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新しい技術が出来ましたつかってもよいという法律はありません
人間の技術がすぐれて悪人を善人に変えてしまう技術が 出来たとします。 世界中の悪人を善人に変えていく手段として、 悪人の同意を得てテクノロジーを使う方法で問題は発生しないでしょうか? 法的、人権的に etc・・・・ 宜しくお願い致します。
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難しいでしょうね。 ロボトミー手術をご存知ですか?1935年にポルトガルの医師エガス・モニスによって初めて行われた術式で、脳の一部である前頭葉という部分と他の部位の連絡を切断するという極めて単純な手術です。極めて重症な鬱病などの患者に対して行われ、当時本人の性格や気質のみによっておこると考えられていた精神病を物理的に治療できる画期的な技術としてもてはやされました。具体的にどのくらいもてはやされたかというとモニス医師にノーベル賞あげちゃったくらいです。 しかしその後、この治療法に重大な欠陥が発覚します。無気力、抑制の欠如、衝動性の過度な増大など人間が社会生活を送る上で不適切極まりない人格の変化が起こることが明らかになったのです。現代の医学においては前頭葉がいわゆる「社会性」「協調性」「向上心」など人間として不可欠な要素を司る部位であることは常識ですが、当時では全く考えられていなかったのです。あれだけ画期的な技術として日本を含め世界中で歓迎されたロボトミー手術も、現在ではもちろん一切行われていません。 善悪を考える中枢である脳という器官については現在でもわかっていないことが多いです。もし将来的に完全に解明したという研究者が出てきても、まだその先があるかもしれません。技術研究、特に医学という分野について、「終わり」は存在しないのです。もしabesouriさんが言うような技術が開発されたとしても、その技術が本当に精神・人格に影響を及ぼさないものであるかはわかりません。また、日本では日本精神神経学会がロボトミーに関する一連の事態を受け「精神外科を否定する決議」を行っており、現行制度下でもしそのような技術を開発した研究者がいたとしても、実際に適用されることはないでしょう。 ただ、abesouriさんが仰っている法的に、人権的に、というお話もあくまで現時点でのパラダイムに則った発想にすぎません。いまの我々の常識からかけはなれたパラダイムシフトが起こった未来を想像すれば、そういう発想がなくもないかもしれません。 日本でもロボトミー手術に関連する裁判が最近ありましたね。URLを参照してみて下さい。 少し長くなってしまいましたが、参考になれば幸いです。
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善人と悪人の区別はなにを基準に決めるのですか? たとえば殺人者でも戦争なら悪人ではないし、敵味方それぞれ言い分があります 世界善人化計画を提案するような人間は決して善人のグループではないですよ・・・まったく雲をつかむようなヨタ話ですがこれが結論です。
- ap10
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似たようなご質問を複数回されているみたいですから十分ご理解されていると思うのですが、敢えて回答するとまずは何をもって「善人」「悪人」を切り分けるかからStartですよね 極端な例(といってもさほど極端ではない)であれば、AとBという二つの相反する宗教があったとします A信者にとって、B信者は悪人 B信者にとっては、A信者は悪人 これでは不味いと、両方をAでもBでもない宗教に改宗させるのでしょうか? またA信者B信者供に改宗を同意すると思いますか? 宗教選択の自由が保障されている国であれば、それぞれの人が同意すれば改宗も問題ないのですが、そんな簡単に改宗に納得しないでしょう また、宗教選択の自由がなかったらどうします? 人権とはその国が保障するもの つまり宗教選択の自由を保障していない国は、国自体をひっくり返してしまわないといけません こんな状態で法に触れないというのがおかしいです また法的といいますけど、法も基本的に国が保障するもの 挙げられた内容について法的に問題が出る国は、多数あるのではないでしょうか? 何より特定の団体に「貴方は悪人です。こちらの提示する善人の定義の人間に変化して下さい」と言われて納得する人はどれだけいるのでしょうか? アメリカとアルカーイダの関係等を見て学ぶところはありませんか?