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エントロピーについて
今度の4月に大学三年になるものです。 理系なら知っておきたい化学の基本ノート物理化学編って本で、 勉強していて、この本のp163に書いてある内容なのですが、 ピストンの上にある重りを少しづつ減らしていき、ピストンを上に上げさせて膨張させたら内部のエントロピーが大きくなり、重りの量をもどしていったら元通りになって内部のエントロピーが小さくなると書いてあります。 膨張させたときは、内部のエントロピーが大きくなる一方で外部のエントロピーが小さくなるけど全体としてはエントロピーが大きくなることはわかるのですが、元通りにさせたとき全体としてエントロピーが小さくなる気がするのですが、これは熱力学第二法則に反している気がします。 多分僕がどこかで勘違いしてるのだと思うのですが、もしわかるかたいらっしゃいましたら解答お願いします。
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- Meowth
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ピストンの上にある重りを少しづつ減らしていき、ピストンを上に上げさせて膨張させたら内部のエントロピーが大きくなり、重りの量をもどしていったら元通りになって内部のエントロピーが小さくなると書いてあります。 は 準静的と明示されていないが 少しづつ減らして というあたりから 準静的 と想像される。 準静的としても、他の条件が書いていないので なんともいえない。 準静的断熱仮定ならば、エントロピーの変化はない。 簡単のため、理想気体で ピストンは透熱壁で、外部の温度一定の熱源と熱交換できる場合、 =等温変化の場合、 dU=0 dS=p/TdV=R/VdV S2-S1=RlogV2/V1 で内部のエントロピーは増大する。全体が孤立系なら 全体としては(準静的断熱変化)dS=0なので、 内部のエントロピーが大きくなる一方で外部のエントロピーが小さくなり 総和の変化は0 逆に重りの量をもどしていったら 元通りになって内部のエントロピーが小さくなる でしょう。 >膨張させたときは、内部のエントロピーが大きくなる一方で外部のエン >トロピーが小さくなるけど全体としてはエントロピーが大きくなる のは、準静的変化でないとき。(外部のエントロピーが小さくなるかも分からない) >元通りにさせたとき全体としてエントロピーが小さくなる気がする のはなぜ? (孤立系で全体としてエントロピーが小さくなることはないが) 準静的変化でないとき。 内部を元にもどしたら、外部はもとには戻らない。 →系全体のエントロピーは増大している。 過程について補足がないとなんともいえない。
これは本が間違っているように思います。 準静的過程で外部に向かって仕事をし、 また逆に仕事でエネルギーを受け取る過程は、エントロピー変化無しだったはずですが。 現在準静的過程について再構築中ですが、評判の良い「EMANの物理」を貼っておきます。
補足
解答ありがとうございます。 もしかしたら僕の勘違いかもしれないのでお聞きしたいのですが、 準静的過程において内部のエントロピーは大きくなって、外部のエントロピーが小さくなって、全体として変化が無いということで合ってますか?