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通気工法での疑問? 室内湿気は何処に?

我家は外壁サイディングの内断熱で、外壁通気工法もされています。 断熱材は壁・床・天井全てスタイロフォームです。 そこで質問なのですが、外壁通気工法の利点として、室内の湿気を通気層を通じて排出すると聞いたのですが、我家のようにスタイロフォームの断熱材だと、室内の湿気が断熱材を透過して通気層まで逃げないのと思います。問題ないのでしょうか? 溜まった湿気が断熱材の内側に滞留するのではないかと心配しています。 よろしくお願いします。

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回答No.3

外壁通気工法は、室内の湿気を外部に排出するためのものではありません。 室内から壁体内に浸入してしまった水蒸気を外部に排出し、壁体内結露を起こさないために設けています。 木造住宅で多く利用されるグラスウールは通気性をもつ断熱材ですが、その場合でも、室内側より透質しやすい材料で外壁側をつくる必要があります。 外壁側には、構造上(透湿性能の低い)合板を貼ることも多いのですが、その場合には室内側にポリエチレンフィルムを貼り、半ば強引に「外側の方が透湿抵抗が低い」環境をつくります。 壁体内に湿気を滞留させず、できるかぎり早く外気側に出してしまおう、という考え方をするわけです。 断熱は、水蒸気の流れとセットで検討し、壁体内結露を起こさないよう計画しなければなりません。 透湿性の低いスタイロフォームで内張断熱した場合でも、ジョイント部分から湿気が壁体内に侵入する危険は残ります。その際、外壁側に通気層がないと、外壁裏側で結露が起こり、構造体が腐朽してしまう、という事態が懸念されます。 スタイロを入れながら、外壁通気を取っている現在のご計画は、決して間違っていないと思いますよ。

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  • MaTototo
  • ベストアンサー率50% (19/38)
回答No.2

外壁通気工法での結露対策を説明する前に、気密施工について書きます。 気密施工というと、単なるC値のことだと誤解している人が多いのですが、 実際は外気との間に空気的の流れを作らないだけでなく、 水蒸気の流れを造らないと言うことが非常に重要です。 壁体内結露を起こさないためには、水蒸気の流れは 断熱材の内側(室内側)で抑えなければなりません。 そこで、GWやRWの断熱材を使った高気密高断熱住宅と呼ばれる住宅では、 気密シートが断熱材と内壁の間に張られ、湿気が断熱材まで到達しないようにしています。 そして、室内の湿気は24時間換気で排出されます。 高気密高断熱住宅を考えたとき、スタイロフォームは張るだけで、 気密ラインが断熱材の室内側に来ます。 つまり、正しい高気密施工をおこなったのと同じ効果が出ます。 防湿層を設けずに、壁を通して湿気を室外へ排出しようとすると、 断熱材の裏で水蒸気は大量の結露を起こします。 そして、一度、結露水になってしまった水分は、 タイベックなどの透湿防水シートを通れずに壁の中に溜まります。 これが10年、20年前の住宅の壁が腐ってしまった原理です。 さて、本題です。外壁通気工法による壁体内結露対策は、 上記の水蒸気に対する気密施工を完全することはできないので、 その不完全なところから、断熱材の外側に回り込む程度の水蒸気を逃がすことが目的です。 なので、通気工法で重要なのは、断熱材をどうするかではなく、その外側です。 一番効果が高いのは、耐力面材を張らずにタイベックなどの透湿防水シートを貼ることです。 また、構造用面材を使ったとしても、構造用合板は使わずに、 透湿抵抗の低いタイプの面材を使うのも対策になります。 また、気をつけないといけないのは、 上で説明したことは、全て冬の結露に対する対策です。 しかし、高気密高断熱の本場の北欧や北米、北海道は冬の結露だけを考えればいいですが、 日本の本州以南には、多湿の夏があります。 北欧系の高断熱高気密住宅を作ろうと考えると今度は夏型の逆転結露が起こります。 日本のような四季の変化が激しい地域では、住んでいる地域によって、 最適な住宅があるので、しっかり考えて家造りをして下さい。 以上のように、外壁通気とは問題点が違いますが、 冬型結露を考えたとき、スタイロフォームを使うことは利点があります。 また、スタイロフォームには、防湿ラインが断熱材の内側だけでなく、外側にもあります。 これは、夏型結露を考えたときの利点になります。 質問の趣旨と少し変わりましたが、 結露と断熱材の関係をご理解頂けたでしょうか?

  • keiwa
  • ベストアンサー率25% (354/1399)
回答No.1

外壁サイディングの通気構法では、断熱材に通気性のあるものを使用しなければ意味がありません。 スタイロフォームの特徴は、熱を通さない、水分を通さない、軽くて丈夫、加工が容易、等ですので通気構法には向きません。 お宅のおっしゃる通りです、通気性のある断熱材に変更して貰いましょう、参考URLを下記に示します。 http://www.asahitostem.co.jp/product/atwall/ability/ventilation.htm

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