• ベストアンサー

濁音の規則性について

皆様   こんにちは、ご存知の方にご教授をお願いできれば  と思います。  外国の友人に聞かれて答えられなかった質問ですが、 単語の中に濁音が入る場合と入らない場合があると思うが、 これは規則性があるのでしょうか?例えば、   生活(せいかつ)==>濁音なし   正月(しょうがつ)==>濁音あり 前の字の発音に関係して後ろの字に濁音がつく、あるいはつかない という法則性はあるのでしょうか?(それとも)それとも他の法則性? もう一つ、例えば1本、2本、3本のように、本がhong, pong, bong になると思うが、これの法則性は?  よろしくお願い致します。   

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • ForrestG
  • ベストアンサー率62% (139/223)
回答No.3

後半の「一本、二本、三本」の件についてのみ。 これは、ちょっと難しい話になってしまうのですが、中国語と日本語の昔の発音に関係しています。 「一」「二」「三」「本」はいずれも音読み、つまり昔の中国語の読みを輸入したものです。当時、「一」は「it(イッ)」、「三」は「sam(サム)」、「本」は「pon(ポン)」のように発音しました。 当時の日本語には今で言うハ行音がなく、当時のハ行の文字は今で言うパ行音を表していたので、「ポン」という発音を「ほん」と表記しました。 つまり、当時の発音では、  一本 → イッ・ポン  二本 → ニ・ポン  三本 → サム・ポン → サムボン → サンボン と、「三本」のみいわゆる連濁した(直前の音に影響を受けて「本」が濁音化した)状態でした。 その後、日本語の発音に変化が起こり、ハ行の文字が次第に現在の音に変わってゆきます。しかし、「一本」「三本」の音はそのまま残ったため、現在のように  一本 → イッポン  二本 → ニホン  三本 → サンボン という発音になった訳です。なお、「一」の場合は昔の中国語音で「-t」終わりでしたが、この他に「-p」「-k」で終わっていた文字にも(これらの特徴を持つ文字をまとめて入声[にっしょう]の文字と言います)、同様に本来あるべき音が促音(「ッ」)に変化する現象が見られます。例えば、  「六」(-k終わり)→六本は「ロッポン」  「八」(-t終わり)→八本は「ハッポン」  「十」(-p終わり)→十本は「ジッポン」   (※「十」は元々「jip(ジプ)」のように発音したのが「ジフ→ジウ→ジュウ」     のように変化したため、「十本」は本来「ジュッポン」ではなく「ジッポン」     が正しい。ただし最近は「ジュッポン」と発音する人も多い)  「百」(-k終わり)→百本は「ヒャッポン」 「-p」終わりは上述のような音韻変化のせいもあって判断が難しいのですが、「-k」終わりは現代日本語で音読みすると最後が「-く」、「-t」終わりは同じく「-ち」「-つ」で終わりますので、ある程度は判断がつくかと思います。本数の数え方とは異なりますが、「日本」に「ニッポン」という読み方があるのも、「日」が昔の中国語で「-t」終わりだった(現代日本語の音読みで「ニチ」「ジツ」)からです。 それでは「七」(シチ→本来「-t」終わり)はどうなの? と思われるかも知れませんが、これは「四」(シ)と読み方が紛らわしいため、慣習上、「四」「七」だけは基本的に「よん」「なな」と訓読みで読むことになっています。「四本」は「よんほん」、「七本」は「ななほん」。「シホン」「シチホン・シッポン」とは普通読みませんよね。 また、上で言う「三」のように鼻に抜ける音、つまり「-m」や「-n」等で終わっていた音についても、同様に濁音化の現象が見られます。例えば、  「千」(-n終わり)→千本は「せんぼん」  「万」(-n終わり)→一万本は「いちまんぼん」 もちろん、何事にも例外はあって、例えば「億」は-k終わりでしたが、「一億本」は促音便にならずに「いちおくほん」です。このような大きな数については、漢語を輸入した当時には用いられることはほぼなく、実用されるようになったのは近代になってからだったため、上のような歴史的変化を経なかったと考えることができるでしょう。 現代日本語だけを考えても答えの出ない話なので説明が長くなってしまいましたが、以上、少しでもご参考になれば。

その他の回答 (2)

回答No.2

連濁の問題ですね。 ウィキペディでは次のように定義されています。 「連濁(れんだく)とは、日本語において複合語の後部要素の初頭にある清音が、濁音に変化する現象。」  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%80%A3%E6%BF%81 ウイキペディア 連濁 ここでは概括的な説明ですが、次のサイトではかなり詳細な研究がなされています。なかなか複雑ですね。  http://www.biwa.ne.jp/~ichhan-j/rendaku/rendaku20.htm 連濁はなぜ起こるのか 提案ですが、日本人の姓で 「~田」のような「田」の発音は「た」と「だ」に大別されます。これらの「た」の前の発音によってどのようによばれているか帰納法的に集めてみるのも面白いのでは。。。。 ァ行では 会田、飯田、上田、青田のように。全部「だ」とは限りませんね。 たまに「でん」とも発音されることもありますし。

  • suunan
  • ベストアンサー率14% (224/1569)
回答No.1

生活(せいかつ)==>濁音なし 正月(しょうがつ)==>濁音あり 活と月は別の言葉であって月の音読みは元々濁音が入っています。 前の字の発音に関係していません。 「1本、2本、3本のように、本がhong, pong, bong」 単に言いやすいように変化したものです。 イチホン サンホンとは言いにくい。

tournesol_33
質問者

補足

ご回答を感謝致します。  それではなぜある字の読みに濁音が入り、別の字なら濁音が入らない? 言いにくいかどうか感覚的なもので、生まれたときに1本をイチホンと 教わっていれば、それでも言いにくいと言えますか? 何なら言いにくい、言いにくくないか、規則性はある?

関連するQ&A

  • 鼻濁音について

    東京近辺では、語頭以外のガギグゲゴは基本的に鼻濁音で発音すると思っていたのですが、例えば「十五でねえやは嫁に行き」の「ご」もそうなのでしょうか。単語の途中の「ご」や、助詞の場合は確かにそうなのですが、語尾の「ご」の場合は例外もあるのかなとも思いますし、いや、やはり鼻濁音だとも思えます。いかがでしょうか。

  • 単語の語中・語尾の濁音化について

    独学で韓国語の学習し始めて間もないのですが、分からない事があるので 助けて頂ければと思います。 韓国語では単語の先頭か中・後によって濁音が付くか付かない発音があると学びましたが、 例外もあるのでしょうか? 画像に例として3つの単語をあげましたが今まで習ったように読むと、  (1) メクジュ  (2) ソジュ  (3) ピビムバプ となると思いますが、実際は(1)と(3)の語中、語尾の濁音の変化の仕方が 違いますよね?  やはり単語ごとに濁音の変化が違う場合があり、読み方も単語ごとに覚えた方がいいのでしょうか? 単語の語中、語尾だから濁った発音で読んでいると上記のように間違った発音になってしまいますよね。  また、単語だけではなく文章になった時の濁音化も教えて頂けると助かります。  例)アンニョンイ カセヨ(ケセヨ)  上記の文章だと発音的には「アンニョンイガセヨ(ゲセヨ)」となるのでしょうか? それとも「カセヨ」で区切って一つの単語なので『カ』は濁音化しないものですか?

  • 人名・地名の鼻濁音

    詳しい方よろしくお願いします。 鼻濁音のルールでひとつわからないことがあります。 「五」の発音について、原則鼻濁化しない、但し「大五郎」「十五夜」など人名や名詞に使われる場合鼻濁化するということになっています。 ここで、人名について鼻濁化するということについて「五」が使われない名前はどうなるのでしょう? 最近テレビを見ていると「香川」「長友」「小笠原」「長崎」など「ガ」の音は鼻濁化されずに発音されているように思います。ということは「五」が使われない人名には鼻濁音は使われないのでしょうか? 「越後」さんは「エチコ゜」ではなく「エチゴ」? しかし、手元の教則本を見ると「長野県」は「ナカ゜ノケン」と鼻濁化するとあります。ということは「長野」さんも鼻濁化するのかなと思っていたのですが… 人名と地名はルールが違うのでしょうか? 「長野県」と「長野さん」、「香川県」と「香川真司」、「越後湯沢」と「越後さん」どう発音するのでしょう?? よろしくお願いします。

  • 『Hong Kong』などの、『-ng』の使い方について

    『ン』と発音させるのに、『Hong Kong』のように『-ng』をつけている英単語を見かけます。私の知り合いに名前が新一という方が居て、アメリカで生活していた頃に『Shinichi』だと『シニチ』と発音されてしまう為、『Shingichi』と書いていたそうです。これらのような『-ng』を使う用法に、法則があればお聞きしたいと思います。宜しくお願い致します。

  • 【ロシア語】промышленный(工業の)の発音について

    ロシア語の発音についての質問です。 「промышленный(工業の)」という単語は、(参考書のCDで聞いた限りは)「プラムウィシトニィ」と発音します。 「л」の軟化がその原因だと思われるのですが、参考書の発音のページを読み返しても、どういった経過で「ле」が「ト」という発音になるのか、法則がわかりません。 ロシア語の文字通り以外の発音についての説明を詳しく行っているサイトや、説明のできる方はいらっしゃいますでしょうか? アクセントのない「о」が「ア」になる、濁音が語尾では清音になる、清音が濁音に釣られて濁る…などは解るのですが、 軟化などは概念がとても難しく、どうしても理解ができません。 ヒントだけでも構いませんので、よろしくお願い申し上げます。

  • フランス語の「re」で始まる単語の発音法則について教えてください

    いつもありがとうございます フランス語で、「re」で始まる単語はたくさんありますが、 reの後に続く子音によって、reの発音の仕方が変わるようです。 その発音の仕方に規則や法則があったら教えていただきたいのです。 resterやrespirerでは「レ」(E)と発音するのに、 retrouberなどでは「ル」(弱いe)と発音する違いはどこにあるのでしょう。 また、アクサン記号をつけて「レ」(e)とするものもあります。 それぞれの単語の発音の違いを覚えるのはさほど苦痛ではありませんが、 スペルから発音を再現(?)する際の規則のようなものをしりたくて、質問させていただきました。 質問の仕方が的確かどうかもあやしいのですが、詳しい方教えてください。

  • 【長文です】韓国語は語頭が濁らないってウソ?

    韓国人から韓国語を習っています。その先生はとても日本語が上手で、敬語、尊敬語、謙譲語等も 私達日本人より正しい言葉を使える方なのです。先日 発音の練習をしていたら指摘を受けました。 (1)「見る」「行く」「暑い」「甘い」等々の単語の 語頭の発音が「少し強いです」といわれました。 見る→b 行く→g 暑い→d 甘い→d ・・・上記のようにアルファベットで発音を書いて下さったのですが、全て濁音になっていますよね? 私の持っているテキスト全てには 「韓国語は語頭はにごらないという法則がある」とか「カ・タ・パ・チ」 の音が語中や語尾に来た場合は「濁音化」すると説明されているので それを鵜呑みにして今まできておりました。 先生にそれを話すと「そんなことはないですよ!ためしにdやgの音にして発音してください」と おっしゃるのでそのようにしてみると「それでokですよ!すごくいい発音です!」と言われました。 (2)「餅」→dd 「短い」→jjでとの指導も。 (3)「脱ぐ」「易しい」等のパッチムの音も「p」ではなく「b」で 発音が「上手です!」といわれました。 (4)会話のCDを聞いてみると、語頭が濁音化されているものはないのです。いろいろなテキストに 付録されているCDを全てをよく耳を澄まして聞いても 語頭からgdbjの音で発音されているようには どうしても聞こえないのです。。。 そして同じ「行く」の単語が語中や語尾に混じる文章でも gのときとkのときとがあって どう理解すれば良いのかますますわからなくなりました。 他に知り合いの韓国人にもきいてみましたがやはり「見る」→「p」ではなくて「b」だと言います。 (1)(2)(3)(4)を全て答えていただけなくても結構なので 詳しく分かりやすく すっきり説明してくださる方 待っております

  • 表記と発音の違いの問題ではあるが・・・

    (1) ㅇ/ㄴ パッチムの前語に ㄱㄷㅂ ㅅ ㅈ のいずれかが初声である語    が続くとき、多くは濁音だが場合によっては濃音発音となるケースがある。 ・ㅇ+ㄱ  定価 정가➯정까  搭乗券 탑승권➯ 탑승꿘  でも 平均の평균 は濁音  ㄷㅂ ㅅ ㅈ にも同様の事が ・ㄴ+ㄱ  案件 안건➯안껀  人気인기➯인끼  でも 人間(にんげん)の인간 は濁音 ㄷㅂ ㅅ ㅈ にも同様の事が (2) ニッコリの 싱긋 が싱끗 ではなく濁音であることを根拠に漢/固は関係ないと判断。 (3) この並びの単語に出会うたびに「国語院」のHPで確認をとるのはやぶさかではないが    何らかの法則性があって、それを知り得れば手間が省けるのは事実。 (4) 油谷先生に言わせると韓国人の先生に習うのも善し悪しだとか。    日本人学生がこの種の質問をすると-「だってこう言う方が自然でしょ!!」    で片づけられてしまい、とどのつまり「なにが どう 自然なのか?」の疑問    への解答にはならない、とか。 (5) そこで-「言語習慣」-以外の回答をもらえればな~!! が希望です。

  • 一杯、二杯、三杯。

    さて、なんのことやら。 ビールの美味しい季節がやってきますね。 一応、ビール禁止の私ですが、堪らず、一杯、そのまま二杯。 三杯目を睨みつつ、不思議だなぁ~なんでかなぁ~??? 一杯、二杯、三杯。いっぱい、にはい、さんばい。 いっ「pa」い、に「ha」い、さん「ba」い。 1)判りましたか、どうしてこんな変な使い方をするのでしょう? 2)清音、濁音、半濁音の使い方には何か規則が有るのかな。 一杯pa、二杯ha、三杯ba   一匹pi、二匹hi、三匹bi   一分pu、二分hu、三分pu 一辺pe、二辺he、三辺pe(be) 一歩po、二歩ho、三歩bo    3)此処でも、規則が有りそうだが、同時に逸脱もある。 そこで、哲学のカテゴリーで、音韻学の質問をしても意味がありません。 哲学的な考察を 一歩目 発音しやすいから、この様な使い方をしているという理由は、全く理由にならない。 もし仮に子供の頃から、これと違う発音をしていれば、その発音がしやすくなる。 なぜこんな使い方をするのでしょうか? 二歩目 規則に逸脱が許されるとしたら、それははたして規則といえるのか。 そもそも、そこでは、規則と非規則が同居するというありえないことが起きてしまう。 つまり、例外を許すような法則はあるのだろうか? 三歩目 此処から先は、皆様の出番です。教えてください。

  • 英語の発音

    今年の四月で高校一年生になります。 英語の勉強で単語を覚えたいのですが、私の持っている辞書には発音が書いてありません。 (仮名で) 単語を覚えるには、発音が大事だと考えているので発音を知りたいのですが、どうしたらいいですか? また、単語の横にローマ字?で発音が書いてあるのですが、それを覚えた方がいいのでしょうか? その場合はどのようにして覚えたらいいのでしょうか?