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as のはたらきについてーーー ある文章の中で
Perhaps each step would be easier to take as she helped walk her client into the death chamber. 訳文: 依頼人を死刑執行室へと誘う行程は一歩進むたびに楽になるかもしれない。 お聞きしたいのは ここでのasは、接続詞として「同じ関係、同じ割合で」という意味でしょうか。 無理に直訳すれば「歩くのを助けるのと同じ割合で一歩一歩がらくになる」ということですか。 以上お尋ねします
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こんにちは。10/12のご質問ではお礼のお返事を有難うございました。 ご質問: <ここでのasは、接続詞として「同じ関係、同じ割合で」という意味でしょうか。> そのニュアンスを含みますが、訳が少し違います。また、ご質問文にある和訳や、asのかかり方に訂正を要します。 ご質問文を文法的に分解すると以下のようになります。 1.would: (1) 仮定法過去の帰結にあたる、婉曲推量の用法です。 (2)仮定の条件を受けて、「~したら・・・になるだろう」の「~になるだろう」にあたる部分です。 (3)例文にはIf節はありませんが、as節が条件節の働きをしています。 2.easier~as S+V: 主節にeasier「より簡単な」という比較級が用いられていることから、このas節は「SがVするにつれて」という、「時の推移」を表す接続詞として使われていることがわかります。 例: As we go up, the air grows colder. 「上に上るにつれて、空気が冷たくなる」 このasの用法は、比較級とともに用いられるのが特徴的です。 3.to take: (1)このto不定詞は副詞的用法になり、「~するには」と訳します。 (2)takeは「~をとる」という目的語をとる他動詞で、本来目的語は主語になっているeach stepになります。 (3)つまり take each step (直訳)「各歩みをとる」→(意訳)「一歩づつ進む」 という意味になります。その目的語が主語となっているのです。 4.helped walk her client into the death chamber: (1)her clientの位置は確かにここになっていますか?helpedの後の方が自然です。Help+目的語O+原形動詞で「Oが~するのを助ける」というSVOCの構文になるからです。 例: she helped her client walk into the death chamber (直訳)「彼女が、依頼人を、死刑執行室へと歩いて行くのを、手伝う」 →(意訳)「依頼人を、死刑執行室へと誘う」 (2)helpedは仮定法過去の役割をしています。本来は「If+仮定法過去」になりますが、主節に仮定法過去の帰結の婉曲推量が使われていますから、この過去形は仮定法過去と考えられます。 (3)前後文脈がわからないので断定はできませんが、前後文脈から、このhelpedが明らかに過去の事実であれば、helpedは仮定法過去の用法ではなくなり、wouldの解釈も異なります。その場合wouldは「~したものだ」という過去の不規則の習慣を表す助動詞の用法になります。 5.以上を踏まえて訳例は、前後文脈から以下の2つの訳出が考えられます。 (1)仮定法の訳: (直訳)「彼女が、依頼人を、死刑執行室へと歩いて行くのを、手伝うにつれて、たぶん、各歩みは、とるには、簡単になるだろう」 → (意訳)「彼女が依頼人を死刑執行室へと誘うたびに、その歩みはより楽になることだろう」 (2)過去の習慣の訳: (直訳)「彼女が、依頼人を、死刑執行室へと歩いて行くのを、手伝うにつれて、たぶん、各歩みは、とるには、簡単になったものだろう」 → (意訳)「彼女が依頼人を死刑執行室へと誘うたびに、その歩みはより楽になったものだ」 となります。 以上ご参考までに。
お礼
本当に大変よく理解できました 厚くお礼申し上げます。 今後ともどうぞ宜しく御指導賜りますよお願い申し上げます、