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量子力学の勉強法

motsuanの回答

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  • motsuan
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回答No.1

落ちこぼれの立場から少し。 私も量子力学ぜんぜんわかりませんでした (いまもわかったとは言いがたいので、しかも、専門家でもないのでjun-keyさんより  わかっているとは思いませんが与太話として見てください)。 私の場合は裳華房の量子力学演習を前から順番に解いていきました(全部じゃなくて、基本的な問題だけ)。 ポテンシャル問題などの微分方程式を解く問題では物理量の次元のチェックや 解や解く過程でパラメータを変化させたときの物理量の振る舞いを想像する練習をしました。 演算子を用いて代数的に解く演習ではたとえば、球関数の問題では どうして角運動量が無限に上がっていったり、下がっていったりしないか、がわかるようになってから なんとなくわかったような気がしたように思います。 あとは、電磁気学でもいいと思いますが、基底となる関数を張っておいて、境界値問題として その係数を決定するような問題をいくつかやれば、なんとなく状態の概念がわかるように思います。 あと、固有状態(束縛状態)に関してはかなりしつこく教えられると思いますが、 散乱に関しても、単純な1次元ポテンシャル問題でいいと思うので 勉強しておく(自分で式をいじくってみる)と理解が深まると思います。 束縛状態ではノルムを1にすることは簡単な話だとおもいますが、 非束縛状態では何を基準にするかはっきりしません。 そうすると、グリーン関数のような、閉じた系と開いた系をうまくつなぐ役割をもった方法論が 非常に重要になることがわかります。 また、共鳴散乱でライフタイム無限大の極限として束縛状態が実現されるのを実際に計算してみると、 単なる微分方程式の解として見えていた束縛状態がもう少し生き生きと見えるのではないでしょうか? というわけで、解ける簡単な問題を徹底的に理解してより複雑な問題の振る舞いを予想して実際に問題を解く というのがよろしいのではないでしょうか? でも一番重要なことは、自分がどの部分をわかっていないか?と考えて、その部分をわかるにはどうしたらいいか?と 問題を設定することを覚えることだと思います。 教科書のいっていることがわかるというのは、もう誰かが考えた考え方を知ったというだけのことです(難しいけど)。 でも、ある考え方がわからない、不思議だと思う、間違って理解することはひとりひとりのオリジナリティで、 その部分と教科書に書いてあるような「正しい理解」とをすり合わせていく中で 誰も考えつかなかったアイデア出てくるのではないでしょうか? 書き終わってみると、自分への励ましのような、爺くさいお説教のような感じですね。年をとってしまった・・・。

jun-key
質問者

お礼

回答ありがとうございます。大変参考になります。 経験者の方でもやはりいきなりスパッと理解するのは難しい、のでしょうか量子力学って。(もちろんわかる方も居られるかとは思いますが) それを聞いて少し安心しました。 いや、安心ばかりもしてられません。上の人が書いてあるようにこれからはこれを使ってメシを食っていかねばなりませんから。 ただ、量子力学の導入部で古典力学から入りますが、いつも運動量演算子の概念に悩まされます。そうするとそっから先へ進むのが非常に困難になって来てしまうのです。 >解ける簡単な問題を徹底的に理解してより複雑な問題の振る舞いを予想して実際に問題を解く 地道なやり方ですが、私にはこれが一番あっている方法かもしれません。がむしゃらにやってみたいと思います。ありがとうございました。

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