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フッ素
市販で「ママはワタシの歯医者さん」というフッ素コートをする液が売っていますが、この商品には『お子様の虫歯を防ぐ』と書かれています。ということは、大人が塗っても効き目はないということなんでしょうか?
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基本的には、大人には効果は少ないと思ってください。 乳歯は永久歯と比べてカルシウムの結晶が軟らかいため、虫歯菌の出す酸によって溶かされやすく、そのために永久歯よりも虫歯になりやすいのです。 また、生えたばかりの永久歯もカルシウムの結晶が小さくて軟らかく、虫歯になりやすいのです。 永久歯では、この弱い結晶に、唾液の中のカルシウムが少しずつ染み込んでゆき、6年ぐらいかけて硬い結晶に変ってゆきます。つまり、軟らかい永久歯から硬い永久歯に変るわけです。 フッ素はこういうカルシウムの結晶に入り込んで、硬くなるのを速める効果があります。 生えてから6年たつと、もう永久歯は硬い永久歯になっています。最後に生える7番目の永久歯は、12歳ごろに生えてきますから、その6年後の18歳ぐらいになると、全部の歯が硬い永久歯に変っています。ですから、そこにフッ素をつけても効果はないわけです。 ただし、加齢や歯槽膿漏などで歯ぐきがやせて歯根が露出している場合には、歯根のカルシウムは結晶が軟らかく虫歯になりやすいので、この部分にフッ素を付けると虫歯予防の効果があります。
お礼
詳しい説明ありがとうございましたm(__)m