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「屋根の上のバイオリン弾き」の意味

  • 質問No.3646828
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このミュージカルは、最後のほうで、ユダヤ人の村人たちが村を追放されるシーンが出てきて、暗い気持ちになります。家財道具を載せた荷車の後を「バイオリン弾き」が、おどけてついて来ます。主人公が振り返って、少し笑顔になって、救われる気持ちになります。「屋根の上のバイオリン弾き」は、どんな逆境に合っても、希望を失うな、不安定な環境にあっても人生を楽しめ、というメッセージかなと思いましたが、それでいいのでしょうか。だれか教えてください。

質問者が選んだベストアンサー

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ベストアンサー率 37% (4288/11421)

それは見る人の解釈に委ねられているのだと思います。あなたがそう思うなら、あなたにとってのメッセージは、そうなのだと思います。それでいいのです。

ただ、表面上のメッセージとして、物語の冒頭で以下のようなセリフが登場しますよね。

「...in our little village of Anatevka, you might say every one of us is a fiddler on the roof trying to scratch out a pleasant, simple tune without breaking his neck. It isn't easy. You may ask 'Why do we stay up there if it's so dangerous?' Well, we stay because Anatevka is our home. And how do we keep our balance? That I can tell you in one word: tradition! (略)Without our traditions our lives would be as shaky as, as... as a fiddler on the roof!」

簡単に要約すると、「この村では誰もが屋根の上のバイオリン弾きのように、いかにすれば首の骨を折らずに、そつなく曲を奏でられるのかと四苦八苦している。なぜそこまでリスクを払うのか。それは、ここがふるさとだから。では、どうやって均衡を保っているか。その秘訣は、伝統、すなわちしきたり。しきたりがなければ、足元はガタガタ」です。

ユダヤ人は数千年も前から故国を持つのがなかなか許されない流浪の民でした。故国という根っこを持たず、常に物理的にもアイデンティティ的にも不安定な暮らしを余儀なくされている彼らが唯一頼りにしているのが「しきたり」です。ちなみに、ブロードウェイのあるニューヨークには、戦火や差別を逃れてきたユダヤ人が大勢暮らしています。しかし、あの革新的なニューヨークにいながら、非常に保守的でしきたりにうるさいのが「ユダヤ人の家庭」と相場が決まっています。

「ユダヤ人といえば、しきたりにこだわる」、そういうイメージが染み付いているブロードウェイの観客に見事にアピールしたお芝居が、『屋根の上のバイオリン弾き』なのだと思います。それでいて、逆境、希望、安定、といった普遍性をはらんでいるのが、世界的にヒットした秘訣なのでしょうね。
お礼コメント
noname#48343
分かりやすい説明ありがとうございました。少しは納得がいきました。
投稿日時:2008/01/03 19:31

その他の回答 (全1件)

  • 回答No.2

ベストアンサー率 27% (228/822)

 
 栄光への逃避 ~ 選ばれた民族が嫌われるわけ ~
 
 バイオリン弾き(フィドル奏者)は、一種の貧乏神だと思われます。
「まだ出て行かないのか。困った奴だな」というような存在でしょう。
── 《Fiddler on the Roof 19640922-19720702 NewYork》
 
 この作品は、老いた父と娘たちの離反が描かれ、やがて一家が土地を
追われるのですが、どうしてそうなるのか、よく理解できません。
 しかし、みんなが分ったふりをするので、うっかり語れないのです。
 
 ユダヤ民族は、紀元前に神殿や政府を失ってから、ヨーロッパ各地に
散在して、くりかえし迫害・追放されながら、滅びていないのです。
 その彼らが頼みにするのは、旧約聖書とユダヤ暦と割礼です。
 
 天地創造(BC-37611006)から6千年ちかく続いている伝統的習俗は、
彼らの誇りですが、異民族に嫌われる因習でもあるのです。
 イスラエル建国(19480515)のいきさつも、よく分りません。
 
 過去の質問で《ジャン・クリストフ》《栄光への脱出》と併せて言及
しています。(↓ANo.9)
http://oshiete1.goo.ne.jp/qa2006802.html
 
 つぎの質問に対して、別の観点から回答を寄せる予定です。
http://oshiete1.goo.ne.jp/qa3644934.html
 三つ巴の世界史 ~ 義務教育で現代史を教えないわけ ~
 
お礼コメント
noname#48343
ありがとうございました。歴史的な背景を理解していないと十分に理解できないのですね。は
投稿日時:2008/01/03 19:26
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