発製造ベテランの告発文だ。 ここで文章の一部を引用する。 「普通の原発で、ウランとプルトニウムを混ぜた燃料(MOX燃料)を燃やす、 いわゆるプルサーマルをやろうとしています。しかし、これは非常に危険です。 分かりやすくいうと、石油ストーブでガソリンを燃やすようなことなんです。 原発の元々の設計がプルトニウムを燃すようになっていません。 プルトニウムは核分裂の力がウランとはケタ違いに大きいんです。だから原爆の 材料にしているわけですから。 いくら資源がない国だからといっても、あまりに酷すぎるんじゃないでしょうか。 早く原発を止めて、プルトニウムを使うなんてことも止めなければ、あちこちで 被曝者が増えていくばかりです。 」 1,2号機は米国GEから輸入したが、それをもっと自前で悪辣な東電+東芝は、 危険燃料を使った設計をした。 東電+東芝よ、なぜこのような酷い設計をやっていたのか?

  • 福島3号炉のMOX燃料は報道管制?

    被災地なので情報が遅れているだけかも知れませんが、マスコミが福島原発3号炉のプルサーマル(MOX燃料)に触れないのは、報道管制の所為でしょうか?米はプルトニウム汚染を恐れて80km退避指示なのでしょうか?

  • MOX燃料について。

    質問いたします。 ・ウラン中にプルトニウムを混ぜることにより、燃料の融点が下がる。 これにより燃料が溶けやすくなる。 また熱伝導度等が、通常のウラン燃料よりも低下する。 これにより燃料温度が高くなりやすくなる。 以上、ウィキペディア、MOX燃料の問題点 より。 Q1、 >熱伝導度等が、通常のウラン燃料よりも低下する。 これにより燃料温度が高くなりやすくなる。 これはどういうことでしょうか? 熱を放出、もしくは伝達する能力が通常のウラン燃料より低いため、 燃料自体が熱を保持しがちになるということでしょうか? もしそうなら炉内の水を沸かす能力に劣るという事になるように思いました。 そうすると通常のものよりは発電力に劣るのでしょうか? う~~~~ん。私は正しい理解を得ていない様に思います。 詳しい方、教えてくださいませ。m(_ _)m Q.2 冷却水が不足した炉内にあって、 MOX燃料が被覆管のジルコニウムを溶かす可能性は、 通常のウラン新燃料の場合と比べて高いですか?低いですか? また、MOX燃料がジルコニウムを溶かした後、 炉及び格納容器を溶かす事はあり得ますか? あるいは、MOX燃料がジルコニウムを溶かすに至るときは、 自身はペレットの形を保っていないのでしょうか? 詳しい方、教えてくださいませ。m(_ _)m また理解が全然違うところなどございましたらご指摘ください。 よろしくお願いいたします。

  • 福島第一原発 3号機のMOX燃料に関して

    2010年秋から3号機では、MOX燃料(プルサーマル燃料)が使用されています。 現在、事故で日本中を震撼させています。 質問1:  この3号機の、使用済み燃料プールにあるのは、使用済みウラン燃料でしょうか? それとも1/3は、使用済みMOX燃料が含まれているのでしょうか? 質問2: MOX燃料の交換サイクルはどれくらいでしょうか? TVでは、情報をできる限り公開する方針とか言っていますが、検索してもこの情報が出てきません。 どこかに情報がありましたら教えてください。 よろしくお願いします。