masa1000rx さんが回答されている通りです。
空気中の酸素との反応によって銅は表面が酸化されて,酸化銅の被膜ができます(2Cu + O2 → 2CuO 銅の酸化数が 0 から +2 になるので酸化反応です)。
この状態のものを塩酸に入れると,masa1000rx さんが回答されている反応が起こって,塩化銅ができ溶解します。この反応をもう少し細かく書くと,CuO + 2HCl → Cu2+ + 2Cl- + H2O となります。この時,銅の酸化数は +2 から +2 と変化しないので,この反応は酸化還元反応ではありません。
一方,金属の銅はイオン化傾向が水素よりも弱いため,水素イオン(H+)に代わってイオン(Cu2+)になる事ができません。
結果として,金属の銅が表面に現れて光沢が戻ります。
あなたの思ったこと、知っていることをここにコメントしてみましょう。