- ベストアンサー
サバよ読むの「サバ」って?
年齢を実際より若く偽ることを、俗に「サバを読む」などと言います。「サバ」の意味としては、実年齢と虚偽年齢の差だと思うのですが、そもそも「サバ」って何でしょうか?魚のサバ(鯖)と関係があるのでしょうか?また、「彼はサバサバした性格だ。」なととも言いますが、この場合の「サバ」とも関係があるのでしょうか?どなたかご存知の方、ご教授頂けると助かります。
- みんなの回答 (6)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
WIKIPEDIAの説を二つ紹介します。 (1)鯖説 現在のような冷凍技術を持ちえなかった昔の漁師や魚屋は、時間を惜しんで鯖の数量を目分量でざっと計測して、痛む前に急いで売りさばいた、という逸話から、「自称でしかないいい加減な数値」という意味合いへ変化したとの説がある。 (2)生飯(さば)説 異説として、語源は鯖ではなく禅宗寺院などで行われる「生飯(さば)」作法であるとするものが有名である。食事の時、僧侶は餓鬼に布施するために自分の飯椀の中から5粒程の飯粒をより分ける。この作法を「生飯をよる」と呼び、転じて「鯖を読む」になったとする。 NHK言葉のおじさんの説を三つ紹介します。 (1)鯖説(ウィキペディアと同じ) (2)いさば(五十集)説 江戸時代、漁場や魚市場のことを「いさば(五十集)」と言い、市場では悠長に数を数えていては間に合わないため早口になり、そのことを「いさば読み」と言っていました。その「い」が抜け落ちて「さば読む」となったというもの。 (3)寿司職人生飯(さば)説 昔、寿司職人が寿司を握る時に、お客に出した個数を覚えておくため、飯台の下にご飯粒をつけていました。そのご飯粒のことを、鬼子母神などに供する少量の飯のことを言っていた「生飯(さば)」という言葉をあてて言うようになり、勘定をするときに数えたことから出来たという説。 以上から、「魚の鯖」、「魚市場のいさば(五十集)」、「飯粒を数える生飯(さば)」の三つほどの説が有力なようです。 こりゃ、何が正解かわかりませんな。
その他の回答 (5)
- jo-zen
- ベストアンサー率42% (848/1995)
「サバを読む」については、他の回答者さんが示されたように 魚の鯖を数える際ごまかしたという説 が、一般的には広まって信じられていたりしますが、その他諸説もあって、実際は定説はないようです。 一方、「彼はサバサバした性格だ。」という場合の「サバサバ」ですが、これは鯖とは一切関係ありません。 http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?enc=UTF-8&p=%E3%81%95%E3%81%B0%E3%81%91%E3%82%8B&stype=1&dtype=0 「さばける」という動詞があります。漢字では「捌ける」と書きます。 この動詞はいくつか意味がありますが、「世事に通じていて、物分かりがよい」という意味もあり、これが変化して「さばさば」という言葉が生まれたと思われます。「物事にこだわらず、あっさりしているさま。さばけているさま」を意味します。
お礼
なるほど、そうでしたか。そのような動詞があったとは、勉強になりました。有難うございます。
- cyototu
- ベストアンサー率28% (393/1368)
他の回答者さんが挙げられた説は、日本民俗学者の折口信夫に言わせると、同意出来ないようです。彼の「若水の話」七には、 「『さば』は産飯(さば)であり、魚の鯖ではない。神棚に上げる盛り飯の頭をはねて、地べたに散らしたりなどする。頭だから『あたまをはねる』と同義語で、サバハネを加えて勘定をすることである。サバという語はだいぶ古くからあったと見え、尊者に上げる食物を通じてサバと言うようだ。」 と出ています。彼によると、春の初めと盆前の七日以降、親や親分や親方の家に、「おめでとう」と挨拶に出かけることを、昔はサバ読みに出かける、と言ったとのことです。従って、今とは違って、「おめでとう」と言う言葉は目下から目上の者に向かってのみ言う言葉で、目上の者は「おお」と言うのみで、目下には使わなかったそうです。その意味は今年もあなたの子分です、御家来です、と誓いに行ったのだそうです。 「この日はかなり古くから、夏の最中にきまって塩鯖を手土産を下げて、親、親方の家に行った、、、やはりこの進上物にサバとしか言わなかった。それで『サバというのに赤鰯はこれいかに』などと矛盾を感じだして、塩鯖ときまったのかと思うている。」 とも出ています。 以上ご参考までに。
お礼
少し難しい部分もありますが、ご丁寧な解説を有難うございます。
- ddg67
- ベストアンサー率22% (1211/5475)
あの海を泳ぐ鯖です。 鯖は一度に大量に取れるので、数を数えません。 鯛だったら1匹2匹と数えるのですが。 で、てきとーに数える、数をごまかすのに鯖を読むとなりました。 もしかしたら 鯵を読むとか鰯を読むとかになってたかもしれませんねぇ(^^;
お礼
なるほど、語源の経緯もよく分かりました。有難うございました。
- heinell
- ベストアンサー率35% (420/1172)
実は「さばを読む」でgoogle検索したら下記URL他数個があっさり見つかってしまいました。
お礼
大変参考になりました。有難うございました。魚の鯖だったんですね^^
- yambejp
- ベストアンサー率51% (3827/7415)
お礼
そうでしたか。大変参考になりました。有難うございました。
お礼
詳しいご解説を有難うございます。そうですね、色々な説があるようですね。