官邸外交について
正直、麻生外相の存在感がありませんが、これはいわゆる
「官邸外交」
の影響が大きいと感じております。
私の記憶が正しければ、小泉政権を誕生させた立役者の田中真紀子氏が外相に就任したはいいものの、ムネオハウス疑惑のゴタゴタと小泉総理との関係疎遠化により当の田中氏が更迭され、代わりに無難な川口順子氏が外相に就任した頃から、小泉総理と福田元官房長官による
「官邸外交」
が形成され、小泉総理が日朝国交正常化で金正日と対決するため自ら外交の陣頭指揮を取るようになってからこの仕組みが強化され、現在に至っていると認識しています。小泉総理とブッシュ大統領との個人的信頼の確立もこの仕組みによるところが大きいとも考えています。
私見としては「官邸外交」の形成により、本来外務大臣がやるべき仕事が、総理大臣に取り上げられてしまって外務省の役割が減り、存在感が低下し、しいては外交の弱体化・硬直化の原因になっていると感じています。だから「餅は餅屋に」という言葉もあるとおり、本来是正すべきものだと考えております。
そこで私の認識の再確認の意味も含めて質問させて頂きます。
1)「官邸外交」のメリットはズバリ何か?
2)「官邸外交」のデメリットはズバリ何か?
3)「官邸外交」は現行も存在、機能しているか?
3)「官邸外交」はポスト小泉後どうなるか?
皆様のご回答をお待ちしております。