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月が赤く見える時があるのはナゼ?
時々 赤く見える時がありますよね あれってナゼなんでしょうか?
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ある時期になると満月が赤く見えるときがある。この満月を 『ローズ・ムーン』と言ったり『ストロベリー・ムーン』と言ったりする。 満月は月が太陽の反対側にあるとき見えるものです。 6月は夏至なので太陽の南中高度が最高になります。 それに対して反対側にある月の南中高度は最低になります。 ですから、この時期に見える満月は南中高度が最低だと言うことです。 なぜ高度が低いと月が赤く見えるのかと言うと、 大気ってほとんど透明ですよね? アレが青く見える理由は、大気で太陽光が散乱・吸収され、 短い波長の青っぽい系統の色が より、 大気に散乱・吸収されされやすいからである。夕日って赤く見えますよね? これは、散乱・吸収する原因となる大気の層を長く通過してくる光なので、 より透過しやすい長波長側の赤っぽい色が私たちの目のところまで 透過して届いてくるからです。 大気の層が厚くなればなるほど赤くなるのは、散乱・吸収の割合が多くなるからです。 では、なぜ入射角度(南中高度)が低いと同じ大気を通過するのに、 厚い層を通過したことになるのか。 それは、タイヤと釘の関係ですね。 タイヤに釘を刺したとき、 垂直に刺せばタイヤの一番薄い部分を貫通することになります。 低い角度で(寝かして)刺したときは、 垂直に刺したときよりも長い距離タイヤの層を貫通しなければなりません。 タイヤのゴムの層を地球の大気の層と思っていただければ分かると思います。 これが月が赤く見える理由です。
お礼
すごく長い文章ご苦労様です! 詳しく見やすく書いて頂いてありがとうございます! >それは、タイヤと釘の関係ですね。 こういう風に何かに例えて説明してくれると本当にわかりやすいです