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ブレーカー遮断について
テーブルタップ等に使用可能な容量として「15A」と書いてあったとします。 すると、合計で15A以上の電流を消費する場合は機器は繋げられないのですか? 何故、そう思ったかというと我が家の契約は40Aなのですが ブレーカーって40Aを越えて条件を満たした場合、遮断するわけですよね? ということは40Aを越えた電流を消費していると考えて良いのかなぁと疑問に思いまして。 あと、ネットで本件を調べていたら「地絡」という用語を見つけました。 「定格以上の電流が流れた場合・・・」とあったのですが、 そもそも定格以上の電流が流れるとはどういう意味なのでしょうか? 落雷の時くらいしか想像できないのですが・・・(-_-;) 基本的なことかも知れませんが、 ご存知の方がいらっしゃいましたら教えてください。 どうぞよろしくお願いいたします。
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テーブルタップのACコードの定格は殆ど15Aです。 屋内のAC100Vの配線は、それより大きい20A とか30Aでブレーカーの契約電流定格より少し多目の規格に電線ケーブルで配線されています。 テーブルタップの配線に15A流すとビニール配線が触れると温かくなっていてビニール被覆も軟らかくなっている状態です。そのACコードをとぐろを巻くように巻いておいて使ったりするとその部分が加熱して危険な状態になります。 またテーブルタップのACコード部分をカーペットの下などに覆って引き回した状態で10A以上電流を流しても熱がこもってコードが加熱します。 ですから、15A定格のACコードも放熱ができている状態で最大12A程度位にとどめたいですね。15Aで長時間使用するとちょっと危険ですね。コードがとぐろをまいておいた状態やACコードの上に敷物を敷いて熱が篭る状態で15A近くまで使用するのは非常に危険です。ビニール被覆が熱で溶けてショート、発火する可能性も出てきます。 ACコードも空気に露出した状態で放熱状態も問題なければ、12A程度で連続しようも何とか許されるでしょう。ACコードのビニール被覆に触れて温かい状態になっているなら、その状態で長時間使うと危険ですね。 全体のブレーカーは電力契約のアンペア数で、他のショウ配線系統ごとのブレーカーには、どれだけの電流まで流せるか表示があるはずです。通常の電灯やコンセントの配線系統の配線は大体30A程度の定格のケーブルで屋内配線されていると思います。特に多く電流を消費するクーラーや大き目のオーブンレンジなどは単独で屋内配線するのが普通です。 40A契約をしているからといって、屋内電気回線が40A以上の電線で回線されているわけではありません。クーラーやオーブンレンジは単体で20A以上消費するためそれだけで20A以上電流を食いますので、40A 契約では家全体で残りのA(アンペア)までしか使えない事になります。例えば40A 契約(大本のブレーカーが40A)では、そこから定常的にたくさん電流を消費する家電分の残りが照明、コンセント(やぐらコタツ、電子レンジ、電気釜などアンペアを多く使用する家電の分を含む)で使う事になります。 総使用アンペア数が契約よりかなり多く使えば、ブレーカーは直ちに落ちます。契約アンペアすれすれで少しオーバーしているだけなら、ある程度連続して電流を消費し続けてからブレーカーが落ちます。契約電流すれすれで使っていればブレーカーは落ちませんね。 定格以上(40A契約)の電流が流れる状態は、やぐらコタツを各部屋で複数同時に強(高出力)で使い、電気釜、電子レンジ、クーラーなどを同時にスイッチを入れた場合、その合計が50A以上ともなる場合、そうなった瞬間ブレーカーが落ちます。 その他、漏電ショート時、コードの被覆が向けて2本のACコードの電線がショートした場合は瞬間にブレーカーが落ちます。 落雷や雷の誘導電圧で高電圧が家屋配線に侵入した場合、TVブラウン管やパソコンが破裂、短絡して壊れる時などブレーカーが落ちる事がまれにあります。そんな時は絶縁破壊が起こって家電製品等が壊れたりします。 ブレーカーが落ちる時は定格電流の約110%以上の電流がブレーカーを通って家の中に流れ込んだときです。
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>合計で15A以上の電流を消費する場合は機器は繋げられないのですか? そのとおりです。そもそも、そのテーブルタップを利用している壁のコンセントが、2口なら2口合計で15A以下という制限があります。それ以上使うと火災の危険があります。 「地絡」とは漏電のことです。 「定格以上の電流が流れた場合・・・」とは、コンセントで言えば前述のとおり合計15A以上使用した場合などがそれにあたります。 つまりひとつのコンセントに電子レンジやトースターや炊飯器をつないで同時に使用すると15A以上になる可能性があるので危険です。いわゆるタコ足配線ですね。 >我が家の契約は40Aなのですが 家中のすべてのコンセントや照明器具などが40Aまで同時に使えるということです。
お礼
ご回答頂き有難うございました。 > それ以上使うと火災の危険があります。 ここが知りたかったんでス。 何故、「15Aまで」と書かれているのにそれ以上使えるんだろうと。 ※お礼が大変遅くなり失礼いたしました
- northfox_hkd
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結論を先に書くと、15Aのコードには15A以上の電気は流すことができません。仮に流れたとしても、電線が発熱して過熱焼損します。 40Aのブレーカー以外に、20Aとか15Aくらいのブレーカーがありませんか?通常、40Aのような大きな容量は契約用ブレーカー等に使用しますので、テーブルタップに到達する前に、別なブレーカー(分岐開閉器)で電流制限が行われているはずです。分電盤(ブレーカーの集合部)をもう一度確認してみてください。 #余談ですが、テーブルタップ以前の壁コンセント差込口も15Aが一般的です。 地絡に関する話は、他の回答者さんが書かれているとおりです。 定格という言葉の意味が「通常消費電流の定格」と「事故電流(漏電量)の定格」があると考えてください。前者は15Aとか40Aありますが、後者の事故電流は30mA(0.03A)程度になります。使いすぎで切れるのと、感電事故等を防ぐために切れるのとで目的は異なりますが、定格を超えるとブレーカーが落ちる(切れる)という結果は同じです。
お礼
ご回答頂き有難うございました。 >「通常消費電流の定格」と「事故電流(漏電量)の定格」 この部分は非常に勉強になりました。 先の方に教えていただいた割合と言うのがコレに当たるんでしょうね。 30mAと聞いて「こんなもので!?」と少々驚きです。 ※お礼が大変遅くなり失礼いたしました
- oobasan
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>ということは40Aを越えた電流を消費していると考えて良いのかなぁと疑問に思いまして この部分の質問の意味がよくわからないのですが。ブレーカーが落ちてしまったのですか? 家庭用の大本のブレーカーは40Aとあっても40Aを超えたらただちにおちてしまうわけではありません。 少しくらいなら大目に見るか、というわけで様子見に入ります。 相当超えたな、というくらいになるとう~んと考えてからそろそろ落とすかという感じで落ちます。 ショートしたりして危険な場合は即落とします。 この辺のことはネットでお調べになると何%の時は何分で落ちるとか規格があります。 地絡というのはわかりやすく言うと漏電です。このときは漏電ブレーカーが落ちますが、漏電を許す量が決まっていましてこれがこの場合の定格です。 普通家庭用の漏電ブレーカーですと0.03Aが定格の物が多いです。ですからそれ以下の漏電だと落ちないよう作られています。 許容電流とか定格というのはいろいろと条件が付きますので質問者に意図と違う回答になっているかもしれませんが、その場合は再度条件等を明確に質問されるとよいでしょう。
お礼
ご回答頂き有難うございました。 ブレーカーが落ちが訳ではありませんが どうして「15Aまで」と書かれたテーブルタップに 合計15A以上を消費する機器が繋げることが出来るのかというのが疑問でした。 > 少しくらいなら大目に見るか、というわけで様子見に入ります。 ここが知りたかったわけです♪ 超過の割合に応じて規格まであるんですね!初めて知りました。 ※お礼が大変遅くなり失礼いたしました
お礼
大変丁寧なご回答頂き有難うございました。 > ブレーカーが落ちる時は定格電流の約110%以上の電流がブレーカーを通って家の中に流れ込んだときです。 私が知りたかったのはまさにこの部分です。 スッキリしました。有難うございました! ※お礼が大変遅くなり失礼いたしました