• ベストアンサー

T細胞、B細胞の抗原認識の違い

T細胞とB細胞の抗原の認識において、異なる点は何でしょうか? TCRとBCRの構造上の違いから生じるものなのでしょうか? それとも、MHCクラスの違いからなのでしょうか? 知識がこんがらかっていて、検討違いの質問でしたら、申し訳ありません。 よろしくお願いします。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • nemutaina
  • ベストアンサー率46% (7/15)
回答No.1

T細胞は、抗原提示細胞がMHC上に提示した抗原をTCRで認識します。 つまり、ウイルスのペプチドなど、他の細胞の内部で作られた抗原を認識します。 MHC分子が、細胞内にできた抗原ペプチドを結合して細胞表面に提示されたときに、認識が行われます。 T細胞は、MHC分子ー抗原ペプチド複合体の固有の構造を認識するのにTCRを用います。 B細胞は、抗原分子に存在する抗原決定基(エピトープ)を直接BCRで認識します。 説明が下手でごめんなさい。 もっとくだいてみると… T細胞の抗原認識の登場人物は、 ・T細胞 ・抗原提示細胞 ・抗原 です。 抗原提示細胞が抗原を取り込んで、 T細胞に「抗原があったよ~」と知らせます。 T細胞は、抗原提示細胞がMHCに載せた抗原を確認します。 B細胞の抗原認識の登場人物は、 ・B細胞 ・抗原 です。 抗原が体内に入ってくると、 B細胞はそのまま抗原を見つけることができます。 ちなみに、B細胞は抗原を見つけると、 ・その抗原に対する抗体を作る   だけではなくて、 ・抗原提示をする(つまり、T細胞などに抗原があったよ~と知らせる) 役目もやっています。

samuserde
質問者

お礼

T細胞は、抗原ペプチドとMHC分子の複合体を認識し B細胞は、抗原を直接認識する ということですね! すごく分かりやすかったです。ありがとうございました!

関連するQ&A

  • T細胞の抗原認識システム

    免疫学を勉強しています。 わからないところがあるので教えてください。 T細胞は抗原を認識するTCR(T細胞レセプター)を細胞膜表面に発現しているわけですが、抗原提示細胞から抗原を提示される時のこのレセプターについて質問があります。 抗原は交差反応性はないものとしてお願いします。 一つのT細胞のTCRは一種類の抗原のみ認識できるのでしょうか。 ⇒未知の抗原にも対応できるように、あらかじめA~Zの抗原に対するTCRをもつT細胞26種類が存在していて、抗原Aが入ってきた場合、抗原Aを認識できるT細胞がクローン増殖する。 で合っていますか? それともT細胞のTCRはたくさんの種類の抗原を認識できるのですか?

  • B細胞による抗原提示

    体内に抗原が入ってくると、マクロファージや樹状細胞やB細胞が抗原提示細胞として抗原を取り込み分解しT細胞に提示しますが、この3つの細胞の抗原提示する割合とかあるのでしょうか?例えばB細胞はBCRで抗原を取り込みますが、初めての抗原刺激では抗原に合ったBCRの数が少なくてあまり抗原提示できないけれど、2回目の抗原刺激では記憶B細胞がたくさんあるので、より多くの記憶B細胞による抗原提示が増えるのでしょうか?

  • B細胞による抗原提示

    抗原提示細胞としてのB細胞はBCRから抗原を取り込み分解してHLA抗原と一緒に抗原提示しますが、この時、BCRにうまく結合しようがしまいがマクロファージや樹状細胞の様にどんな抗原でも取り込むのでしょうか?それともBCRにうまく結合できる抗原だけを選んで抗原提示してるのでしょうか?

  • 免疫におけるB細胞とマクロファージ系細胞の基本的な役割について教えてください

    学生の頃,免疫学の講義が無かったため基本的な知識が欠落していて教科書にも載ってないような基礎的なことがわからないため苦労しています。よろしくお願いします。 1.抗体産生の場合ですが,抗原提示細胞が提示された抗原に対応するヘルパーT細胞群を活性化するといところまではわかるのですが,その後具体的にどういう細胞間相互作用で対応するB細胞群を活性化するのでしょう? またB細胞も抗原提示細胞ということですが,B細胞による抗原提示はヘルパーT細胞の機能やB細胞の分化増殖にどういう関わりを持つのでしょう? またこの時に登場するTCR,BCR,Ig群の抗原認識部位はすべて同一アミノ酸配列と考えていいでしょうか? 2.マクロファージ系の細胞にも幾つか種類がありますが,単球,普通に言うマクロファージ(この二つは血液中のIgG産生でしょうか?),樹状細胞(粘膜にあるものは粘膜免疫でしょうが皮膚やその他の組織にあるものは?),Kuppfer細胞,oligodendrocyteなどはそれぞれどういう免疫現象に関わっているのでしょうか?   宜しくお願いします。

  • 抗原提示細胞

    抗原が体内に侵入すると、マクロファージや樹状細胞やB細胞は抗原を13~17個に分解してHLAクラス2にのせて抗原提示しますが、他の細胞がウィルスに侵入されたら8~10個のペプチドに分解されてHLAクラス1にのせて提示されますが、なぜクラス1とクラス2では抗原ペプチドの数が違うのでしょうか?どなたか教えて頂けないでしょうか?お願いいたします。

  • MHC拘束性と移植免疫での直接認識

    移植の際にドナーとレシピエントのMHCが異なっている場合について質問です。 この時、レシピエントのT細胞がドナーの同種抗原をドナーの抗原提示細胞(DCなど)によって認識し、レシピエントT細胞が活性化する(直接認識)という経路があるらしいのです。 しかし、T細胞にはMHC拘束性があるはずです。なぜMHCタイプの異なる抗原提示細胞のMHC上の分子を認識し活性化することができるのでしょうか? 回答お願いします。

  • T細胞とB細胞はどこにいるか?

    この問題で困っています。 助けてください。 Q,リンパ節の像(画像参照)を示す。 ここで起こっているのはどれか? a 多能性幹細胞の分化 b 自己に反応するT細胞の排除 c B細胞のクラススイッチ d 好中球による抗原提示 e 老廃した赤血球の除去 私の答えは、a 多能性幹細胞の分化 です。 なぜかというと、B細胞が活動しているところは色の黒いところです。 中は成熟T細胞がいるところだと思います。 宜しくお願いします。

  • ワクチン接種と抗体産生の機序

    ワクチン接種からの抗体産生の機序について以下文で間違いがあったら教えてください! (1)樹状細胞がワクチンを外因性抗原としてとりこむ (2)MHCクラスIIに抗原提示する (3)クローン選択されたヘルパーT細胞がCD4で抗原認識 (4)ヘルパーTのIL-4によりB細胞活性化。IgM抗体産生 (5)B細胞が1次濾胞に移動。 (6)T細胞のCDLとヘルパーTのCD40によるT-B間相互作用 (7)これによりB細胞が増殖しだすと、樹状濾胞細胞と共に杯中心を形成 (8)分化増殖したB細胞のうち形質細胞はクラススイッチを起こす。 (9)抗体の可変部ではなく定常部において遺伝子の再構成が起こり、IgG抗体産生 (10)分化したB細胞のうちメモリーB細胞になり、リンパ節に残った者は2度目の感染に備える また、(1)の行程で、B細胞が直接BCRを用いて抗原認識する、と書いてある参考書がありますが 何が違うのでしょうか??

  • T細胞

    免疫の主体であるT細胞についてわからないことがあります。 免疫の過程で、はじめに食細胞が抗原提示をしてそこにCD4T細胞(未熟ヘルパーT細胞)が認識して、Th2やTh1になりそれぞれ体液性免疫、細胞性免疫として働きますが、CD4TがTh2やTh1に分化する認識はどのようにおこなっているのでしょうか? また、幹細胞はどこを通って胸腺に行きどのような過程を経てT細胞になりその後どのように分布していくのですか? 情報ください。

  • メモリーB細胞、メモリーT細胞について

    生物学、免疫学に詳しい方、教えて下さい。 メモリーB細胞、メモリーT細胞は、どのようにして抗原のタイプを記憶するのでしょうか。 この異物の情報や、それにあったレセプターを形成する情報は、どのようにして、記憶するのでしょうか? これは、細胞が死滅したり、寿命がきても、この記憶を持った細胞に分化できるのでしょうか。その異物にあった、遺伝子再集合のパターンをエピジェネッティクスな遺伝情報などのによって保存できているのでしょうか? また、メモリーT、B細胞は、寿命が長いと言われていますが、もともとのT細胞や、B細胞よりも寿命が長くなっているのでしょうか? もし、長いのであれば、これらの細胞にはテロメラーゼ活性があるのでしょうか?   質問が長くなってすみませんが、教えて下さい。 よろしくお願い致します。