陪審員コンサルタント
来年から本格導入される「裁判員制度」ですが、
アメリカ「陪審コンサルタント」という、
一言でいうなら“裁判に勝てる陪審員を選ぶプロ”がいるそうです。
米国には350万人ほどいるとのこと。
それは、専業・兼業含めて、です。
彼らは、まず裁判に先立ち、
「陪審員に召集されそうなタイプ」の人を集め、模擬裁判を開き、
そこで様々な質問をぶつけ、依頼人に「同情」もしくは
「反発」するのはどのようなタイプの人間か探り出し、
そこから得られた情報を元に、実際の陪審員候補者に質問書を作成し、
その回答から狙いを定めた候補者には徹底した身辺調査
(それは思想に始まり、話すときの癖、趣味嗜好まで、まさにその人物を丸裸にしてしまう)
を行い、誰を選出し、外すかを依頼人にアドバイスするそうです。
大きな注目を浴びる裁判になると、被告・検察双方がそれぞれ
陪審コンサルタントを雇っているケースもあるということですが、
日本でもこのような肩書きの人物が跋扈する時代が来るかもしれません。
日本では裁判員制度は刑事のみで、ということですが、
民事を扱うようになったとき、企業訴訟など大きな裁判で
暗躍しそうな気がします。
もう既に日本で動き出している企業はあるのでしょうか?