カタカナ発音の英語は、ピジン語ですか?
※ここでは、借用語や和製英語という日本語の語彙として定着してるものではなく、カタカナ的に発音される英語のことを指すことにします。
高校生等が、試験勉強の時に、よく完全なカタカナ発音で英単語を覚えたりします。
本当は発音が良い先生達も、語彙や文法の詳しい説明をする時、あえてカタカナ発音に切り替えたりします。帰国子女の人達も、まわりに合わせるためにあえてカタカナ発音を習得するといいます。
つまり、日本ではむしろカタカナ発音の英語がスタンダードなのでは?という気がするのです。
ということは、言語学的には、カタカナ英語は、
● アメリカ英語の語彙と文法を持ち、日本語の音韻体系を持ち、英語ともローマ字とも違う独自のつづりルール(symbol-sound correspondence rules)を持つ。
● カタカナ英語のネイティブスピーカーは存在せず、試験勉強等の特定の状況で、日本人同士でのみ使う。よって、クレオール語まではいかず、まだピジン語の段階。
という解釈はできるでしょうか?
補足すると、文化的に強いアメリカ人の言語が上層言語、日本語が基層言語。
こういう状況では、語彙が一番変わりやすく、発音が一番変わりにくいというので、発音だけは基層言語の日本語の特徴を残したまま、ということでしょう。
いえ、全然トンチンカンだったらすいません。