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房室解離と完全房室ブロックの違いについて

房室解離と完全房室ブロックの違いがいまひとつ理解できません。 文献を調べたりしましたが、よくわかりませんでした。ご教授お願いいたします。

質問者が選んだベストアンサー

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  • ebisu2002
  • ベストアンサー率59% (1878/3157)
回答No.3

すでに理解されておられると思いますが、通常は心房上部の洞結節ペースメーカーの刺激が心房に伝わり、この刺激が引き続き房室結節を通って心室に伝わります。 つまり心房P→心室QRSで、回数も同一で、その間隔も一定です。 しかし、心房と心室が異なったペースメーカーにより支配されている状態を房室解離といいます。 心房からの刺激が房室結節~心室に伝わらない(ブロック)ためにブロックされた先の別のペースメーカーで心室が刺激される完全房室ブロックも広い意味では完全房室解離とも言えますが、通常は完全房室ブロックと呼びます。通常、P波は増加し、QRSは少ないことになります。 房室解離と呼ぶことが多い状態は洞結節機能低下により心房側の刺激頻度が低下したか、房室接合部以降心室側の過敏性亢進などでここでのペースメーカー頻度が増えたことで、房室伝導は悪くなくても心室側が心房側からの刺激を待たないで独自に興奮を始め、心房P≦QRS心室の状態となっているものです。

参考URL:
http://www.udatsu.vs1.jp/dissociation.htm
pon5604
質問者

お礼

回答、ありがとうございました。とても解りやすく、同僚にも今回の回答内容を配布し、勉強会を行いました。

その他の回答 (2)

  • USB99
  • ベストアンサー率53% (2222/4131)
回答No.2

完全房室ブロックも房室解離もどっちも房室結節でのブロックがある状況ですが、意味がまったく違います。完全房室ブロックの場合は、房室結節の伝導障害により房室結節以降のプルキンエ線維や心室筋などの固有心拍..すなわち逸脱収縮で動いている状況です。 しかし、房室解離の場合は房室結節に異常がなく房室結節を伝導してきた信号がせっかくプルキンエ線維などに侵入しても、心室性頻脈によるプルキンエ線維以下の不応期にひっかかってしまって心室に伝導できない状況です。 簡単に言えば、心房波より心室リズムが遅ければ完全房室ブロックで心室リズムが速ければ房室解離です。心房波と心室リズムが一緒なら..房室ブロックの有無は不明です。

pon5604
質問者

お礼

回答、ありがとうございました。とても参考になりました。 これからも質問させていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

  • myeyesonly
  • ベストアンサー率36% (3818/10368)
回答No.1

こんにちは。 こちらの説明はいかがでしょう。 http://www.kenyukai.or.jp/old/kaitou2.htm

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