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漢検 部首の考え方
子どもの学習意欲を向上させるため、家族で漢字検定を受けようと思います。 とりあえず、私は3級から始めようと思いますが、学生時代に大事だと思っていなかったのか、部首を習った記憶が無く、7割ぐらい間違えてしまいます。 “酒”の部首がさんずいで無いとか、“能”の部首が月で“骨”の部首が月でない理由が判りません。 丸覚え出来るような暇も、暗記力もありませんが、部首の考え方ってあるのでしょうか?
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まずは、以下のURLを開いてみてください。 http://www.parara.com/type/bushu1.htm 同類が並んでいて、何となくわかった気にもなりますが、ご指摘のように一筋縄ではいかない面も多くあります。 何にしろ、分類するということは難しいことです。客観的・合理的な、一意に通じる絶対的基準はないに等しく、分類者の感覚を押しつけられているようなものですから、何の意味があるのという思いもあります。漢字の構成もさまざまあって部首が何なのか、すぐには判断できないものも多々あります。 部首は、実生活ではほとんど意味をなさないと言っても過言ではありません。多少間違っていても、通じてしまいますしね。 では、なぜ部首なのか?といえば、今回の場合、漢検なわけですから、漢字に対してある程度深い理解を要求されるという訳です。部首を深く理解できれば、漢字に対する理解も深まると思います。 とはいっても、部首を完全に理解することは並大抵ではありません。 上記URLの一覧を参考に、1字ずつ見ていき、自分の感覚に違和感のあるものをピックアップするなどして、集中的に覚えれば、それほど労力を使わなくても簡単に覚えられると思います。めちゃめちゃたくさんという程はないはずですから。それを覚える際は、なぜそうなるのかといった理由付けを自分なりにしてみれば、より深く理解できるはずです。 「酒」 →「酉(ひよみのとり、さけのとり)」 酒に関係あるものが分類される 「能」 →「月(にくづき、つきへん)」 にくづきは体に関係あるものが分類される(能は「はたらき」の意で「能力」を指す) 「骨」 →「骨(ほね、ほねへん)」 骨に関係のあるものが分類される まずは、どんな部首があるのか知ることが先決です。 >丸覚え出来るような暇も、暗記力もありませんが ⇒ 勉強ですからこつこつ判るところから覚えていくしかありません。上記のような方法でやれば何とかなると思いますよ。時間は工夫すればいくらでも作れますよ。
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- garamond
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部首みたいなものを問題に出すことが間違っています。 字書を引くときに知っていたら便利というだけのものです。 そもそも扱いが正しくないものが少なからずあります。 「碩」は「頁」が義符で「石」は声符 (発音記号) です。 「到」は「至」が義符で、リットウ (刀) は声符です。 「賊」は「戈」が義符で、[貝+] (則) は発音記号です。 「酒」は「水」部に入れるべき字です。 あと、どこにも入れられないものが一画、二画あたりの部にぶち込んであります。 「年」「幸」が「干」部、「午」が「十」部など、文字の成り立ちと何の関係もありません。 また漢和辞典によって違います。 「巡」は『康熙字典』『大漢和辭典』は「巛」の部に入れていましたが、『漢語林』は正しくシンニョウに移しています。 『漢語林』は「丼」を「丶」部から「二」部へ移しました。 「井」といっしょにしたほうが引きやすいというわけでしょう。 さらに言えば、そもそも「二」部は「五」「互」「亜」「亘」「亙」「亟」などの文字たちを収容するために設けられたものに過ぎません。 『新字源』は「百」を正しく「一」の部に移しましたが、ほとんどの字書は「白」部のままです。 「脩」は「肉」部に入れながら、「修」を「人」部に入れたままの字書もあります。もちろん正しくは「彡」部に入れるべき字です。 新字体で形が変わり、字の成り立ちと無関係な部に移されているものもあります。 『漢語林』は「及」を「丿」部に移しましたが、本来は「又」部の字です。 “「問」「悶」「聞」の[門]は発音記号なので、これらの字は「門」部ではない”とか、 “「務」「勝」は「力」部である”といった類にとどめるべきでしょう。 “「穀」は「禾」部で、「殻」は「殳」部である”なども出題すべきではありません。 また、会意字で、“「吠」は「口」部にあるが、「鳴」は「鳥」部にある”など、初めから分かる人はいないでしょう。
お礼
有難う御座いました。 勉強の糸口が見えたように思います。