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何で「~とは思えない」の前は「だ」を抜いてるんですか
名詞の場合、普通は「名詞だ」+「思う」でしょう? (例:美人だと思う) でも、「思えない」となると、ほとんど「名詞+とは思えない」の形になっていることに気づきました。 (例:美人とは思えない) それでどうしても理由が分からないので、ここで皆さんに聞いてみたいと思います。どうか教えてください!
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- Parismadam
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No.5です。お返事を有難うございます。補足質問にお答えします。 ご質問1: <あなたのおしゃったことによると、「とは思えない」は「だとは思えない」より、語気がより強硬的であり、あまり丁寧な言い方ではないかと。> 1.強硬的というより断定的、確信的ということです。 2.「とは思えない」が丁寧でない、とは言っていません。「だとは思えない」は遠回しな婉曲的な言い方だと言っているのです。 ご質問2: <普通、どっちのほうがよく使われていますか。> 状況によりけりで、どちらも普通に使われます。用例は以下の通りです。 1.「とは思えない」: 「彼は犯人とは思えない」 こういう時、話し手ははっきりとした確証、自信があります。 2.「だとは思えない」: 「人は彼を悪く言うが、彼が悪い人だとは思えない」 既にそういうことになっている、という断定的な事実を、否定している感じです。 ご質問3: <ちなみに、「断定生」というのは何ですか(「生」が分かりません)> 「断定性」のタイプミスです。失礼しました。 断定性=断定的であるこ=断定のニュアンスが強いこと ということです。
- Parismadam
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こんにちは。1/17のご質問ではお礼のお返事を有難うございました。 ご質問1: <名詞の場合、普通は「名詞だ」+「思う」でしょう?> 1.「名詞+だ+と思う」の「だ」は断定の助動詞です。 2.「~だと思う」の表現では、話し手は本当はきっぱりと、「~だ」と言いたいのです。 3.ただ、自己の主張や意志・意見を述べる場面では、断定止めの表現は、自己の主張の押し付け的な表明になり、この語法は日本では嫌われるのです。 4.日本的な美徳では、断定を避けベールで包んで控え目に意志を伝える語法が好まれます。それが、曖昧さという欠点になることもあるのですが。 5.従って、「Aさんは美人だ」と断定止めすると、明確な自己の主張になり、聞き手に不快感を与えるため、「~だと思う」と婉曲的な言い回しにするのです。 6.また、意見・主張でなくても、主観的に明らかに断定できないものは、「~だ」に「~と思う」をつけて断定を避ける場合に使われます。 ご質問2: <何で「~とは思えない」の前は「だ」を抜いてるんですか> 強く否定を表明するためには、否定する内容が断定的であってはならないからです。 1.「Aとは思えない」は「A」の部分を否定しています。 2.話し手にとっては、Aは「否定する内容」なので、断定的ではないわけです。 3.従って、「Aは断定的ではない」ということを、断定の助動詞「だ」を取り除くことで、表明しているのです。 例: 「Aさんは美人だ、とは思わない」 「Aさんは美人、とは思わない」 上の文は、まるで「Aさんは美人だ」という評判が定着しているかのような断定生を与えます。 下の文は、「だ」がないことで「Aさんは美人」というのは断定的でないことが感じられます。 これから否定しようという時に、その内容が断定的なものであっては、否定が弱まってしまうのです。 4.また、「~とは思えない」は「~と思う」の否定形ですが、否定の方がより「断定生」が強くなります。 5.つまり、「~とは思えない」というのは、一種の強い自己主張になり、断定的な表現になります。ある事柄を強く否定したいのならば、その事柄を断定する必要がないのです。 それが「だ抜き否定」の理由です。 以上ご参考までに。
- sanori
- ベストアンサー率48% (5664/11798)
こんばんは。 「名詞」+「だ」+「と思う」 「名詞」+「だ」+「と(は)思えない」 「名詞」+「と思う」 「名詞」+「と[は]思えない」 いずれも、普通です。 >>>ほとんど「名詞+とは思えない」の形になっていることに気づきました それは、たまたまです。 さて、 「と思う」「と(は)思えない」の前には、完成した文(あるいは用言の終止形)を配置することが可能です。 文が動詞の終止形で終わるパターン 「彼は合格できると思う」「彼は(が)合格できると[は]思えない」 「この宝石は100万円はすると思う」「この宝石は100万円もすると(は)思えない」 文が形容詞の終止形で終わるパターン 「この花は美しいと思う」「この花は(が)美しいと[は]思えない」 文が形容動詞の終止形で終わるパターン 「ここでの暮らしは快適だと思う」「ここでの暮らしは(が)快適だと[は]思えない」 文が助動詞の終止形で終わるパターン 「このいたずらはあの子がやったと思う」「このいたずらはあの子がやったと[は]思えない」 「君がやるべきだと思う」「君がやるべきだと[は]思えない」 「と思う」「と[は]思えない」 「先生に怒られると思う」「先生に怒られると[は]思えない」 そして、 「美人だと思う」「美人だと[は]思えない」 です。 ・「この花は美しいと思う」「この花は(が)美しいと[は]思えない」 ・「このいたずらはあの子がやったと思う」「このいたずらはあの子がやったと[は]思えない」 ・「先生に怒られると思う」「先生に怒られると[は]思えない」 これら3×2個の文は、元々「だ」がありませんから、「省略すること」ができません。 つまり、 「だ」を省略しているか否かの話ではなくて、 「と」の前に用言の終止形が来るか、名詞が来るか、の話になります。 「名詞」+「と思う」 「名詞」+「と[は]思えない」 がなぜ正しいかの解説は割愛します。(辞書に任せます) 「この世のものとは思えない」 という慣用句的な表現が 「この世のものだとは思えない」 に替えることはできないということは、わかりますよね?
- Ryo_ss
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自分も詳しくはないのですが,思っている強さの違いかなと思います。 他の言葉でも・・・ 私は,彼が好きだ。 よりも 私は,彼が好きなのだ。 の方が自分の意思が明確で強調されますし・・・。 後に書いたほうがなんだかより自信があるように聞こえますよね。 専門的な部分は全くわかりませんが, “ら”抜き言葉とは意味合いが全く違うので感情の度合いの差だと思いますよ。 かなりあっているかわからない個人的な意見でスミマセン。
- phj
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日本語の感覚的で、断定を避ける傾向があるからです。 ・美人とは思えない→「私は」美人だとは思えない (ほかの方がどのように思っても結構です) ・美人だとは思えない→「私は」美人だと思わない (ほかの方が何と言おうと美人ではない) 日本語で断定をするというのは、言外に「他人の意見は聞かない」というニュアンスを相手に与えてしまいます。 ですので、特に否定形の場合、相手に特に強い否定のニュアンスを与えてしまうので、あまり使わないのです。
- ahoaho3
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○美人 だと 思う ○美人 とは 思えない (えない:(連語)〔動詞「える(得)」に助動詞「ない」のついたもの。動詞連用形の下に付いて用いられる〕不可能の意味を表す。…することができない。) ○美人 だとは 思わない ○美人 だと 思えない 「だ」は、断定の助動詞の一つである 思うの語尾を変えればつけられるかな。 思うの前に”は”が入るか入らないかによっても違うね。 これが回答 だとは 誰も思わない。
お礼
たくさん書いてくださって本当に有り難うございました。分かったというか、分かってないというか… あなたのおしゃったことによると、「とは思えない」は「だとは思えない」より、語気がより強硬的であり、あまり丁寧な言い方ではないかと。普通、どっちのほうがよく使われていますか。 ちなみに、「断定生」というのは何ですか(「生」が分かりません)