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日本語の濁音について
日本語のア行、ナ行、マ行には濁音を表す点々が付かないのに、タ行やカ行には付くのは、ア行やナ行は母音や鼻音で元々有声音であるから濁音にはならず、タ行やカ行の場合は/t/や/k/の無声音に対応する有声音の/d/や/g/があるから濁音になるのだということを耳にしました。 そこで思ったのですがハ行の場合、それに対応する有声音はなぜ/b/になるのでしょうか?/b/に対応する無声音はむしろ/p/だと思ったのですが。/h/に対応する有声音ってありませんよね?そこのところがよくわかりません、詳しい方教えてください。
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ハ行はもともと /p/ だったそうです。それが /p/ → /φ/ と変化しさらに「ハ」「ヘ」「ホ」は /h/ 、「ヒ」は Ich-Laut 、「フ」はそのまま /φ/ となりました。(/φ/ は両唇摩擦音、 Ich-Laut は硬口蓋摩擦音) 推定の根拠として、「海」など中国語で h 音(正確には /x/)を持つ漢字が朝鮮半島では h 音で写されているのに対し日本ではカ行で写されていること、「ははで合うがちちで合わないものは(答え:唇)」というなぞなぞがあることなどがあります。