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四川大地震が何で「おおじしん」なのか?
映像・音声系のメディアではなぜか「おおじしん」を連発していますが学校では「だいじしん」と習ったので凄く違和感があります。 「こんにちわ」と同様、このサイトでも過去に13件の議論があるようですが、どうも納得できません。別の視点から、例えば、 --「だいじしん」と読むと、発音的に本当に大変なことが起きたようなニュアンスに聞こえてしまうので、アナウンサーはパニック防止のために-- との一節がありますが、今回の四川では実際に「本当に大変なこと」であり且つ現地が「パニック」状態であるのは事実なのだから、正しく伝えるのが報道の使命という観点ならばむしろ「だいじしん」とよむべきでないでしょうか。 もう一つ、音・訓説もかなり出ていますが、「おおじしん」が(も)正しいというならば、「大きい」の反対語の「小さい」を接頭すると「ちいじしん」ということになっていしまいますが、そんな読み方はしませんね?でも「しょうじしん」なら通じます。 ということで、再びご教示願います。 (「そういうことになっている」、「そういうものだ」という表現はご遠慮願います。)
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- MockTurtle
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> ■昔から、和語..とありますが、昔の当用漢字音訓表によると > 「大」に「おお」という読みはありません。(タイ、ダイはある) > > 以上より、「だいじしん」が本来の読み方ではないでしょうか。 昔の当用漢字音訓表! なるほど、原因はそれでしたか‥ その音訓表を見たことはありませんが、もしmonta-mino さんがおっしゃる通りならば、小学校の先生を責めるわけには行きませんね。そう教えざるを得なかったわけですから。 しかし、当用漢字は第二次大戦後に作られたもので、制定の背景には占領国アメリカの意向が色濃く反映していると言われます。特に昭和23年の音訓表と言えば、「不」を「ぶ」と読むことを認めないなど、従来から存在した漢字の読みを不当に制限するものでした。それが「おおじしん」を否定する専らの根拠だとすれば、むしろ戦後の歪められた漢字教育の悪影響と言うべきではないでしょうか。
- Ishiwara
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文化庁『言葉に関する問答集』(1995)P.337に詳しい説明が載っています。簡単に言えば「慣習的な問題」であり「ゆれている語」だということです。NHKでは「おおじしん」に統一しています。放送局が検討の上、内部統一することは、よいことだと思います。 >「そういうことになっている」「そういうものだ」という表現は > ご遠慮願います。 確かに「そういうものだ」では、何の答にもならないように思います。しかし、言葉というものは、最初から理屈があって成立したものでなく、むしろ理屈は「後からつけた」場合が多いので、「みんなが使っているほうが正しい」となるのは、やむを得ないと思います。上記の文化庁の本も、基本的にはそのような考え方で編集されています。
- yambejp
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記憶がさだかでないですが、「おおじしん」と「だいしんさい」というつかいわけを 30年くらい前にはおそわったような気もします。 質問者さんは、自分の知識を正しいと確信しているのか他人の意見を聞く耳 をもっていないので、これでは質問と回答にはなりません。 #4さんの例もありますが、ちょっと考えただけで「おお」と読むものは たくさんあります。 大人数、大仕掛、大仕事、大時計(土圭)、大火事、大判、大入道 大-の後ろが音読み、訓読みはあまり関係がありません。 特に災害をあらわすときは「おお」の方が多い気がします 大雨、大雪、大嵐、大火事、大竜巻、大津波、大水 そういう事情も含めて「おお」をつかっているのでしょう。 あとは聞こえがいい方が、日本語として定着するのであり 今のところ「おおじしん」の方が大勢を占めているだけだということです。 質問者さんの推すマイナーな「だいじしん」も将来的には優位に立つ可能性 もあるので、それまで待ってください
- MockTurtle
- ベストアンサー率26% (93/350)
再降臨です ヽ( ^^ヽ)~~ > 「おおじしん」が(も)正しいというならば、「大きい」の反対語 > の「小さい」を接頭すると「ちいじしん」ということになっていし > まいますが、そんな読み方はしませんね? 「おおどおり(大通り)」の反対語は「ちいどおり」である! ‥とは、多分幼稚園児でも言わないと思いますよ (笑) > やはりNHKですか... 要するに「虎の威を借る」でNHKがそう > いってるんだからということでNHK論理を援用してるということで > すね。その、NHK論理自体が正しいものなのか、どういう根拠でそ > う結論づけたのかを確認したかったのです。 “NHK論理”・・・??? そういう言葉は、生まれて初めて聞きました (笑) それはともかく、「おおじしん」についてNHKが借りた “虎の威” は、国語学者の意見&世論調査の結果だそうです。少なくとも、 「おおじしん」と言ってはならん!!! ‥と、monta-mino さんに教えた(?)とされる先生のご意見よりは、信頼に足ると考えて差支えないと思います。もし件の先生が未だご存命ならば、念のため必ず「だい」でなければならない理由を再確認してみることをお勧めします。 > 換言すれば漢字(国語)教育の所管が「だいじしん」といっているの > に、国語学者の関与を謳う「NHKことばのハンドブック」では文科 > 省の意向を無視してるんですね。 文部科学省が付けたふりがなにはNHKに対する拘束力はありませんし、もとよりそういう意図もないでしょう。もし「おおじしん」に問題があると感じたならば、総務省を通じて命令を出せば済むことです。 > 「嘘も百回言えば真実になる」の諺のように、テレビでみんな「おお > じしん」と言いまくっているので、順応してしまっただけではないの > かと危惧します。犯罪に代表されるようにテレビの影響は甚大です。 “いいまくっている” のではなく、言っているだけです (笑) > そこで、それぞれをキーワードとして各ドメインのヒット数を調べ > てみました。 > (中略) > やはりNHKの(悪)影響ではないでしょうか? “悪” とは一体何ですか? 念のため申し上げますが、言葉の正しさは検索エンジンのヒット数で決まるわけではありません。 以上ご参考まで ( ^^
- kantansi
- ベストアンサー率26% (658/2438)
質問者さんは否定されていますが、音・訓説による、「おおじしん」が本来の読み方です。 「大きい」の反対語は確かに「小さい」かもしれませんが、「おお」の反対語は「ちい」ではありません。 一般的には「おお」の反対語は「こ」です。「大盛り・小盛り」、「大波・小波」「大幅・小幅」いろいろあります。 一方「おおじしん」に対して「こじしん」とは言いませんが、これはあえて「ちいさなじしん」を報道したり、表現したりする機会がないため、特定の言葉を必要としなかったためです。 「だいじしん」とも読むのは、災害関連の言葉に「大災害、大震災、大洪水、大火災・・・」等々「だい」とつけるものが多いための慣用的な読み方です。
- shinsho4
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ANo.3さんのおっしゃる通りだと思います。 地震(じしん)という漢語読み(音読み)に「おお」をつけるのは、理屈にあわない、「だいじしん」と音読みでとおすべきだと言う考え方はあると思います。 しかし、昔から大きな地震は「おおじしん」と呼ばれており、「だいじしん」という言い方よりも優勢であったようです。 これは、ANo.3さんのおっしゃる「地震は音読みではあっても和語扱い」ということでしょう。 大勝負、大一番、大一座、大看板、大道具・・・みんな「おお」と読んでいます。 >--「だいじしん」と読むと、発音的に本当に大変なことが起きたようなニュアンスに聞こえてしまうので、アナウンサーはパニック防止のために-- 私も↑そのようには思いません。古くから「おおじしん」と読んでいるということだけでしょう。 音読みの言葉の接頭語は「だい」の方が、正しいというか、普通でしょうね。それの方がスジが通っています。 しかし、言葉の使い方については、最初に文法や語法があって、使い方を規制しているのではなく、言葉を使う現場が最初にあります。 すなわち、世間の人が理屈抜きに勝手に言葉を使い、勝手な読み方をし、新語を作ったりします。 そうして、それらが世間に定着すると、それにもっともな理屈がつけられ、文法、語法として定着します。 「おおじしん」に限らず、「大勝負、大一番、大一座、大看板、大道具」などの読み方は、昔の庶民(八っつぁん、熊さんクラス?)の間で自然に発生したものが、広まったものだと思います。 そういうことで、「おおじしん」はスジが通らない読み方ですが、定着してしまった方が勝ちなんですね。 そこで地震や道具なんて言葉は、和語になり切っているから「おおじしん」「おおどうぐ」という読み方は正しい、という理屈がついてしまうわけです。 言葉は実績が第一です。 NHKも、世間の大勢が使っているこの実績には逆らえなかったわけです。 なお、接頭語「おお」の反対語は「こ」でしょう。「ちい」は「ちいママ」くらいしか知りません。 しかし、「こじしん」とはあまり言いませんね。
- MockTurtle
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放送用語としては「おおじしん」に統一されているようですね。 四川地方の地震は現在も継続中であり、中国でもまだ正式呼称は決まっていないようですから、対応する和名についても今のところ仮称に過ぎないと思います。したがって、メディア関係ではNHKの方針にしたがって一般呼称たる大地震の読みである「おおじしん」を使うことになるのでしょう。 ちなみに、日本は「地震国」の異名を持つ?くらい、古くから地震に親しんで来た関係で、地震は音読みではあっても和語扱いされるようです。 かつて “お江戸の華” と称された火事&喧嘩が「おおかじ、おおげんか」なのも、多分同じ理由でしょう。 地震学の専門家の立場からは、「どちらでもご随意に」ということのようです(下記ページのFAQ 1-13が参考になると思います)。 FAQ:地震の基礎 - 社団法人日本地震学会 http://wwwsoc.nii.ac.jp/ssj/FAQ/FAQ1.html
補足
ご意見ありがとうございます。 やはりNHKですか... 要するに「虎の威を借る」でNHKがそういってるんだからということでNHK論理を援用してるということですね。その、NHK論理自体が正しいものなのか、どういう根拠でそう結論づけたのかを確認したかったのです。 防災研究フォーラムという文部科学省の諮問機関のホームページに子供向けの振り仮名付のページがあるんですが、そこでは-地震(だいじしん)のとき-という表現がされています。換言すれば漢字(国語)教育の所管が「だいじしん」といっているのに、国語学者の関与を謳う「NHKことばのハンドブック」では文科省の意向を無視してるんですね。 「嘘も百回言えば真実になる」の諺のように、テレビでみんな「おおじしん」と言いまくっているので、順応してしまっただけではないのかと危惧します。犯罪に代表されるようにテレビの影響は甚大です。 こどもページ 防災(ぼうさい)ポスターをみてみよう http://www.bosai.go.jp/koho/kids/poster.html そこで、それぞれをキーワードとして各ドメインのヒット数を調べてみました。 ■go.jp だいじしん site:go.jp go.jp での だいじしん の検索結果 約 2,160 件 おおじしん site:go.jp go.jp での おおじしん の検索結果 約 291 件 ■ed.jp だいじしん site:ed.jp ed.jp での だいじしん の検索結果 約 89 件 おおじしん site:ed.jp ed.jp での おおじしん の検索結果 約 88 件 ■*-u.ac.jp だいじしん site:*-u.ac.jp *-u.ac.jp での だいじしん の検索結果 4 件 おおじしん site:*-u.ac.jp *-u.ac.jp での おおじしん の検索結果 4 件 政府機関では90%弱が「おお」ではなく「だい」と認識しています。 教育機関は半々ですが、半数は「だい」と認識しているということです。 やはりNHKの(悪)影響ではないでしょうか?どこのチャンネルを廻しても「おおじしん」と言うもんだから頭に焼きついて洗脳状態となりそれが定説となっただけではないでしょうか?
放送用語のきまりみたいですよ http://www.excite.co.jp/News/bit/00091146419518.html (「そういうことになっている」、「そういうものだ」なのかなぁ?) ただ辞書をひくと おおじしん=大きな地震 だいじしん=M8以上の地震 巨大地震 __というわけ方もあるようですが、 「命名」ということでは おおじしん になってしまったみたいですね…
お礼
どうもありがとうございました。 結局、震源地(笑)はご指摘の「NHKことばのハンドブック」に行き着くみたいですね。買ってまで調べたいとは思いませんが、でも、これだとあくまでもNHKが勝手に(放送の便宜上)定義しているだけに過ぎないわけです。 理論的に(言語学的に)正しいのかの確証が欲しいところです。子供が学校の試験で「おおじしん」と解答したことが原因て落第したらNHKが弁明してくれるのでしょうか? 四川大地震のマグニチュードは7.8とのことですから、これを意識した上で「おおじしん=大きな地震」をセレクトしてアナウンスしているというのであれば理解できなくもないですが!
- 植松 一三(@jf2kgu)
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ただ単に発音の違いですしせんだいじしんと、しせんおおじしんどちらが聞こえが良いかの問題です日本でしたら激甚災害指定を受けますのでたいして変わりは有りません
補足
ご意見ありがとうございます。 >しせんおおじしんどちらが聞こえが良いかの jf2kguさんは「おおじしん」の聞こえが良いということでしょうか?聞こえの問題なら「だいじしん」のほうがよいと思います。 >日本でしたら激甚災害指定を受けますのでたいして変わりは有りません どういう意味でしょうか、激甚災害指定と読みに何の関係が...?
補足
ご意見ありがとうございました。 わたしが否定するのは国語(漢字)教育の実態と整合が取れない読みを、果たして放送の便宜のために、或いは普通の大多数の大人なら「おおじしん」で理解できるし差障りもないということで安易に吹聴してもよいものかと考えるからです。 >「おおじしん」が本来の読み方です。 →ここが疑問なのです ■有害図書の響き(抜粋引用) http://www.mypress.jp/v2_writers/okimi/story/?story_id=1717759 たとえば「大地震」を「だいじしん」ではなく「おおじしん」と読むのは誰が始めたのか、とか...(中略)わたしが子供のころは、「大地震」に「おおじしん」とふりがなをふると間違いなくバツがついたし...(中略)アナウンサーがこれを間違えると、テレビ局に抗議の電話がかかってきたそうです。 時はながれ、いつの間にかアマもプロも堂々と間違うようになり、いちいち電話をかけるヒマ人も絶え果てて。 ■一方、東京の6年生の社会科教材では、 「だいじしん」と教えています。 ■昔から、和語..とありますが、昔の当用漢字音訓表によると「大」に「おお」という読みはありません。(タイ、ダイはある) 以上より、「だいじしん」が本来の読み方ではないでしょうか。