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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:混合物の分離の方法)

混合物の分離の方法

このQ&Aのポイント
  • 混合物の分離の方法について説明します。蒸留と分留、再結晶などの方法があります。
  • 蒸留は不揮発性物質が溶けている液体の分離を指し、分留は液体どうしの混合物からの液体の分離を指します。蒸留は蒸発しやすい液体を気体にし、冷却して再び液体に戻す方法です。
  • 再結晶は固体結晶にまざった少量のほかの固体物質を取り除く方法です。一般的に少量のほかの物質だけを取り除く必要があります。食塩水の分離では、食塩を取り出す場合は蒸発乾固で行い、食塩水を分離する場合は蒸留が適切です。

質問者が選んだベストアンサー

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回答No.2

1)蒸留とは、加熱して蒸発した物質を再び冷却して液化し、蒸発しない物質と分離する方法の一般的な名前です。分留というのは、蒸留の中の1つです。具体的には、沸点の違う複数の化合物が溶け込んだ液体を、加える熱エネルギー量を適度にコントロールしつつ加熱して蒸気の温度を徐々に上げていき、沸点の低い化合物と沸点の高い化合物を分離する方法です。 たとえば、水とメタノールが混じっていた場合、メタノールの沸点は64.7度ですので、蒸気の温度を測りながら65度前後までで先にメタノールだけを留分として採取した後に蒸気温度100度の留分を採取すれば水とメタノールを分留によって分離したことになります。 2)再結晶は結晶性の固体に対する精製法です。再結晶を行なうためにはその大前提として、特定の溶媒系での温度変化に対する目的物質の溶解度変化が大きいという点のほかに、他の結晶性固体が混入しにくい条件で実施できるという点があります。あなたの例示された塩化ナトリウムと硝酸カリウムの場合、溶液としてすべてのイオンが混在していたとするならば塩化カリウムや硝酸ナトリウムの結晶も析出し得ることを考慮しなければなりません。 再結晶は溶液中の分子やイオン間のわずかな引力の違いだけで精製を実現する方法なので、それを妨害する因子はできるだけ排除しなければなりません。ご質問中の「他の固体物質が少量である」ということは、再結晶を試みた際に、冷却後の温度でもその少量の固体物質は飽和溶解度を越えていない、即ち析出した結晶に含まれていない、ということを意味します。 最後の、食塩水の分離の仕方についてですが、目的や設問の意図によって異なると思います。一般論として、ただ塩化ナトリウムを純物質として得たいだけなら、他の固体を含んでいないという前提で蒸発乾固すれば良いでしょうが、水も同時に精製して単離する必要があるなら、蒸留が適切でしょうね。「食塩水を分離する」という表現が何を意図しているのかは、前後の文脈から設問者の意図をくみ取るしかありません。 さらに言えば、純度の高い精製を求めるなら、再結晶です。精製方法はいろんな方法が開発されていますが、再結晶は現在でも最高レベルの純度が得られる方法です。医薬品の薬効成分など、微量の不純物も許されない製造においては、可能な限り再結晶の段階を経るような合成ルートが望ましいとされているほどです。

gfnw
質問者

お礼

(1)具体的な例、ありがとうございます。蒸留と分留の違いがわかりました。 (2)イオン・・・難しいです。最近勉強し始めました。 でもなんとなくわかりました。 再結晶は純度の高い精製にむいてるんですね。理解が深まったと思います! 回答ありがとうございました。

その他の回答 (2)

  • toshiz00
  • ベストアンサー率37% (20/54)
回答No.3

蒸留と分留は同じ… 蒸留は二種、分留は三種以上の物質を沸点の違いを利用して分離すること。 硝酸カリウムが固体として出てくるのではないのでしょうか? 理論的にはそうだが、化学平衡、溶解度など様々な因子があり硝酸カリウムが固体のみを取り出すのができない。よって、分離するにはなるべく少量のほうがよい。 「食塩を取り出す」は目的が固体(食塩)だから再結晶

gfnw
質問者

お礼

>蒸留は二種、分留は三種以上の物質を沸点の違いを利用して分離すること 簡単に言えばそういうことなのですね。 分離でいきなりつまづいてしまいました((汗 回答ありがとうございました。

  • okormazd
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回答No.1

(1) 沸点の差によって成分を分離する方法を蒸留といいます。蒸留のうち、蒸留装置の中間の何箇所からか成分を取り出すか、または、時間によって温度を変えることにより、何種類かの沸点の違う成分を得る方法を分留といいます。蒸留装置の低い位置で取り出したもの、または、遅い時間で取り出した成分の方が沸点は高くなります。 >蒸留が「不揮発性物質が溶けている液体の分離」 ではありません。この場合は、「蒸発」です。 (2) 質問のような場合、大量にあっても可能です。ただ、1回の操作では不純物の混入量も多いので、何回か繰り返すことになります。結局、最後は「少量のほかの固体物質を取り除く」ということになります。 あと、 両方とも、「蒸発」です。

gfnw
質問者

お礼

(1)蒸留と分留・・・なかなか区別がくかなかったんです。 分留のイメージができました。 (2)結果的には同じなんですね。わかりました。 回答ありがとうございました。

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