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ゴムの「圧縮永久ひずみ」って何ですか?
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プラスチック材料の研究をしている者です. 永久ひずみというのは,材料の荷重を負荷した後,荷重を除去したときに 材料に残ったひずみのことです.弾性体ならば,荷重を負荷しても 塑性変形しませんので,荷重を除去すれば残留ひずみは「ゼロ」に なりますね.しかし,粘弾性体の場合,塑性変形することにより, 荷重を取り除いても元の寸法にはもどりません.これが永久ひずみです. バネで考えるとわかりやすいです.引張荷重をバネに与えると, ある範囲までだったら,荷重を取り除いたときに元の長さに戻りますが, ある程度以上の荷重を与えると,バネが伸びてしまって荷重を 取り除いても元の長さには戻らないですよね. この「伸びちゃった分」が永久ひずみに相当します. 正確には,この「伸びた分」を元のバネの長さで割った値で, 通常は「%」で表示する場合が多いです. 圧縮の場合には,「伸び」ではなくて「縮み」になりますが, 全く同じことです. 「圧縮永久ひずみが良い/悪い」というのは,正しい表現ではないと 思いますが,意味としては「塑性変形しにくく,弾力性に富んだ 材料であるかないか」と考えればよろしいかと思います.
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- Hiyuki
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調べてみたら出てきました。簡単に言えば、ゴムを圧縮して長期間放置して、どれだけつぶれて、 元に戻らなくなるかを示す指標のようです。パッキンなどの、消耗しやすさの目安のようです。
お礼
わかりやすいご説明、ほんとうにありがとうございました。 このご説明なら、ほんとうの素人であるお客様にも今後よくわかっていただけるよい説明方法だと思いました。 このご説明、いただいてよろしいでしょうか。 本当にありがとうございます。
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お礼
的確なご回答、ほんとうによくわかりました。 建築屋ですので塑性変形のご説明で、ほんとうによくわかりました。 どうもありがとうございました。