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葬儀場でのお清め

葬儀場とは限りませんが、告別式が終わると出口でお清めをします。 塩とお神酒が用意してあると思いますが、順番ってあるんでしょうか。 また、塩は体に振ると思っていましたが、口に含む人もいます。 どちらが正しいのでしょうか。 体に振ることが正しい場合は、何処に振るといいのでしょうか。 よろしくお願い致します。

みんなの回答

回答No.8

記紀に見えるイザナギ・イザナミ神話で、黄泉の国に行かれたイザナギノ命が死穢に触れたため禊をしたことに由来するのは御周知の通りです。 さて、質問文を読む限りでは、「葬儀場の出口に塩と酒が用意されている」ということですが、このお酒は清めるために準備されているものでしょうか?お酒を使って清める作法もありますが葬儀では見たことがありません。他の方の回答にもある通り葬儀の後の清めは塩で行うのが一般的です。 塩で清める場合の作法については、特に決まったものは無いと思います。土地土地に風習がある場合にはそちらに従うのが良いでしょう。 私の場合、大祓などで切麻を用いて自祓を行う場合には、左右左の順に体に振りかけています。葬儀の後の塩もこれに倣って行っています。そして「踏み塩」を行います。 踏み塩は自らの足跡を清めることで、死者等がついてくることを絶つ祓いの方法です。 お酒については祓いとは別の意味だと思います。弔問客に対して返礼の意味を込めて通夜振る舞いが行われます。料理とお酒でもてなし個人を偲ぶのです。これを関東地方では「お清め」などと呼ぶ場合があります。 通夜振る舞いについては、現代社会では皆が忙しくなり通夜のみ参列される方が多くなってきたことから席の準備をせず、持ち帰り用の弁当とお酒に替えている場合も増えてきています。 このことから、おそらく葬儀場出口に準備されているお酒は「通夜振る舞い」のものだと思います。 塩による祓いも「清め」、お酒による通夜振る舞いも「清め」と呼びますが、もともとの主旨は全く異なるものです。単純にどちらも同様に「清め」と呼ばれることから混同してしまったのではないでしょうか? ですから、順番としてはお酒を頂いて通夜振る舞いを済ませ、塩で祓うのが正しい順番だと思います。 余談ですが、清めは神式の葬儀のみ行えば良いという旨の回答もありましたが、日本人古来の死生観から生まれ出たものですので、仏式であろうが行って間違いではないと考えます。 仏教の教えの中に「死者が穢れである」とか「塩で清める」ということが“ある”のか“ない”のか私は知りませんが、おそらくは無いのでしょうね。そこから仏式葬儀では塩による清めは不要ということになるのでしょうか。しかし、そもそも現在の“葬式仏教”と俗に呼ばれる形態は江戸幕府によってできあがったものであり、伝来時の仏教とは大きく形態が異なっていることを考え合わせると、日本古来からの習俗としての「塩による清め」を仏式葬儀にも取り残されていったと考えるのが妥当と思います。

  • fuwapoyo
  • ベストアンサー率35% (18/51)
回答No.7

daidaraboさんこんにちは。マリア・フワポヨです。 で、お清めの塩とお酒の作法ですね。以前、民俗学に詳しいお坊さん(茨城にも詳しい)に聞いたことがあるのですが、確立された作法はないようなので一例を述べます。 ・・・・・ 塩は潮の代わりです。撒き塩といって、禊で水を浴びるのと同じように両肩と足元、前と後ろに撒くように振り掛けてもらいます。このお清めは本来、自分ではやりません。人の力を借りることによる魔除けの意味です(詳しくは略します)。また、なめません。 踏み塩は清めの盛り塩に由来し、比較的新しい作法です。会葬礼状の塩は新しい習慣です。 お酒は体の内部から清めるという意味なので飲みます。酒に酔う(簡単に言えばトランス状態になる)ことによって心を清めるという意味によります。バラモン教からすでにある考え方です。これには精進落しの意味もこめられています。 地鎮祭で土地に撒くのは本来は地の神に直接ささげるためもので清めではありません。しかし、お清めとして撒く勘違いしたお坊さんもいます。 仏式の地鎮祭は安鎮家国法の略法なのでお酒を清めには使いません。 塩で清めてから家に入るので、お酒はその後になりますが、お酒を飲みながら玄関に入る人もいるかもしれませんね。お酒の入った枡の恥に塩を乗せるとおいしいということで、そのようなお清めをする人もいるかもしれません。 引導や灌頂はお清めとは関係ありません。各宗派で引導作法が整理されたのは寺請制度以降です。灌頂で用いる四大海の水は生命の源であり、お清めではありません(同略)。 川祓いや潮祓いは仏教伝来以前から宮司の作法として文献にみられます。 ・・・・・ だそうです。回答になってますか?

  • Domenica
  • ベストアンサー率76% (1060/1383)
回答No.6

愛知県名古屋市在住の者です。 こちらではお神酒は目にしたことがありません。 地域的な風習かもしれませんね。 「清め塩」については、私はこれまでに「口に含む」は聞いたこともありませんし、目にしたこともありません。 2001年からの5年間に3人の同居家族を送りましたが、その際にも家族・親族の誰もしていませんでした。 家族の葬儀の際、火葬場から帰ってきたときに(告別式を行った葬儀会館で、同日に初七日法要も行いましたので)、会館の方が「胸、背中、足元」に塩を振ってくださり、「踏み塩」をして会館に入りました。 これが正しいのかどうかは分かりませんが、我が家で葬儀を行った時は、3度ともこのパターンでした(祖父が死亡した時は、小学生でしたので記憶がありません)。

  • booboox
  • ベストアンサー率32% (176/538)
回答No.5

基本的に、仏教の禅宗系は、真言宗の引導作法二巻書をまねて、祈祷行為を行っていますが、祭壇に、お酒を供えることは、載っていますが、特段、お酒による清め方は、明快に載っていないと思われます。しかしながら、葬儀に限らず、地鎮祭など、仏式で行った場合、お酒を、土地に巻く風習のある地域もありますし、塩も、お供えするだけで、撒かない坊さん、撒く坊さんと両方、みえます。置き供養と言って、置くだけで、作法が終わったと解釈する向きもあります。現状は、葬儀屋が、何宗を相手にしても良いように、塩を袋に入れて渡します。(営業サービス?)本願寺では、香により、清めることになっています。 作法とのことですが、おやりになりたければ、塩を振り掛ける真似をする程度でよいのでは、ないでしょうか? 真言宗、天台宗であっても、省略する場合もあり、各地方で、神仏混合習俗が、ちがうので、茨城県の郷土文化に詳しい人にお尋ねになったら如何でしょうか?

回答No.4

江戸時代に「引導作法二巻書」が 刊行されて以来この作法が 真言宗以外にも広く行きわたって 地方のお葬式の習慣にも 影響を残しています このなかに「川祓い」をすること が書かれています 昔は火葬にすれば灰をかぶり 土葬にすれば土をかぶったので 非常に合理的な作法です 一般には神道の作法だと誤解されていますが 川ばらい塩ばらいは仏教の古来の作法です 「灌頂」という海水を頭にかけることが インド伝来の作法として残っています 塩は体にふりかける人もいますが 服が汚れるので直接はかけません 体の回りにぐるっとふるか 前でササッとふるだけです 踏み塩もします 口にはふくみません また、お神酒のお清めというのも 聞いたことがありません そういうことはしません 後で勝手に作ったんでしょうね

回答No.3

 お清めの理由はここでは触れないことにして。  塩とお神酒ですか。地域によって違うんですね。こちらでは塩だけです。出口でお清めではなく、会葬礼状にはさんである(または葬儀式場の出口にお持ち帰り下さいと置いてある)塩で帰宅したときに玄関先で足元にかけると言われています。  また葬儀会館でよくするのは「踏み塩」です。火葬場から戻ってきた遺族・親族に会館入り口で塩を踏んでいただいてから館内に入るというものです。こちらは気持ちは別に穢れなど気にしていませんが、親戚さんなどは気にされる方も多いですから儀式的にしているだけですが。  口に含むのはやめた方がいいかと思います。塩といっても葬儀会館でお配りする塩は食用の塩とは違うと聞きますので。  どちらにしても地域によって異なる慣習ですので、これが正解というのはないでしょうね。

daidarabo
質問者

補足

回答ありがとうございます。 塩だけの所もあるんですね。 更に、「踏み塩」とは初めて聞きました。 地域によって、違うもんですね。 ちなみに、こちらは茨城県です。 会葬者への袋などの入っている塩は「食べないで」と表記があり ますが、盛り塩の場合は、食塩だと思うのですが。

回答No.2

はじめまして。 かなり前の事ですが、社長の葬儀から帰ってきた時に上司は首の後ろや肩にかけていました。 一般的には、一掴みの塩を胸・肩にかけてもらいます。足元にもかける場合もあります。 ただ私は肉親や親戚の葬儀の時は、塩は振りません。 何故、亡くなったからといって清めなければいけないんでしょうか? 死んだからといって不浄のものになるんでしょうか。 これは父からの受け売りですが、その通りだなと思いました。 亡くなられた方との間柄の関係がわかりませんので、こういう書き方にさせていただきました。 気分を害されたなら申し訳ありません。

daidarabo
質問者

補足

回答ありがとうございます。 今回の質問は、作法の問題としてお聞きしているのであって その塩を使う理由等のついては、お聞きしていません。 尚、塩によるお清めは、神道から来ているのは知っています。 古来、穢れを清めるためにに海でみそぎを行ったのが 塩で清めを行う始まりだと聞いています。

  • booboox
  • ベストアンサー率32% (176/538)
回答No.1

基本的に、神式での葬儀でない限り、お清めは、不要と思われます。 日本人は、昔から何でも、吸収しようとする民族のようなので、仏式の葬儀でも、塩で清める人は、多いかもしれませんが、その部分は、民間宗教とか習俗、慣習の部類で、何が、絶対正しいと言うことは、ないと思いますが。。。 神式の葬儀の根本については、詳しくないので、どなたか、回答してくださるでしょうが、一般的な仏式の葬儀でのお清めは、やりたい人(仏教も神道も信じている人?)だけすれば、良いのだと思います。 ただ、その地方ごとに、独特の慣習がある場合は、それに従うのでしょうが、仏教では、葬儀と塩は、直接関係ないのだと思います。

daidarabo
質問者

補足

回答ありがとうございます。 今回の質問は、あくまでもお塩のお清めについてお聞きしています。 お塩のお清めが神道のみそぎからきているのは知っているのですが、 質問のことについて判らないので質問しています。

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