• ベストアンサー

クラシック

dipearlの回答

  • dipearl
  • ベストアンサー率38% (226/582)
回答No.2

>クラシックを聞く人はポップスよりもいいといわれるのですが 質問者さんは >クラッシックを聴く人がいい悪いではなく、 という意味で聞いているのではなく、クラシックを聴く人に「クラシック音楽がポップス音楽よりも良い音楽だ」という人が多い、という意味ですよね。 いくつか理由がありますが、私が思うものを挙げると 1. 好き嫌いの問題。 2. 洗練具合 3. 和声の連結の問題 4. 楽器の問題 5. 演奏技術の問題 という感じでしょうか。 1は説明の必要はありませんね。2はいわゆる「歴史のふるい」というやつです。いわゆる「大作曲家」と呼ばれる作曲家は別として、普通の作曲家は生涯数えきれないほど作曲しているにもかかわらず、現在ではほんの何曲かしか演奏されません。演奏されなくなったものの中には、当時大絶賛されていた曲も沢山あります。結局、何百年聞き続けても素晴らしいと思える曲だけが残っているわけです。ところがポップスはまだふるいにかけられていないので、聞き続けると「よく聞くと大した曲じゃないな」というものも多い筈、というわけです。曲は大したこと無いのに、人気のある歌手だからヒットしているという曲も沢山ありますよね。ここ百年の間に日本でヒットした曲は何千何万曲とありますが、今から100年後に歌われている曲はほんの数十曲かもしれません。 3は、クラシックでは基本的には全てのパートが「メロディー」として扱われます。伴奏は「伴奏的なメロディー」として作られるんです。たとえば4パートあれば、その4パートのそのパートを抜き出してもメロディーとして成立しているんです。ポップスの場合は、伴奏は完全に伴奏に徹し、ギターなどで「ジャーン」と和声感だけならすだけですね。構造的にいえば、クラシックは立体的な音楽、ポップスは平面的な音楽といえます。 4はポップスは電気楽器を使うということです。電気楽器では、たとえば「ド」の音を鳴らすと「ド」だけが増幅されてスピーカーから出てきますね。ヴァイオリンなどのアコースティックな楽器は、「ド」を弾くと、その音の上に「ドソドミソシ♭ドレミファ#・・・」というように倍音が聞こえます(でもこれはごく小さな音で、精神を研ぎすませなければ聞こえないかもしれません)。クラシックの作曲家はこの倍音まで考慮に入れて作曲しています。 5は、やはりクラシックの演奏家はホンモノの天才だけしか売れっ子になれないということです。偶然では絶対になれないし、CDショップに打っているような演奏家は、スポーツでいえば金メダルをとったような人ばかりです。ポップスにも天才的な人はいるでしょうけど、「国体で入賞」くらいでもテレビやラジオに出てきますよね。つまりCDやラジオで聞くクラシックは、相当レベルが高い演奏だということです。 本質的にクラシックが嫌いなんていうことはないでしょう。おそらく「食わず嫌い」です。ポップスに慣れているとメロディーばかりに気を取られがちになりますが、クラシックの場合は出てくる音全てがメロディーなので、慣れが必要なのかもしれません。 もちろんクラシックで使用される楽器を学べばクラシック好きになると思いますが、これは自分の音が曲に入ることで、曲の構造を理解しやすくなるためでしょう。 好きな音楽(ポップスのジャンル)によっても、好きなクラシックが分かれるみたいですよ。たとえばハードロックが一番好きでクラシックが2番目に好きな人の多くは、クラシックと言ってもいわゆるクラシックよりも前の時代であるバロック音楽(特にバッハ)が好きみたいです。また同様にジャズの人の場合は、ドビュッシーやラベルなど、近代フランス音楽が好きみたいです。 ご自分のポップスの趣味から、入門しやすいクラシックが割り出せるかもしれませんね。

関連するQ&A

  • クラシック

    クラシックとポップスではポップスのほうが人気があります。しかし、奥深さはクラシックのほうが上のようです。クラシックのほうがポップスよりいいという人は大抵、音楽に深い造詣があります。クラシックの良さを理解するには音楽に対して深く勉強しないとわからないのですかね?ポップスはわかりやすくてクラシックはわかりにくいのですか? 作家の直木賞と芥川賞みたいなものですか?

  • クラシックとポップス

    クラシックの人は幼少のころからやっているイメージがありますがポップスはそうではありません。ポップス音楽は幼少教育が不必要なのですか?あと楽器は幼少教育必要だと思いますが、ボーカルは必要ないのですか?

  • クラシックの魅力

    私たち、一般人にはクラシックよりポップスのほうが人気がありますが、クラシックの先生はポップスなんて単純な音楽はつまらないといいます。音楽を極めるにつれてクラシックのほうが好きになるのですか? やはり音楽はクラシックのほうが上の位置にあるのですか?それともクラシックもポップスも違う輝きがあるものなのですか?

  • クラシックをやっている人へのイメージ

    私(高2)はバイオリンにピアノに声楽に…と小さい頃から音楽系の習い事を色々やっているせいかクラシックが好きでテレビでオーケストラをやっているとよく見たりしています。家族もみんな楽器をやっているのでコンサートに行くこともあります。 でも周りの友達の話を聞いていると、クラシックって硬いイメージだなぁ私は無理~とか音楽よりスポーツの方が楽しい…という人が多いです。私はポップスもスポーツも好きですが、クラシックにも絶対それらにはない魅力があると思うので、みんなはただ毛嫌いしているだけのように思えるのです。 音楽に関わったことがない人やクラシックには興味がない人にお尋ねします。クラシックや、クラシックをやっている人のイメージってどんなものですか?

  • クラシック音楽を聴くことは心や体によいのですか。

    最近は、モーツァルトの音楽が心に良いといわれていますし、クラシック音楽を聴けば、頭が良くなるという内容の本も出ています。 学生のときから20年以上、ポップスもクラシックもきいてきましたが、どうもクラシックは退屈で長時間聴くとストレスがたまり、途中で聴くのをやめて、ロックや、ポップスに切り替えてしまいます。しかし、ロックは情緒不安定になるなど精神への害を指摘する人もいますし、そんなことを考えると、どうも音楽が楽しく聴けなくなっています。 クラシックを積極的に聴き続けたほうがいいのでしょうか。

  • クラシックポップス(葉加瀬太郎のような)のおすすめは?

    葉加瀬太郎のような、クラシックとポップスが融合したような音楽を探しているのですが、クラシックのコーナーのCDを借りてもそういうのはなかなか見つからなくて困っています。 クラシックポップスをやっている音楽家さんというのは他にはいらっしゃるのでしょうか?検索しても引っかからず、クラシック等を普段聴かないので、どうもわかりません…。 そういった曲・音楽家さんのおすすめか、もしくはどう探したら良いかのアドバイスを頂けると嬉しいです。お願いします。

  • クラシック音楽とポピュラー音楽

    クラシック音楽とポップスではポップスのほうが人気がありますが、音楽のレベルや格はクラシックのほうが上なのですか?それとも分野自体が違うものでどちらが上ともいえないのですか?

  • クラシック音楽

     時々、クラシック音楽を愛好する人たちやモーツァルトをけなすような人を見かけます。 その人たちは、軽めの現代音楽やポップス曲、クラブミュージックを引き合いに出して、 ‘クラシックの古典的な楽曲よりも、優れている’とか ‘クラシックが音楽の基本だということはない・・・’とか言ってますが、 本当にそう思っているのでしょうか? その人たちは、音楽の基礎・・・・・移調や転調、和音などの基本的なルールが全部クラシック音楽から来ているということも知らないのでしょうか?(もちろん、テンションや細かいコード進行などはクラシックと違いますが・・・・・) 全部、何世紀か前のもちろんクラシック音楽の楽理なのですが・・・・・ クラブミュージックなどはアフリカ音楽からきているといいますが、そういう音楽でも 移調するときにはクラシックの理論通りに移調しますよね? でなければ、ただ数音の音だけが永遠に続くという感じになるでしょうが、 (個人的にいうと、そういう‘音楽・・・?(音)’だけを長時間聴き続けるのは、かなり無理があります。) それが、クラシック音楽よりも優れている・・・とは思いませんが・・・・ どうなのでしょうか? 

  • クラシック音楽への興味について

    クラシック音楽に興味はあるけど、実際にはあまり聞かない方に質問させてください。漠然とした質問なのですが、、お願い致します。 クラシック音楽、及びクラシック音楽が好きな人に対してどのようなイメージがありますか?クラシック音楽のうち、オペラ、オーケストラ、声楽(ソロ・合唱)、楽器どれに興味がありますか? よろしくお願い致します。

  • なぜ日本の音楽教育はクラシックを重要視するのか

    なぜ日本の音楽教育はクラシックを重要視するのでしょうか? 私はクラシックがあまり好きではありませんでした。 ポップスやジャズ、ゴスペルなどを学校で学べたらもっと楽しい音楽になるのでは、と思います。 クラシックのどういった点が教育に役立つのでしょう? クラシックを学ぶことによってどのようなメリットがあり、子供たち(中学生)にどのような影響を与えるのでしょう? ぜひ皆さんの意見をお聴かせください。 よろしくお願いします。