自然周期の体外受精でしたら、たしかに体にかかる負担は、それほど大きくはありません。
結局、自然周期ならば、卵胞を育てるのも自力ですし、精子が卵子を突破し受精するのも自力ですし、その後分割していくのも自力、それが着床するかどうかも自力ですからね。
違う所はというと、大きな所は、採卵するというところでしょう。
麻酔採卵なのか、無麻酔なのかわかりませんが(なんとなく自然周期をいきなり進めるところを見ると無麻酔採卵をするあの病院なのでは?と感じるのですが)、麻酔をするならば、わずか10分程度の軽い麻酔ですが、麻酔と言うからには絶対安全という保障はありませんので、その点が自然妊娠とは大きく違うところですし、針を刺して卵子を採取しますので、それも自然妊娠とは違う所です。
また、状態のいい精子を選別するという点でも自然妊娠とは違いますし、人工的な場所で一定期間培養するという点も、違います。
いくら、培養液が進化したといっても、ライトの光があたるなどストレスがかかり、お腹の中の環境よりは良いとはいえないので、成長が途中で止まるケースも出てきます。
また、流産率もやや高いというデータもあります。
これらは生まれてから将来影響を及ぼすという意味ではなく、影響を及ぼすならば、妊娠出産には至らないので、「自然妊娠と比較した時のデメリットは特にありません」という言葉に繋がるのでしょう(治療過程のデメリットという意味ではなく、生まれてからのデメリットという意味で使われているということ)
だから、表現の仕方でしょうね。
肝心要のところは、自力に頼っているので、そういった意味では、自然妊娠と大差ないと言えますけど、まるで同じかというとそうではないし、というところではないでしょうか?
ただ
>フーナーテストの結果は良い為、人工授精は意味がない
意味が無いとまでは言い切れないとは思います。
たしかにフーナーの結果がいいのなら、AIHに大きな効果はないかもしれませんが、全く無いとは言えないと思います。
巧くタイミングが合わせられていなかったのかもしれませんし。
たしかに、体外受精というのは、治療と同時に検査の意味合いもあるもので、私自身も体外受精まで進んで初めてわかった原因がありましたから、やってみる価値はあるとは思います。
ただ、体外受精に抵抗があるのなら、AIHを何度か試してみて、その間に、体外受精のことをよく考えてみるのも良いのではないかと思います。
不妊治療は患者が自分で選択していくものです。
納得がいかないまま、流されるものではないと思いますよ。
心の整理をするまでの間、AIHを使ってみるというのも方法だと思います。