- ベストアンサー
動物同士のコミュニケーション
diceの回答
10年ほど前に、本で読んだことなので(しかも本のタイトルを忘れました)、今もその説が通用するかわかりませんが、私は以下のようにその本の内容を記憶しています。 コミュニケーションの手段は動物によって違います。犬であればしっぽや鳴き声などでコミュニケーションをとるし、イルカなどは超音波も用いるでしょう。しかし、手段はどうであれ、コミュニケーションのルールはその集団によって違ってきます。人間であれば、手段の一つに「言葉」があります。もちろん、声色・顔の表情・態度・スキンシップなど、あらゆる手段を複合して、コミュニケーションをとりますが、ここでは「言葉」に注目します。 「言葉」はあらゆる人種・民族でコミュニケーションの手段として用いていますが、民族によってルールは違ってきますね。「日本語」も「英語」も「言葉」ですが、ルールは違います。例えばりんごは日本語では「りんご」と発音する、英語では「apple」と発音すると言うような感じです。 それは、「日本語」は「日本人」という集団のルールをもとにコミュニケーション手段として、体系づけられてきたからです。同じ日本語でも、集団が違えばルールは違いますよね。ある集団では「ありがとう」でも、ある集団では「もっけだの」だったり・・・ これは、イルカにも言えます。日本海岸沖にいるAと言う集団のイルカは、その集団で通用するA超音波(Aのルールで形成された言葉・方言)で会話します。また米西海岸沖で生活するBと言う集団のイルカはB超音波で会話します。ある日、二つの集団が偶然であったとします。二つのグループの超音波は似て非なるものなので、通じません。 ところが、イルカの世界にもバイリンガルがいます。 人間は他集団と行き来する術を持って、他集団とコミュニケーションをとる必要が出てくることによって、他集団の(言葉の)ルールも知るところとなり、2つ以上の言葉を使いこなす人も出てきました。 イルカもAの領域のみで生活するA集団イルカとBの領域のみで生活するB集団イルカが存在する一方で、AとBの領域を行き来するイルカもいるのです(太平洋の端から端まで行き来するイルカがいるかは知りません<--シャレじゃないよ)。 つまり、イルカも生活体系によって言葉(超音波)も違うし、また、中には通訳のできる(実際に通訳しているかはわかりませんが)イルカもいるのです。 これが、犬のような陸上動物になると、バイリンガルな犬が存在するかは、分かりません。犬に特化して言えば、人間とともに生活することによって、犬も国際的になっているかもしれないし、あるいは、人間の言葉(態度)しか理解できなくなっているかもしれません。(ペットの)犬は、人間の家族という集団のなかで生活しているからです。 一方でコミュニケーションの手段は「言葉(超音波・鳴き声)」のみではないのです。人間も英語は話せなくても、身振り手振りや表情でなんとなく通じます。それは、気持ちだけではなく、何がほしいのか、どんなことで困っているのかなど、結構、理解できたりします。人間と犬でも言葉は通じなくても、表情などで互いに気持ちを通じ合わせていますよね。 集団で狩りをする動物…たとえばライオンは、「ライオン語」を使っているかはわかりません。しかし、ライオンは狩をする時、音を出しているでしょうか?私は、実際に狩の現場に立ち会ったことはないので、TVで見た情報と想像になってしまいますが、獲物に気付かれないために、極力音は出さないはずです。つまり、人間の「言葉」とは違う種類のコミュニケーション手段がライオンの狩りの場に存在すると思われます。どの獲物をどのようなタイミングで、どのライオンがどの方向から、獲物が思わぬ行動に出たら、どのように対処するか・・・・「以心伝心」というやつですかね。 人間も動物も、異なる生活体系の集団同士では、コミュニケーション手段を限定すれば、意思疎通ができません。 一方、手段を限定しなければ、意思疎通の必要がある限り、人間も他の動物もあらゆる手段を使って、情報を得ようとする・・・つまり、コミュニケーションがとれると思います。 長々となってすみませんでした。こんな感じでいかがでしょう?
関連するQ&A
- 人間にとって食べられる動物とそうでない動物
人間が食べる肉をイメージすると、 なんとなく草食動物になりますよね。 馬や牛は食べるけど、猫は食べない。 犬は何とか食べられる(だろう)けど、ライオンはたぶん無理。 鳥で考えても、草食(完全ではないけど)の鶏は食べる。 魚を食べる海鳥は食べられるのかな? クジラは肉食だけど食べますね。イルカはどうでしょう。 おおまかに草食動物を食べるイメージがありますが、 何か区別があるのでしょうか。 それとも人間にとって食べられる(おいしい)肉というのは 特に基準はないのでしょうか。 くだらない質問ですが、お付き合いいただける方が見つかると嬉しいです。
- ベストアンサー
- 生物学
- 動物の呼び方なんですが
動物の呼び方なんですが 犬のことを「わんわん」とか「わんちゃん」、そして「わん公」なんて呼び方もあるかと思います。 猫は「にゃんこ」とは言っても「にゃんちゃん」というのはあまり普通ではないかと思います。 そして馬は「お馬さん」かと思います。 動物の種類のより「ちゃん」だったり「さん」だったりするのはどうしてですかね? 馬は偉いのでしょうか?
- ベストアンサー
- 日本語・現代文・国語
- 動物は人を見る目がある?
先日、久々に乗馬をしまして、インストラクターさんとの会話で「馬は人を見るの?」と聞くと「観ますよ。判断します」って言ってました。 他の動物はどうなんですかね?犬、猫は普通に飼ってるだろうし、心療内科医の私の主治医は「ないよ」だそうです。でも、「動物セラピーは良い」と言ってたけど、それは違う問題ですよね? イルカは誰にでも愛想がいいですからね。 哺乳類限定で良いです。まあ、鳥類、爬虫類もオーケーですけど。 人間も生き物ですから、相性やフィーリングとかあっても良いような気はしますけど、どうなんでしょうか?
- ベストアンサー
- その他(ペット)
- 怖い動物、怖くない動物
私は動物に対してあまり恐怖を感じないのですがどうも私のまわりの人達は何故か鳩、犬、猫、牛、馬、鹿、豚、等々の生活上高確率で見かける動物が怖いと言います。友達に至っては柴犬の子犬でさえ怖いらしいです。皆さんはなにか恐怖を感じる動物はいますか?また全然平気という方もいると思います。理由もありましたら理由も一緒に回答をよろしくお願いします。 私は鳩が凄い好きです、理由はぽこぽこした鼻が凄く可愛いからです。街中で見かけると思わず立ち止まって見入ってしまいます。
- ベストアンサー
- アンケート
- 世界中の動物の鳴き方
カテゴリは「外国語」でいいのかなぁ? (^^;) 日本の鶏は「コケコッコー」と鳴きますが、 イギリスの鶏は「クックドゥードルドゥー」と鳴くそうですね。 以下、日本の猫=ニャー アメリカ=ミャー 日本の犬=ワンワン アメリカ=ヴァウワウ 日本の牛=モー アメリカの牛=ンムー などなど、微妙に違っていると聞いたことがあります。 このように、 日本とは違った鳴き方をする世界の動物の鳴き方をご存知の方は教えて下さい。
- ベストアンサー
- その他(語学)
- すずめに地域別のコミュニケーション言語(鳴き声)の違いってあるんでしょ
すずめに地域別のコミュニケーション言語(鳴き声)の違いってあるんでしょか? 例えば、日本のすずめと米国のすずめ同士は会話が通じるのでしょうか。同じ地域内のすずめ間では、かなり頻繁にコミュニケーションが取られているように思うのですが。野鳥や犬、猫など(人間以外の)生き物について、地域が異なる場合、果たしてコミュニケーションが取れるのか、ずっと関心を持っています。そもそも、地域(大陸、地方など)ごとに異なった鳴き方などがあるのか、とても知りたいです。何となくですが、ヨーロッパのすずめは日本のすずめと容姿も鳴き方も異なっているように感じるのですが。。。 残念ながら学者でないので、調べたり仮説を立てたりが出来ないのですが。 また、こういった研究をされている方が世界のどこかにはいらっしゃるのだと思いますが、探し当てることも出来てません。 どなたかご存知な範囲で教えて頂けますと嬉しいです。
- ベストアンサー
- 生物学
補足
「言葉又は音」というとこに重点を置きたかったんです。質問がちゃんとしてなのがばれてしまったようですね。 音に限ればやはり動物にも住んでいる場所で違いはあるようですね。イルカに限ってのことですが、住む場所によって言葉のルールが違う。ということが分かって納得です。