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漢字「翡翠」
「翡翠」という字は、(明朝体と教育漢字体では)「翡」の羽と「翠」の羽の字体が異なりますが、何か意味があるのでしょうか? (楷書体では同じ羽を使うようです)
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翡は旧字です。翠は新字です。ですから以前は翠も旧字の羽を使っていました。 ところが、翠が当用漢字で使用されることになり、新字の羽が使われましたので、翡翠(かわせみ)の様に同じ羽でも旧字・新字が混じる場合には二種類が使われます。
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- jo-zen
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回答No.2
「翡翠」の「翠」も旧字体では「翡」の「はね」の部分と同じような形でした。しかし、1946年以降の当用漢字選定などで、人名漢字として選ばれた際、他にも多数微妙に字形が変えられてしまったのと同様に「羽」にされてしまったのです。人名漢字としての「翠」は「みどり」と読みます。他にも名乗りとして「あきら」などとも読むようですが。本来は、鳥の「カワセミ」の意味で、「かわせみ」とも読みます。エメラルドグリーンのカワセミの色から「みどり」という読み方も派生したのです。なお、「翡」の字も「カワセミ」を意味します。従って、「翡翠」は、「かわせみ」と読むこともあります。「かわせみ」なのか「ひすい」なのか、読み方については、文脈上から判断するしかないのです。 「翡」の字は、当用漢字や人名漢字には選ばれなかったので、字形を変えられることもなく正字のままなのです。そのため、「翡翠」という同じ「はね」という部首でありながら、字形が混在することになってしまったのです。