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金管楽器とミーントーン

以前にも似たような質問をしているので一部ダブってしまいますがお許しください。新たな疑問と発見があり、より深い18世紀曲の理解と整理のために... 「金管が出てくる曲は確実に純正ミーントーン」でしょうか? 以下解説 当時の管弦楽ではJ.S.バッハでさえ純正ミーントーンなはずです。でなけでば金管との馬が合わず鍵盤の意味がないと思えてしかたありません。改良ミーントーンやその他は金管のない室内アンサンブルか鍵盤独奏用ではないかと思いました。(すると古典派のシンフォニーはみんなミーントーン????面白い!!) トランペットがDかC管の理由も鍵盤のミーントーンに合わせてたものかもしれませんね。GやFでは長すぎたり短くて望ましい倍音列が得られないからではないかと思いました。 狩猟ホルンは牧歌的響きを狙って巻き管なのでFにできたのかもしれませんね。

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noname#192232
noname#192232
回答No.2

音程を自由に取れる楽器で音階を弾くと,ミーントーンを聴き慣れている時代の人と, 等分平均律を聴き慣れている時代の人とでは,おそらく微妙な違いがあるだろうと思います。 でも,本能的なところは同じだろうと思うのですが,音律は何であれ,和音については 純正な響きを求めてしまいます。たとえ,その1箇所というポイントだけでも, 純正な響きになるように音程を調整します。(本能的にしてしまいます。) 鍵盤楽器では調律で五度を犠牲にしていても,弦楽器では完全五度にしてしまいます。 また,長三度も同じで,そこだけはというところは必ず純正な響きになる音程をとります。 管楽器でも同じだと思います。 理論的なものではなく,本能的なものだと思います。 弦や管がチェンバロの調律に合わせて,チェンバロと同じ音程を使って演奏するとします。 確かな音程の奏者ばかりとします。しかし,和音が重要なところでは, おそらく本能的なものに負けてしまってチェンバロと違う音程を取ってしまうと思います。 Corelli : Concert Grosso Op.6 No.8 で,今,確かめてみましたが, 演奏にもよるかもしれませんし,私の気のせいかもしれないのですが, 始まってすぐのチェンバロの和音は,音程の間隔が若干狭いように感じます。 それに比べて弦の和音の音程の間隔は広いように思います。 もし,弦がチェンバロの調律と同じ音程で弾ききったら,変な演奏になるでしょうね。 管楽器が入る曲にしても同じことだと思います。 鍵盤の意味がないというよりは,今日のピアノにしても,一度,調律すれば演奏中に音程を 調節できませんから,弦や管とのズレは仕方がないのではないでしょうか。 長三度が重視された点では,何を大事にするかで,それはそれで意味があると思います。 鍵盤奏者が,その利点を生かせばいいと思います。

Tallis
質問者

お礼

>>純正な響きを求めてしまいます やはり作音楽器奏者(歌手も含む)はみな純正な響きを作りたいと思うものなのですね。もっとも、たった一つの鍵盤のためにオケや合唱メンバー全員が潜在的に持っている純正さを犠牲にするというのも変な話ですね。それこそありえないですよね。むしろ鍵盤奏者の方が狭い五度を目立たせないように演奏するべきということになるのでしょうね。鍵盤が目立ちやすい場所では基本形でなく展開形や五省を使うなどして...。 以上の内容を踏まえると自然に鍵盤も純正な響きを目指したくなりました。そのために調律はGisとAs、EsとDisの違いをはっきり区別して調律した方がよさそうです。でないと鍵盤だけがKYになってしまいそうです。鍵盤は曲を支える基礎やから脇役に徹するのは当然か...。 そしてオケ&合唱の中での鍵盤奏者には非常に高い音楽的感覚が必要になりそうです。 P.S. しかし鍵盤だけがハンディが高くなんかもどかしいっすわ(笑)

その他の回答 (2)

  • Ta595
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回答No.3

回答#1です。 すみません。誤記訂正です。 (誤)管楽器や鍵盤楽器の場合,・・・ (正)管楽器や弦楽器の場合,・・・ 失礼いたしました。

  • Ta595
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回答No.1

こんにちは。 たびたびご質問にお邪魔していますが,実はアマチュアの金管楽器経験者です。 いろいろ考えましたが,まとまりそうにないので,まとまらない状態のままお邪魔します。 まず,金管楽器の音律・ピッチについて前提がふたつ。 1.金管楽器の音律は自然倍音を使っているので,ミーントーンよりも純正律的(近いといえば近いですが)。例えば,C管のGやD管のAはいわゆるピタゴラス五度で,ミーントーン五度よりも高い。 2.とはいえ,実際には,楽器の構造や発音原理にしばられることなく,奏者がかなり自由に音程を調節することができる。(金管楽器に限らず管楽器や弦楽器のほとんどがそうですが) 管楽器や鍵盤楽器の場合,この音律で調律してしまったからそれ以外の音律では演奏できない,ということがそもそもなく,問題になるのは,楽器の構造による制約ではなくて,奏者がどういうピッチ・音律で演奏したいかという意図ではないかと思います。 ここで私がまったく分からないのは,絶対的な基準をもたない管楽器や弦楽器奏者は音律を固定して演奏するということができるのかどうか? です。 例えば,基準なしにD-durの曲をC基準のミーントーンで演奏する,というようなことが果たして可能なのか? D-durの主和音が鳴るとき,Aの音をミーントーン五度で取る,なんていうことが可能なのか?(耳のいい人だったら,自然にピタゴラス五度でとってしまうのではないか? あるいは,奏者がピタゴラスに調節できるのにわざわざミーントーンのAを出す必要があるのか?) あるいは,D-durから属調のA-durに転調したとき,ミーントーンのAで音程が取れるのか? 優れた音楽家たちにはミーントーンによる相対音感(まだ絶対的な基準はない)が身についていた可能性もないことはないと思いますが,私の個人的憶測にすぎませんが,管弦楽団は固定された音律での演奏はしていないような気がします(少なくとも私はそうでした)。 私が聴く限りにおいては,管弦楽(や合唱)の和音の響きはミーントーン的というよりは純正律的に感じます(ミーントーンよりも澄んでいる)。一曲通して純正律的に演奏しようと思ったら,同じ音名でも場所によって細かくピッチを変える必要がありますが,奏者たちは実際にそうしているように思います(少なくとも私はそうでした)。つまり,固定された音律での演奏はしていないのではないかと。 ・・・ということで,管弦楽曲の場合,金管楽器の有無とは関係なく,「この曲はこの音律で演奏すべき」と規定すること自体がそもそも妥当なのかどうかが分からない,という最初の最初のところでつまずいてしまいました・・・。

Tallis
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 金管楽器でも音程を純正にとるように奏者が微調節しているのですね。新発見です。鍵盤以外のオケ&合唱メンバーは全員純正な音程をとるように工夫しているのですね。オケにパーカッションがなかなか導入されなかった理由が今、少し分かった気がします。

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